マンモグラフィ検査当日の服装と注意点!制汗剤やラメが画像に与える影響を解説

マンモグラフィ検査当日の服装と注意点!制汗剤やラメが画像に与える影響を解説

乳がんの早期発見を叶えるためのマンモグラフィ検査ですが、当日の何気ない準備が診断結果に大きな影響を与えることをご存知でしょうか。

この記事では、検査をスムーズに受診するための服装選びから、画像の精度を下げてしまう制汗剤やラメ入り化粧品の具体的なリスクまで詳しく紹介します。

正しい知識を持って検査に臨むことで、不必要な再検査を避け、あなたの大切な健康を守る確かな一歩を踏み出すことができます。

マンモグラフィ検査の当日にふさわしい服装の選び方を詳しく解説します

マンモグラフィ検査を効率よく、そしてリラックスして受けるためには、上半身の着替えがしやすい服装を選ぶことが重要です。検査の精度を高めるためにも、物理的なストレスを最小限に抑える準備を整えましょう。

上下が分かれた服なら上半身だけ脱げるので下半身の露出を抑えられます

検査当日は、セパレートタイプと呼ばれる上下が分かれた服装を強くおすすめします。ワンピースを着てしまうと、上半身を撮影するために全身の服を脱がなければならないからです。

下半身にスカートやパンツを履いたまま、上半身だけを検査着に着替えることができれば、待ち時間や移動の際にも肌寒さを感じにくくなります。精神的な安心感にも繋がります。

医療施設によっては、専用のケープやガウンが用意されていることもありますが、ご自身で脱ぎ着しやすいスタイルで行くことが、スムーズな検査への第一歩となります。

前開きのシャツを選ぶと着替えの手間が省けて時間の短縮になります

ボタンやファスナーで前が開くタイプのトップスは、マンモグラフィ検査において理想的な選択です。被るタイプのTシャツやニットは、脱ぐ際に髪型が崩れたり、顔にメイクがつく心配があります。

前開きであれば、そうした煩わしさを感じることなく、素早く着替えを済ませることができます。検査前の緊張を和らげるためにも、手間のかからない服装を選んでください。

こうした配慮によって、検査室への案内もスムーズになり、スタッフとのやり取りも円滑に進みます。無駄な時間を減らすことで、心の余裕を持って検査を受けられるはずです。

足元の冷えを防ぐために脱ぎ履きしやすい靴を選んでください

検査室の入り口で靴を脱ぐ必要がある施設も多いため、足元の準備も大切です。ロングブーツや複雑な紐靴は、脱ぎ履きに時間がかかり、周囲を待たせてしまうという焦りを生む原因になります。

スリッポンやパンプス、あるいは簡単に脱げるスニーカーなどが適しています。待ち時間に足元が冷えないよう、靴下を履いていくなどの冷え対策も忘れないようにしてください。

足元を軽やかに整えておくことで、移動時の負担が軽減されます。検査室までの廊下や更衣室での動作がスムーズになり、全体の流れがより快適なものに変わります。

受診当日に適した衣類の組み合わせ

衣類の種類おすすめ度理由とメリット
ブラウス・シャツ前開きで髪型を崩さず着替えられる
カーディガン温度調節がしやすく脱ぎ着が楽
ワンピース×全身を脱ぐ必要があり露出が増える

上半身の着脱がスムーズにできる服が検査の負担を軽くします

マンモグラフィ検査では乳房をしっかりと圧迫して撮影するため、衣類の素材や下着の構造が画像に干渉しないように配慮が必要です。特に、肌に直接触れるインナーの選択は慎重に行ってください。

ブラジャーの金属パーツが画像に写り込むのを防ぐ工夫が必要です

撮影の際は基本的にブラジャーを外しますが、更衣室からの移動を考慮して、ワイヤーのないソフトブラを着用する方も増えています。しかし、たとえノンワイヤーでも金属のホックには注意が必要です。

ホックやアジャスターなどの金属部品が、万が一撮影範囲に入り込んでしまうと、画像に不自然な影を落としてしまいます。この影響で、診断に必要な大切な情報が隠れてしまう恐れがあるのです。

こうしたトラブルを避けるためにも、撮影時には完全にブラジャーを外すことを念頭に置いてください。外しやすい構造の下着を選ぶことが、結果として検査の精度を守ることに繋がります。

冬場の厚着や重ね着は着脱の回数を増やすので注意してください

寒い季節はどうしてもインナーを重ねてしまいがちですが、検査当日はなるべくシンプルな構成に留めるのが賢明です。何枚も脱いだり着たりする動作は、想像以上に時間がかかります。

保温性の高い厚手のコートでしっかりと防寒し、室内では前開きのシャツ一枚で過ごせるようなスタイルが望ましいです。更衣室のロッカーはスペースが限られていることも多いため、荷物を減らす工夫も大切です。

脱いだ衣服をきれいに畳んで収納しやすい素材を選ぶことで、検査後の身支度も楽になります。自分自身のペースで落ち着いて着替えられるよう、事前の準備を工夫しましょう。

検査着に着替える際の持ち物を最小限にまとめておくと安心です

医療施設では、貴重品やカバンをロッカーに預けるケースがほとんどです。大きなカバンや、小物がバラバラになりやすい状態では、紛失のリスクや取り出しにくさがストレスになります。

受診票や保険証、予約票などは、あらかじめひとまとめにしておくと、受付から検査までの流れが非常にスムーズになります。最小限の持ち物で行動することが、スムーズな受診の鍵となります。

このように環境を整えることで、検査技師の指示に集中できるようになり、安全な検査実施に貢献できます。持ち物の管理をシンプルにすることが、当日の不安を取り除く助けになります。

インナー選びのチェックポイント

  • 金属のホックや飾りがついていないか確認する
  • 着脱の際に頭を通す必要がないかチェックする
  • 撮影台の高さに合わせて動きやすい素材を選ぶ
  • 検査後に素早く身支度を整えられるか考える

制汗剤やパウダーがマンモグラフィ画像に及ぼすリスクを理解してください

良かれと思って使用している制汗剤やボディパウダーが、実は検査の最大の障壁になることがあります。これらの製品に含まれる成分が、画像上で重大な誤解を招く原因になるためです。

スプレー剤に含まれるアルミニウムが石灰化のように写ってしまいます

多くの制汗スプレーには、汗を抑えるために微細な金属粉末が含まれています。これがマンモグラフィの画像に写り込むと、乳がんの初期症状である「微細石灰化」と酷似した白い点として現れます。

医師が画像を見た際、それが実際の病変なのか、肌に残った制汗剤の成分なのかを判別するのは極めて困難です。その結果、本来不要であるはずの再検査や精密検査を招くことになります。

正しい診断結果を得るためには、検査当日の朝から制汗剤の使用を一切控えることが最も大切です。清潔な状態の肌で検査を受けることが、画像診断の信頼性を高める唯一の方法です。

ロールオンやクリームも毛穴に残ると画像診断の妨げになります

スプレーだけでなく、肌に直接塗るロールオンやクリームタイプのデオドラント製品も同様のリスクを持っています。これらの製品は皮膚の密着度が高く、毛穴の奥まで成分が入り込みやすい性質があります。

表面を拭き取ったつもりでも、皮膚の溝に微量な成分が残留していると、それが画像上で異常な影として描写される場合があります。一度塗ってしまうと、完全に落とすのは非常に手間がかかります。

こうした事態を防ぐためにも、検査が終わるまでは脇の下のケアをお休みしてください。自分の健康を守るための大切な時間ですから、数時間の我慢が正確な結果に繋がると考えてください。

脇の下だけでなく胸の周りにも何も塗らない状態で来院してください

制汗剤は脇に塗るものというイメージが強いですが、マンモグラフィは胸全体を広く圧迫して撮影するため、胸元に使用するパウダーやフレグランスも同様の注意が必要です。

胸に塗るボディミルクや日焼け止めなども、エックス線の透過を阻害する成分が含まれていることがあります。上半身には何も塗らない「すっぴんの肌」を維持することが、最も正確な検査結果を導きます。

検査当日の朝は、シャワーで肌を清潔にした後は何もつけずにお出かけください。万が一、うっかり塗ってしまった場合には、検査前に必ずスタッフへ申し出るようにしてください。

使用を控えるべき製品と成分

製品の種類注意すべき成分画像への悪影響
制汗スプレーアルミニウム・亜鉛微細石灰化のような白い点
ボディパウダータルク・鉱物成分粉を吹いたような白い影
香水・フレグランス金属イオン等不明瞭な低濃度の影

ラメ入りの化粧品やボディーローションが誤診を招く理由を解説します

華やかな印象を与えるラメやパール入りの化粧品は、マンモグラフィ検査においては視覚的なノイズとなります。これらが肌に付着していることで、医師の読影を大きく妨げてしまうのです。

微細なキラキラ成分がエックス線を反射して病変を隠してしまいます

アイシャドウやファンデーション、ボディローションに含まれるラメは、細かな金属や合成樹脂の破片です。これらが肌に付着していると、エックス線を乱反射させたり、特定の場所で強く吸収したりします。

読影医が小さながんの兆候を見つけようとする際、これらのラメが邪魔をして、背後にある病変を見逃してしまうリスクが生じます。画像全体が白っぽくボケる原因にもなり、鮮明さが失われます。

正確な診断は、鮮明な画像があってこそ成り立ちます。大切な検査の日だけは、キラキラした成分を含まない、落ち着いたスキンケアを心がけることが、自分自身の安心に繋がるはずです。

日焼け止めに含まれる酸化チタンが画像に悪影響を与えます

一年中欠かせない日焼け止めですが、紫外線を防ぐための「酸化チタン」や「酸化亜鉛」は、まさに金属成分そのものです。これらが皮膚に膜を作っている状態で撮影すると、画像が不透過になります。

皮膚のラインが不鮮明になったり、乳腺内部の構造が白く塗りつぶされたようになったりします。特に美白効果をうたう下地やファンデーションは、高濃度の金属成分を含むことが多いため注意が必要です。

こうした成分による影は、実際の病気と区別がつきにくく、診断の精度を大幅に下げてしまいます。検査が終わるまでは、胸元のUVケアは衣類で行うように工夫して、肌には何も塗らないようにしましょう。

誤った診断結果を避けるために当日のスキンケアは控えてください

自分では落としたつもりでも、ラメや日焼け止めは非常に肌に残りやすい性質を持っています。前日の夜に使用した製品が、翌朝の肌に残っているケースも珍しくありません。

検査当日の朝は、洗顔やシャワーの後に保湿クリームなどを塗ることも、極力避けていただくのが理想です。肌の凹凸にクリームが残ると、それだけで画像に微妙な違和感が生じることがあるためです。

もし、塗り忘れて使用してしまった場合は、検査技師に正直に伝えてください。施設で用意されている専用の洗浄綿で拭き取ることで、撮影への影響を最小限に抑えることが可能になります。

美容習慣の見直しリスト

  • ラメ入りのボディパウダーをデコルテに塗らない
  • パール感の強い日焼け止めを首や胸に使用しない
  • ラメが飛び散りやすいメイクアップを避ける
  • 検査前日の夜はオイル分の多いケアを控える

アクセサリーや小物を外して撮影に臨むことが正確な診断に繋がります

マンモグラフィは非常に繊細な撮影を行うため、体につけているわずかな小物が画像に混入することがあります。これらを事前に外しておくことが、診断の信頼性を確保するために必要です。

ネックレスやイヤリングが胸の画像に重なるリスクを排除しましょう

ネックレスは撮影中に胸の正面に垂れ下がってしまうことがあり、エックス線を完全に遮断します。また、長いイヤリングも姿勢によっては撮影範囲に入り込み、画像に大きな影を作ります。

これらの金属は画像上で真っ白に写り込み、その下に隠れている乳腺組織の情報を完全に消し去ってしまいます。診断の邪魔になるだけでなく、撮影のやり直しが発生する原因にもなります。

着替えの段階で、ピアスやブレスレット、指輪も含めて、すべてのアクセサリーを外して保管してください。小物を紛失しないよう、小さなジュエリーケースを持参しておくと安心です。

湿布や磁気治療器も撮影直前には必ず剥がすようにしてください

肩こりや腰痛のために貼っている湿布、磁気治療器も画像に影響を与えます。湿布の成分や、磁石自体が画像に写り込み、それが病変と見間違われるリスクを孕んでいるためです。

特に乳房に近い背中や脇の下、肩に貼っているものは、撮影時の圧迫によって撮影範囲に引き込まれやすくなります。剥がした後に粘着剤が肌に残っている場合も、画像にノイズとして写ることがあります。

予備の湿布を持参しておき、検査の直前にすべて剥がすのが最も確実な方法です。肌をさらさらな状態に保つことで、機器との密着度も上がり、より良い条件下での撮影が期待できます。

髪の毛が長い方は高い位置で結んでおくと機械に挟まりません

意外な落とし穴が「髪の毛」の存在です。長い髪を下ろしたままだと、撮影台と乳房の間に髪が挟まってしまうことがあり、これが画像に細い筋状の影として写り込んでしまいます。

髪の毛一本一本が影として写るだけでなく、機械に挟まることで強い痛みを感じたり、適切な圧迫を妨げたりする原因になります。安全かつ正確な撮影のために、髪は高い位置でまとめましょう。

ヘアゴムを持参し、うなじが見えるくらいまでスッキリと結んでおくことで、技師もスムーズにポジショニングを行うことができます。こうした準備が、検査の安全性を高めることに貢献します。

取り外すべきアイテムと対応方法

対象アイテム画像への影響対策
ネックレス決定的な影の写り込み更衣室で必ず外す
湿布・カイロ成分による画像の乱れ直前に剥がして拭き取る
長い髪の毛筋状のノイズの発生高い位置で束ねる

検査を予約した日から当日までに確認しておきたい大切なこと

服装や所持品といった外見的な準備だけでなく、ご自身の体調や過去の病歴を整理しておくことも大切です。正確な情報をスタッフに伝えることで、より質の高い検査が実現します。

痛みを和らげるために生理周期を考慮して予約日を調整してください

マンモグラフィ検査の痛みが不安な方は、予約の日程を工夫することで負担を軽減できます。生理前はホルモンの影響で乳房が張りやすく、わずかな圧迫でも痛みを感じやすい時期です。

生理が終わってから1週間後くらいの、乳房が最も柔らかくなる時期に予約を入れるのがおすすめです。この時期であれば、乳腺の重なりも少なくなり、より鮮明な画像が撮りやすくなります。

ご自身の生理周期を把握し、心身ともにリラックスした状態で受けられる日程を選んでください。少しの配慮で、検査に対する心理的なハードルを下げることが可能になります。

妊娠中や授乳中の方は必ず事前にスタッフへ伝えておく必要があります

妊娠中やその可能性がある方は、エックス線による胎児への影響を考慮し、原則として検査を控えるか、超音波検査などに切り替える判断が必要になります。隠さずに必ず伝えてください。

また、授乳中は乳腺が非常に発達しているため、マンモグラフィを撮影しても全体が白く写りすぎてしまい、診断が難しくなる場合があります。現在の授乳状況を正確に伝えることが重要です。

こうした個別の状況をスタッフが把握することで、あなたにとって最も適切な検査方法を再検討できます。安全性を最優先にするためにも、事前のやり取りを大切にしましょう。

ペースメーカーや豊胸手術を受けた経験がある場合の対応を確認しましょう

心臓ペースメーカーや除細動器を使用している場合、機械による圧迫で機器が故障したり、リード線が損傷したりするリスクがあります。これらは命に関わる重要な事項です。

豊胸手術(シリコンインプラントや脂肪注入など)を受けている場合も、圧迫による破損の恐れがあるため、特別な技術を用いた撮影が必要になります。自己判断で黙って受けるのは大変危険です。

これらの経験がある方は、予約時に必ずその旨を伝え、当日の担当技師にも再度知らせてください。安全な範囲で最大限の診断効果が得られるよう、専門的な配慮が行われます。

事前確認すべき重要項目

  • 最終の生理がいつ始まったか把握しておく
  • 妊娠の可能性が1%でもある場合は申し出る
  • 過去の手術歴や体内植え込み機器を確認する
  • 前回の検査で指摘されたことがあればまとめる

検査中の不安を解消するためのスタッフとのやり取りを大切にしましょう

マンモグラフィ検査は、受診者と検査技師の協力があってこそ成功します。不安なことや痛みについては、我慢せずにその場で伝えることが、良い検査結果を生む近道です。

痛みが強いときは我慢せずに技師へ伝えることで調整が可能です

「検査は痛いものだから我慢しなければならない」と思い込んでいる方が多いですが、無理な我慢は体に余計な力が入り、かえって画像が乱れる原因になります。

どうしても痛みが耐えられないときは、その旨を技師に伝えてください。圧迫のスピードをゆっくりにしたり、ポジショニングを微調整したりすることで、痛みが和らぐことがあります。

技師はあなたがリラックスして受診できるようサポートする専門家です。声をかけることで、お互いに納得のいく状態で撮影を進めることができ、結果として精度の高い画像が得られます。

検査の手順を事前に知っておくことで心の準備が整います

どのような流れで検査が進むのかをイメージできていれば、当日パニックになることを防げます。マンモグラフィは左右それぞれを2方向から、合計4回ほど圧迫して撮影するのが一般的です。

撮影にかかる時間は、着替えを除けば5分から10分程度と比較的短いものです。その短い時間の間に、呼吸を整えてリラックスすることを意識するだけで、体感的な苦痛は大きく変わります。

「今どの段階なのか」を把握しながら臨むことで、終わりが見えやすくなり、精神的な負担が軽くなります。分からないことがあれば、撮影前でも遠慮なく質問してください。

リラックスした呼吸を心がけると乳房の圧迫がスムーズに進みます

緊張して体が強張ってしまうと、乳腺が硬くなり、圧迫した際に痛みを感じやすくなります。撮影の合間や、装置に胸を乗せる瞬間に、深くゆっくりとした呼吸を繰り返しましょう。

肩の力を抜いて「だらり」とさせるイメージを持つことがコツです。あなたがリラックスしていれば、乳房も柔軟になり、少ない圧迫圧で質の高い画像を撮ることが可能になります。

こうしたセルフコントロールも、立派な検査の準備の一つです。心地よいリズムで検査を終えられるよう、心穏やかに過ごす工夫を当日取り入れてみてください。

検査を円滑に進めるためのアクション

行動期待できる効果ポイント
深呼吸をする筋肉の緊張を緩和吸うより吐くことを意識
痛みを伝える圧迫の個別調整早めにサインを出す
技師の指示に従う最適な角度での撮影体の向きを預ける

よくある質問

マンモグラフィ検査当日に制汗剤を使用してしまった場合はどうすればよいですか?

もし制汗剤を使用してしまった場合は、検査室に入る前に必ず放射線技師や看護師に申し出てください。

多くの医療機関では、成分を拭き取るための専用ウェットティッシュや清浄綿を用意しています。

完全に成分を除去しないまま撮影すると、石灰化と見間違われて誤診の原因になるため、遠慮せずに伝えることが重要です。

マンモグラフィ検査に適した服装としてブラトップは着用してもいいですか?

ブラトップの着用自体は問題ありませんが、撮影時には上半身裸の状態になる必要があるため、結局は脱ぐことになります。

ブラトップは脱ぐ際に頭から被る必要があるため、前開きのブラジャーに比べると着脱に少し手間がかかるかもしれません。また、プラスチック製の調整金具が撮影範囲に入らないよう、技師の指示に従って適切に着脱してください。

マンモグラフィ検査の画像に影響を与えるラメは顔のメイクでもダメですか?

顔のメイクに含まれるラメが直接胸の画像に写り込むことは稀ですが、撮影中に顔を装置に密着させる際、ラメが装置に付着するリスクがあります。

それが次の方や、ご自身の別の角度の撮影時に画像に紛れ込む可能性があります。また、手がラメに触れ、その手で胸を触ることで成分が肌に転送されることもあります。

検査当日は、なるべくラメの入っていないナチュラルなメイクを心がけるのが理想です。

マンモグラフィ検査の注意点として、当日の入浴や食事の制限はありますか?

マンモグラフィ検査単独で行う場合、食事や入浴の制限は一切ありません。検査直前まで飲食していただいても診断に影響はありません。

ただし、バリウム検査や血液検査など、他の検査を同日に受ける場合は、そちらの指示に従う必要があります。マンモグラフィ終了後は、圧迫による赤みや違和感がなければ、その日のうちに入浴しても問題ありません。

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この記事を書いた人 Wrote this article

前田 祐助

前田 祐助 医学博士 / 医師

慶應義塾大学医学部大学院にて、がんの発生メカニズム(発癌機構)や、慢性炎症と腫瘍の関係性に関する基礎研究に従事し、医学博士号を取得。 特に、胃がんにおける炎症微小環境の解析や、細胞シグナル伝達(COX-2/PGE2経路など)による腫瘍形成の研究において実績を持つ。 現在は、大学病院や研究機関で培った「根拠(エビデンス)に基づく医療」の視点を活かし、疾患の早期発見や予防医療の啓発活動を行っている。 【保有資格・所属】 医学博士(慶應義塾大学)/ 医師免許 / 日本内科学会 / 日本医師会認定産業医