撮影時間はどのくらい?バリウム検査当日の流れとゲップを我慢するコツ

撮影時間はどのくらい?バリウム検査当日の流れとゲップを我慢するコツ

バリウム検査を受ける際、多くの人が「どれくらい時間がかかるのか」「ゲップを我慢できるか」という不安を感じます。胃がんの早期発見に役立つこの検査は、撮影自体は驚くほど短時間で終わります。

しかし、正確な診断のためには胃をパンパンに膨らませる必要があり、ここでの我慢が検査の精度を決めると言っても過言ではありません。

本記事では、受付から終了までの詳細な流れや事前準備、そして最も苦しいゲップを確実に回避する身体操作テクニックを解説します。これから検査に臨むあなたが、余裕を持ってスムーズに終えるための手引きとなるでしょう。

バリウム検査の全体的な所要時間と受付から終了までの流れ

検査にかかる拘束時間を心配する方は多いですが、バリウム検査自体は非常にスピーディーに進みます。病院や検診センターの混雑具合にもよりますが、検査室に入ってから出るまでの実質的な撮影時間は10分から15分ほどです。

受付や着替えを含めたトータルの滞在時間は、スムーズにいけば30分から40分程度を見ておけば十分でしょう。全体像を事前に把握しておくことで、当日の予定も立てやすくなりますし、気持ちにも余裕が生まれます。

受付から問診までの待ち時間

医療機関に到着し受付を済ませると、まずは問診が行われます。ここでは当日の体調や便通の状況、過去の手術歴などを確認します。便秘傾向にあるかどうかの申告は、検査後の下剤の量を決めるために重要なので正確に伝えてください。

待ち時間は施設の規模によりますが、予約制であれば5分から10分程度で案内されることが多いです。この待ち時間を利用して、検査に対する不安や疑問があれば、近くの看護師や技師に相談しておくと良いでしょう。

当日の標準的なタイムスケジュール

進行フェーズ所要時間の目安主な内容
受付・問診5分〜15分体調確認、血圧測定など
着替え・待機5分〜10分検査着への更衣
検査本番10分〜15分発泡剤・バリウムの服用、撮影
着替え・会計10分〜15分下剤の受け取りと服用
合計約30分〜55分混雑状況により変動あり

更衣室での準備と検査着への着替え

問診が終わると更衣室へ案内されます。バリウム検査では、金属類やボタンがついた服はX線画像に写り込んでしまうため、専用の検査着へ着替える必要があります。女性の場合はブラジャーなどの下着も外さなければなりません。

ネックレスや湿布、磁気治療器なども忘れずに外してください。スムーズに着替えを済ませるため、当日は着脱しやすい服装で来院することをお勧めします。準備が整い次第、検査室前の待合スペースへ移動して待機します。

検査室での撮影本番にかかる時間

いよいよ検査室に入室し、本番が始まります。発泡剤(炭酸)を飲み、続いて白いバリウムを一気に飲み干します。その後は撮影台に乗り、技師の指示に従って身体を回転させたり、うつ伏せになったりといった動作を行います。

この一連の動作は、胃の壁全体にバリウムをまんべんなく行き渡らせるために不可欠です。撮影枚数は通常8枚から10枚程度ですが、胃の形状によっては追加撮影もあります。順調に進めば、このプロセスは10分強で終了します。

会計と下剤の服用までの時間

撮影が終了したら再び着替えを行い、会計へと進みます。この際、バリウムを体外へ速やかに排出するための下剤が渡されます。多くの施設では、コップ一杯の水と共にその場ですぐに服用するよう促されます。

会計待ちの時間は日によって異なりますが、検診センターなどではシステム化されており比較的短時間で済みます。下剤を飲んでから便意をもよおすまでの時間は個人差がありますが、早い人で2〜3時間後、通常は5〜6時間後が目安です。

検査当日の食事制限と水分摂取に関する重要事項

正確な診断結果を得るためには、胃の中を完全に空っぽの状態にしておく必要があります。胃の中に食べ物が残っていると、それが影として画像に写り込み、がんやポリープとの判別が困難になってしまうからです。

胃液の分泌を抑えることも重要であり、水分摂取にも細かい制限が設けられます。これらのルールをしっかりと守ることは、検査の精度を高めるだけでなく、再検査のリスクを減らすためにも非常に大切です。

前日の夕食から当日の朝食抜きまでのルール

検査前日の夕食は、消化の良いものを心がけ、夜9時(施設によっては8時)までに済ませましょう。脂っこい食事や肉類、食物繊維の多い野菜は消化に時間がかかるため避けるのが賢明です。素うどんやお粥などが理想的なメニューと言えます。

アルコールも胃の粘膜を充血させる可能性があるため、前日は控えることを強く推奨します。そして当日の朝は絶食となります。朝食を抜くことはもちろん、ガムや飴、タバコも胃液の分泌を促してしまうため口にしてはいけません。

摂取に関する可否とタイミング一覧

項目前日21時以降当日朝〜検査2時間前
食事× 禁止× 禁止(ガム・飴も不可)
水・お茶○ 可能○ コップ1杯程度まで
アルコール× 禁止× 禁止
常備薬○ 通常通り△ 種類により要相談

水分摂取が許可される時間帯と量の目安

脱水症状を防ぐため、水分摂取は完全に禁止されているわけではありませんが、厳格な制限があります。一般的には、検査当日の朝7時(または検査の2時間前)までであれば、コップ一杯(約200ml)程度の水やお茶は飲んでも良いとされています。

ただし、牛乳やジュース、コーヒーなどの不透明な飲料や糖分を含むものは避けてください。これらは胃の壁に膜を作ったり、胃の動きを活発にしたりする原因になります。指定時間を過ぎたら、うがい程度にとどめ飲み込まないよう注意しましょう。

常備薬の服用判断とタイミング

高血圧や心臓病などの薬を日常的に服用している方は、事前に医師への相談が必要です。通常、これらの薬は検査当日の朝、少量の水で服用することが許可されます。自己判断で中止すると体調悪化のリスクがあるため注意しましょう。

一方で、糖尿病の薬(インスリン注射や経口血糖降下薬)は、絶食状態で使用すると低血糖を引き起こす危険性が高まります。そのため、当日の朝は服用を中止するケースがほとんどです。必ず主治医の指示に従ってください。

検査室に入ってからの具体的な撮影手順と体位変換

検査室に入ると、技師との連携プレーが始まります。バリウム検査は受診者が受け身でいるだけでは成立しません。指示に合わせて機敏に動くことで、バリウムを胃壁全体に薄く均一に塗布することが可能になります。

ここでは、実際にどのような動きを求められるのか、具体的なシミュレーションを行います。どのような体勢をとるのかをイメージし、心の準備をしておくことで、当日の緊張を和らげることができるでしょう。

発泡剤とバリウムを飲むタイミング

最初に渡されるのが発泡剤です。これを少量の水で一気に飲み込みます。口の中で弾ける感覚がありますが、ここでゲップを出してしまうと検査ができなくなるため、口を閉じてぐっと堪える必要があります。

直後に、ドロリとした白い液体であるバリウムを渡されます。昔に比べて飲みやすくなったとはいえ、独特の重みがあります。技師の合図に合わせて、コップ一杯分を数回に分けて、あるいは一気に飲み干してください。

撮影台の上での回転動作と指示の聞き方

バリウムを飲んだ後、撮影台の上に立ちます。台は上下に傾いたり、水平になったりと動きます。まず求められるのは、身体をぐるりと回転させる動作です。これは「ローリング」と呼ばれ、胃の中のバリウムを広げるための工程です。

右回り、左回りと指示が飛びます。「右を向いて」「うつ伏せになって」「少し左を上げて」など、マイク越しの指示に集中してください。台の手すりをしっかりと握り、転落しないよう注意しながら動くことが大切です。

検査中に頻出する主な動作指示

  • 右(左)へ3回まわってください:バリウムを胃全体にコーティングさせるための基本動作
  • うつ伏せになり、右側を少し上げてください:胃の出口付近や特定の壁面を観察する姿勢
  • 息を大きく吸って、止めてください:横隔膜を下げて胃を広げ、鮮明な画像を撮る瞬間

胃の壁にバリウムを付着させるための動き

単に回るだけでなく、特定の角度で静止したり、息を止めたりすることも求められます。例えば「仰向けで右側を少し上げて、息を止めて」といった指示です。これは、胃の特定の部位に溜まったバリウムを流すための技術です。

バリウムは重力に従って移動するため、受診者が自ら動いてバリウムをコントロールする必要があります。アクロバティックに感じるかもしれませんが、一つ一つの動きには正確な画像を撮るための医学的な意味があるのです。

なぜゲップを我慢する必要があるのかという医学的理由

「ゲップを我慢してください」というのは、単なる形式的なお願いではありません。バリウム検査の成否を握る最も重要な要素です。発泡剤によって胃の中にガスを充満させ、風船のようにパンパンに膨らませることで初めて観察が可能になります。

なぜそれほどまでに胃を膨らませる必要があるのか、その医学的な背景を理解することで、苦しい場面でも我慢するモチベーションを高めましょう。理由を知っていれば、つらい時間も乗り越えやすくなるはずです。

胃を膨らませてヒダを伸ばす重要性

通常、空腹時の胃はしぼんでおり、内側の粘膜は無数のシワ(ヒダ)で覆われています。この状態のままバリウムを流し込んでも、シワの間にバリウムが入り込むだけで、奥に隠れた小さな病変を見つけることは不可能です。

発泡剤で胃を限界まで膨らませることで、これらのシワをピンと伸ばし、粘膜の表面を平滑にします。そうすることで、わずかな隆起や陥没といった異常所見を、影絵のようにくっきりと浮かび上がらせることができるのです。

ゲップが出た場合に起こる再検査のリスク

もし検査の途中でゲップをしてしまうと、せっかく膨らんだ胃がしぼんでしまいます。こうなると、再びシワが寄ってしまい、正確な診断ができなくなります。結果として、検査を中断し、追加の発泡剤を飲む必要が出てきます。

これは受診者にとって大きな負担です。お腹が張って苦しい状態で、さらに炭酸を飲むのは辛いものですし、バリウムの量も増えることで後の排泄が大変になります。一度で検査を完了させるためにも、最初の我慢が肝心です。

早期胃がん発見のための鮮明な画像条件

進行した胃がんであれば発見しやすいですが、早期胃がんは粘膜のわずかな変化として現れます。この微細な変化を捉えるには、「二重造影法」という手法が用いられます。胃の中に空気とバリウムの両方を存在させる方法です。

空気が抜けてしまうと、この二重造影のバランスが崩れ、画像が白くぼやけてしまいます。鮮明で診断価値の高い写真を撮るためには、胃内に十分な空気が保持されていることが絶対条件なのです。

検査中にゲップが出そうになった時の効果的な対処法

理屈は理解していても、生理現象であるゲップを我慢するのは容易ではありません。発泡剤を飲んだ直後や、体を動かした拍子にどうしても空気が漏れそうになる瞬間があります。そんな時に役立つ具体的なテクニックを紹介します。

これらを知っているだけで、突発的なゲップの衝動をうまくコントロールし、乗り切ることができます。いざという時のためのお守りとして、頭に入れておいてください。

顎を引いて唾を飲み込む動作のコツ

最も即効性があり効果的な方法は「顎を引く」ことです。顎を胸に近づけるようにしっかりと引くことで、気道と食道の入り口が物理的に狭まり、空気が逆流しにくくなります。この姿勢を基本として維持しましょう。

さらに、ゲップが出そうになった瞬間に、唾をゴクリと飲み込む動作を行ってください。唾を飲み込む嚥下運動は、食道の蠕動運動を下向きに働かせます。これにより、上がってこようとする空気を押し戻すことができるのです。

ゲップ回避テクニックの有効性と難易度

テクニック具体的な方法期待できる効果
顎引き嚥下法顎を胸につけ、唾を飲む物理的に空気の逆流を阻止する
浅い鼻呼吸口を閉じ、鼻で小刻みに息をする胃への刺激を減らし腹圧を安定させる
意識の転換指示や手足に集中する反射的な嘔吐感を軽減する

呼吸法を意識して横隔膜をコントロールする

呼吸の仕方も重要です。深く大きな呼吸をすると、横隔膜が大きく動き、胃を刺激してしまいます。また、口で呼吸をすると余計な空気を飲み込んでしまったり、逆に口が開くことでゲップが出やすくなったりします。

検査中は「鼻で短く浅い呼吸」を繰り返すことを意識してください。いわゆる「犬のような呼吸」に近いイメージです。浅い呼吸を続けることで、食道の括約筋への刺激を最小限に抑え、胃の内圧の変化を緩やかに保てます。

喉の奥に力を入れずにリラックスする意識

「我慢しなきゃ」と力めば力むほど、喉や肩に力が入り、逆効果になることがあります。特に喉の奥に力が入ると、嘔吐反射を誘発しやすくなります。パラドキシカルですが、力を抜くことが大切です。

意識を喉ではなく、お腹の底や足の指先など、身体の遠い部分に向けるのも一つの手です。技師の指示に集中することで、ゲップへの意識を逸らすことも有効なメンタルテクニックと言えるでしょう。

検査後の体調管理とバリウムの排泄を促す方法

検査が終わっても、バリウムが体内に残っているうちは油断できません。バリウムは時間とともに腸内で固まる性質があり、長く留まると頑固な便秘や、最悪の場合は腸閉塞を引き起こす可能性があります。

検査終了直後から、バリウムをスムーズに排出するためのケアを開始することが大切です。ここでは、帰宅後の過ごし方や注意点について解説します。適切なアフターケアまでが検査の一部と考えましょう。

下剤の服用方法と追加服用の判断基準

検査終了後に渡される下剤は、指示通りに必ず服用してください。普段から快便の方でも、バリウムの固まる力は侮れません。もし、最初の下剤を飲んでから時間が経っても排便がない場合は、追加の下剤を検討します。

多くの医療機関では予備の下剤も渡してくれます。5〜6時間経過しても便意を感じない場合は、自己判断で我慢せず、早めに追加服用することで、腸内でバリウムが石のように固まってしまう事態を防ぐことができます。

水分を多めに摂取して便秘を防ぐ工夫

下剤の効果を最大限に発揮させるためには、十分な水分が必要です。バリウムは体内の水分を吸収して硬くなるため、それを上回る水分を補給し、便を柔らかく保つ必要があります。普段以上に意識して水分を摂りましょう。

目安としては、普段よりも1リットル多く飲むくらいの気持ちでちょうど良いでしょう。カフェインを含むコーヒーや紅茶は利尿作用があり、体内の水分を出してしまう可能性があるため、水かノンカフェインの飲料が理想です。

帰宅後のチェックリスト

  • すぐに下剤を飲む:もらった下剤は後回しにせず、指示されたタイミングで飲みきる
  • 水筒を持ち歩く:こまめに水分補給を行い、常に腸内を潤す意識を持つことが大切
  • 便の色を確認する:完全に茶色の便に戻るまでがバリウム検査の一環

排便後の便の色チェックと医療機関への相談目安

排便があった際は、必ず便の色を確認してください。最初は真っ白なバリウム便が出ます。その後、徐々に通常の便の色に戻っていきます。翌日になっても全く排便がない場合は注意が必要です。

腹痛が激しくなる場合や、嘔吐などの症状が見られる場合は、直ちに医療機関に相談してください。また、数日経っても便の色が白っぽいまま戻らない場合も、バリウムが残留している可能性があるため受診が必要です。

バリウム検査と胃カメラ検査の違いと選び方の基準

胃がん検診を受ける際、バリウム検査にするか、胃カメラにするかで迷う方は少なくありません。それぞれにメリットとデメリットがあり、目的や体質によって向き不向きがあります。

どちらが優れているか一概には言えませんが、それぞれの特徴を比較検討し、自分にとって納得のいく検査方法を選択することが重要です。自身に合った方法を選ぶことで、継続的な検診受診につながります。

検査精度と発見できる病変の違い

胃カメラは、粘膜の色調変化やわずかな凹凸を直接観察できるため、早期がんの発見能力において非常に優れています。また、疑わしい組織をその場で採取し、確定診断につなげることができるのも大きな利点です。

一方、バリウム検査は胃全体の形状や位置関係を把握するのに長けています。特にスキルス胃がんのように、粘膜の表面には現れにくいが胃壁全体が硬くなるタイプの病変の発見には、バリウム検査が有効な場合があります。

バリウム検査と胃カメラの比較表

比較項目バリウム検査胃カメラ
主な目的全体形状の把握粘膜の直接観察
苦痛の種類ゲップ我慢、便秘喉の反射、異物感
コスト比較的安価やや高額

身体的負担と不快感の比較

バリウム検査の苦痛は、主に発泡剤による腹部の張り、ゲップの我慢、体位変換の運動量にあります。体力に自信がない方や、腰痛持ちの方にとっては、台の上での動きが辛く感じられることもあるかもしれません。

対して胃カメラは、喉を通る際の嘔吐反射や、鼻からの挿入時の痛みが主な苦痛です。ただし、近年は鎮静剤を使用して眠っている間に検査を終える方法も普及しており、胃カメラの苦痛は軽減されつつあります。

費用面と検査の受けやすさの比較

自治体や会社の健康診断では、バリウム検査が標準項目として組み込まれていることが多く、安価または無料で受けられるケースがほとんどです。検診車による巡回検診も行われており、アクセスの良さも魅力と言えます。

一方、胃カメラはオプション扱いとなることが多く、費用が高くなる傾向にあります。また、予約が取りにくい、実施できる施設が限られるといった側面もあります。コストと手軽さを優先するか、精度を優先するかで選びましょう。

よくある質問

検査中に気分が悪くなったらどうすればいいですか?

無理をせず、すぐに手を挙げるかマイクに向かって技師に伝えてください。検査を一時中断し、休憩をとるなどの対応をします。

我慢して続けると、めまいや転倒の危険があるため、早めの申告が大切です。

バリウムがどうしても飲めない場合はどうなりますか?

どうしても飲み込めない、あるいは嘔吐してしまう場合は、検査不能として中止になることがあります。

その場合、後日改めて胃カメラ検査を受けるよう勧められることが一般的です。無理に飲むと誤嚥のリスクがあるため、医師や技師が判断します。

生理中でも検査を受けることはできますか?

基本的には問題なく受けられます。ただし、生理痛がひどい場合や体調が優れない場合は、無理をせず日程を変更することをお勧めします。

また、検査着への着替えがあるため、気になる方は夜用ナプキンなどを使用しておくと安心です。

授乳中ですがバリウム検査を受けても平気ですか?

バリウム自体は吸収されずに排泄されるため、母乳への影響はほとんどないとされています。

しかし、検査後の下剤については、成分が母乳に移行する可能性があるものもあります。問診時に必ず授乳中であることを伝えてください。回答をコピー

前日にうっかりアルコールを飲んでしまったらどうなりますか?

少量であれば検査可能な場合もありますが、アルコールによる胃粘膜の充血が炎症のように写ってしまい、要精密検査(偽陽性)となるリスクが高まります。

また、脱水傾向になりバリウムが固まりやすくなる危険もあります。受付時に正直に申告し、実施可能かどうかの判断を仰いでください。

Reference

WAKAI, Shizuko; TANABE, Naohito; SUZUKI, Hiroshi. The impact of high-density barium use in double contrast radiographic methods for gastric cancer screening in Niigata, Japan. The Tohoku Journal of Experimental Medicine, 2005, 205.4: 343-349.

YAMAMICHI, Nobutake, et al. Comparative analysis of upper gastrointestinal endoscopy, double-contrast upper gastrointestinal barium X-ray radiography, and the titer of serum anti-Helicobacter pylori IgG focusing on the diagnosis of atrophic gastritis. Gastric cancer, 2016, 19.2: 670-675.

TOGO, Ren, et al. Detection of gastritis by a deep convolutional neural network from double-contrast upper gastrointestinal barium X-ray radiography. Journal of gastroenterology, 2019, 54.4: 321-329.

MURAO, Takahisa, et al. Evaluation of Helicobacter pylori-associated Gastritis Based on Gastrointestinal Barium X-ray Radiography Through the Comprehensive Health Checkup System: A Prospective, Observational Study. Ningen Dock International, 2022, 9.1: 54-59.

YATAKE, H., et al. Radiographers as film reader in gastric cancer screening: A comparative study using the results of a film-reading workshop. In: World Congress on Medical Physics and Biomedical Engineering May 26-31, 2012, Beijing, China. Berlin, Heidelberg: Springer Berlin Heidelberg, 2013. p. 1128-1131.

TAKEUCHI, Chihiro, et al. Gastric polyps diagnosed by double-contrast upper gastrointestinal barium X-ray radiography mostly arise from the Helicobacter pylori-negative stomach with low risk of gastric cancer in Japan. Gastric Cancer, 2017, 20.2: 314-321.

ZHAO, G. N., et al. Comparison of clinical value and diagnostic rate between barium meal radiography and spectral CT scan in the diagnosis and treatment of gastric cancer and benign gastric tumor. International Journal of Radiation Research, 2023, 21.4: 639-645.

NAKAJIMA, Shigemi. Gastric cancer screening in Japan. In: Gastric Cancer: With Special Focus on Studies from Japan. Singapore: Springer Singapore, 2018. p. 99-117.

VYATCHANIN, O. V.; STASHUK, G. A. Radiological Diagnosis of Gastric Cancer. In: Radiologic Diagnosis of Gastric Cancer: A new Outlook. Berlin, Heidelberg: Springer Berlin Heidelberg, 2006. p. 47-95.

YAMAMICHI, Nobutake, et al. Clinicopathological features and prognosis of developed gastric cancer based on the diagnosis of mucosal atrophy and enlarged folds of stomach by double-contrast upper gastrointestinal barium X-ray radiography. Clinical Journal of Gastroenterology, 2021, 14.4: 947-954.

この記事を書いた人 Wrote this article

前田 祐助

前田 祐助 医学博士 / 医師

慶應義塾大学医学部大学院にて、がんの発生メカニズム(発癌機構)や、慢性炎症と腫瘍の関係性に関する基礎研究に従事し、医学博士号を取得。 特に、胃がんにおける炎症微小環境の解析や、細胞シグナル伝達(COX-2/PGE2経路など)による腫瘍形成の研究において実績を持つ。 現在は、大学病院や研究機関で培った「根拠(エビデンス)に基づく医療」の視点を活かし、疾患の早期発見や予防医療の啓発活動を行っている。 【保有資格・所属】 医学博士(慶應義塾大学)/ 医師免許 / 日本内科学会 / 日本医師会認定産業医