
肺がんは日本人のがん死亡原因で上位を占めており、早期に見つけることが命を守る大きな鍵になります。
肺CT検診は、胸部X線検査では捉えきれない小さな病変まで描出できる検査として注目を集めています。一方で、被ばくや偽陽性といったデメリットも見過ごせません。
この記事では、肺CT検診の精度や受診間隔の目安、費用面の負担まで幅広く取り上げ、受けるべきかどうかを判断するための材料をまとめます。
肺CT検診とは?胸部X線検査との決定的な違い
肺CT検診は、CT(コンピュータ断層撮影)を使って肺を断面画像で撮影し、がんの有無をチェックする画像検査です。従来の胸部X線検査と比べ、数ミリ単位の小さな結節(しこり)まで映し出せる点が大きな特長といえます。
胸部X線検査だけでは見落とされやすい病変がある
胸部X線は正面から1枚の写真を撮るため、心臓や骨と重なる部分は確認しにくいという弱点があります。肋骨の裏側や縦隔(じゅうかく=心臓と背骨の間の空間)に隠れた小さな腫瘍は、X線だけでは見つけにくいケースが少なくありません。
実際に、X線検査で「異常なし」とされた方が、数か月後のCT検査で初期の肺がんと診断される例も報告されています。見落としのリスクを減らすには、CT検診の併用が有効な選択肢になります。
低線量CT(LDCT)が肺がんスクリーニングの主流に変わった
近年は被ばく量を大幅に抑えた「低線量CT(LDCT)」が肺がんスクリーニングの中心になっています。
通常のCTと比較して放射線量を約4分の1から6分の1に低減しつつ、肺野の描出能力は十分に保たれているため、健康な方のスクリーニングに適しています。
アメリカの大規模臨床試験(NLST)では、LDCTによるスクリーニングで肺がんの死亡率が約20%低下したという結果が示されました。この試験結果を受けて、各国のガイドラインでもLDCTの導入が進んでいます。
肺CT検診と胸部X線検査の比較
| 項目 | 肺CT検診(LDCT) | 胸部X線検査 |
|---|---|---|
| 画像の種類 | 断面画像(スライス) | 1枚の平面画像 |
| 小さな結節の検出力 | 高い(数mm単位) | 限定的 |
| 検査時間 | 約10〜15秒の息止め | 数秒 |
| 被ばく量 | 約1.5mSv前後 | 約0.06mSv |
| 費用の目安 | 5,000〜15,000円程度 | 数百〜数千円 |
肺CT検診を受ける流れと所要時間
検査の流れはシンプルで、予約を取って検査着に着替えたあと、CT装置のベッドに仰向けになるだけです。息を止める時間は10〜15秒ほどで、検査全体も着替えを含めて20分程度で終わります。
結果は通常1〜2週間後に郵送または面談で通知されます。結節が見つかった場合でも、すべてが「がん」というわけではなく、良性の石灰化結節(calcium deposit)や炎症の痕跡であるケースも多い点は覚えておくとよいでしょう。
肺CT検診で早期発見できる確率はどれくらい高いのか
肺CT検診は、ステージ1(早期)の段階で肺がんを発見できる確率が胸部X線検査の約4倍ともいわれており、早期発見の精度が極めて高い検査です。早く見つかれば治療の選択肢が広がり、生存率にも大きく影響します。
ステージ1で見つかれば5年生存率は80%を超える
肺がんは進行するほど治療が難しくなりますが、ステージ1の段階で発見・治療した場合、5年生存率は80〜90%に達すると報告されています。
ステージ4まで進行すると5年生存率は10%未満まで下がるため、早い段階での発見が生死を分けるといっても過言ではありません。
CT検診によってステージ1で見つかるケースが増えれば、外科手術だけで根治を目指せる方も増えます。体への負担が少ない胸腔鏡手術(VATS)で対応できる場合も多く、入院期間の短縮や社会復帰の早さにもつながります。
感度と特異度から読み解く肺CT検診の検出力
検査の精度を評価する指標に「感度」と「特異度」があります。感度とは「病気のある人を正しく陽性と判定する割合」、特異度は「病気のない人を正しく陰性と判定する割合」です。
肺CT検診の感度は約93〜94%とされており、がんを見逃す確率が非常に低い検査です。
一方、特異度は約73〜76%程度で、がんでないのに「要精密検査」と判定される偽陽性がやや多い傾向にあります。
喫煙歴がある方は特にCT検診の恩恵が大きい
肺がんの最大のリスク要因は喫煙であり、喫煙指数(1日の本数×喫煙年数)が600以上の方はハイリスク群に該当します。
米国予防医療専門委員会(USPSTF)は、50〜80歳で喫煙指数が20パックイヤー以上の方に毎年のLDCTスクリーニングを推奨しています。
日本でも喫煙歴のある50歳以上の方に対してCT検診の有効性が確認されており、かつて喫煙していた方(過去喫煙者)も対象に含まれます。「もう禁煙したから大丈夫」とは限らないため、過去の喫煙歴がある方ほど積極的に検討する価値があるといえます。
| 対象者 | 推奨される検診 | 根拠 |
|---|---|---|
| 喫煙指数600以上 | 年1回のLDCT | NLST・NELSON試験 |
| 受動喫煙歴あり | 医師と相談のうえCT検討 | リスク上昇の報告あり |
| 喫煙歴なし | 胸部X線を基本に必要時CT | 費用対効果を考慮 |
肺CT検診のメリット|受けることで得られる安心と治療の幅
肺CT検診を受ける最大のメリットは、ごく初期の肺がんを発見し、治療の選択肢を大きく広げられる点です。加えて、肺がん以外の肺疾患や心血管系の異常を同時にチェックできるという副次的な利点もあります。
数ミリの結節を捉えて「見つかりにくいがん」を逃さない
肺CT検診は5mm以下の微小結節まで描出する解像度を備えています。胸部X線では1cm以上にならないと発見が難しい場合がある一方で、CTなら初期のすりガラス状陰影(GGO)と呼ばれる淡い影も捉えることが可能です。
すりガラス状陰影は、早期の肺腺がんに特徴的な所見として知られています。この段階で見つかれば、縮小手術や区域切除といった体への負担が少ない治療法を選べるため、術後の生活の質も維持しやすくなります。
肺がん以外の病気も同時に見つかることがある
CT画像では肺だけでなく、心臓周囲の血管や胸部の骨、リンパ節なども映ります。そのため、肺気腫やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の兆候、大動脈瘤、冠動脈の石灰化といった偶発的な所見が見つかるケースも珍しくありません。
こうした「ついでに見つかる異常」がきっかけで、心筋梗塞などの重大な疾患を未然に防げたという報告もあります。肺CT検診は、肺がんだけでなく体全体の健康管理にも役立つ検査だといえます。
肺CT検診で得られる主な恩恵
| メリット | 具体的な内容 |
|---|---|
| 早期発見 | ステージ1の段階で見つかり根治を目指せる |
| 死亡率の低下 | LDCT検診群は肺がん死亡率が約20%低下 |
| 低侵襲治療の選択 | 縮小手術・胸腔鏡手術が可能になる |
| 偶発所見の発見 | 肺気腫・大動脈瘤なども早期に把握できる |
「異常なし」の結果が心の負担を軽くしてくれる
検診のメリットは病気の発見だけにとどまりません。「異常なし」という結果を受け取ると、漠然とした不安から解放されるという精神的な効果も見逃せないポイントです。
特に家族に肺がんの既往がある方や、長年の喫煙歴をお持ちの方は、「自分も肺がんになるのではないか」という恐怖を抱えがちです。定期的に検診を受けて「今は問題ない」と確認できると、日常生活を前向きに送れるようになるでしょう。
見落としてはいけない肺CT検診のデメリットとリスク
メリットの大きい肺CT検診にも、被ばくや偽陽性、過剰診断といった無視できないデメリットがあります。受診を決める前に、利点と欠点の両方を正しく把握しておくことが大切です。
放射線被ばくは「低線量」でもゼロにはならない
低線量CTの1回あたりの被ばく量は約1.0〜1.5mSvで、通常のCT検査(約7mSv)と比べれば大幅に抑えられています。
とはいえ、胸部X線(約0.06mSv)の20倍以上に相当するため、毎年繰り返し受けることで蓄積する放射線の影響を心配する声もあります。
現在の医学的見解では、低線量CTの年1回受診による発がんリスクの上昇は極めて小さいとされています。それでも、喫煙歴がなくリスク要因の少ない方にまで一律に勧めるべきかどうかは議論が続いている状態です。
偽陽性で不要な精密検査を受ける心理的・身体的負担
CT検診では、がんではない良性の結節を「要精密検査」と判定してしまう偽陽性が一定の割合で発生します。NLST試験のデータでは、陽性判定のうち約96%が最終的に「がんではなかった」とされました。
偽陽性の判定を受けると、追加のCT検査やPET検査、場合によっては針生検(はりせいけん=細い針で組織を採取する検査)を受けることになります。
身体的な負担だけでなく、結果が出るまでの期間に強い不安やストレスを感じる方も多いため、偽陽性のリスクは事前に理解しておくべきでしょう。
過剰診断による「治療しなくてよかったがん」への対処
過剰診断とは、生涯にわたって症状を引き起こさなかったであろう、進行が極めて遅いがんを発見・治療してしまうことを指します。肺CT検診では、成長速度の遅いすりガラス状陰影の一部が過剰診断に該当する可能性があると指摘されています。
過剰診断は患者さんに不要な手術や治療を受けさせてしまうリスクをはらんでいます。
ただし、現時点では個々の結節が「将来進行するかどうか」を正確に予測する手段は確立されておらず、経過観察で対応する場合もあります。医師と十分に相談したうえで方針を決めることが重要です。
| デメリット | 影響 | 対策 |
|---|---|---|
| 被ばく | 年間約1.5mSvの蓄積 | 低線量CTの選択 |
| 偽陽性 | 不要な精検・心理負担 | 経過観察の活用 |
| 過剰診断 | 不要な手術の可能性 | 専門医との慎重な判断 |
| 費用負担 | 自費の場合5,000〜15,000円 | 自治体助成の利用 |
肺CT検診はどのくらいの間隔で受けるべきか|推奨される受診頻度
肺CT検診の受診間隔は、年1回を基本とするのが国際的な推奨です。ただし、個人のリスク要因や前回の検査結果によって間隔を調整する場合もあるため、画一的に「年1回」と決めつけず柔軟に考える必要があります。
国際ガイドラインが示す「年1回」の根拠
米国のUSPSTFやヨーロッパのERS/ESTRガイドラインでは、ハイリスク群に対して年1回のLDCTスクリーニングを推奨しています。年1回という頻度は、NLST試験やNELSON試験の結果に基づいて設定されたものです。
これらの試験では、年1回の検診群が対照群と比較して有意に肺がん死亡率を低下させたことが示されました。2年に1回では検診の間に進行してしまうがんが増える恐れがあり、1年間隔が現時点で最も根拠のある推奨頻度です。
リスクの低い方は2年に1回でも許容される場合がある
喫煙歴がなく、家族歴や職業的な曝露(アスベストなど)もない方に対しては、毎年のCT検診は過剰になるという見方もあります。NELSON試験の解析では、2年に1回の間隔でも一定の有効性が保たれていたと報告されました。
リスク別に見る受診間隔の目安
- 高リスク(喫煙指数600以上)は年1回のLDCTが推奨
- 中リスク(過去喫煙・家族歴あり)は年1回〜2年に1回
- 低リスク(非喫煙・リスク因子なし)は医師と相談のうえ判断
前回の検査結果によって次回の検診時期を調整する
前回のCT検診で小さな結節が見つかったものの「経過観察」と判断された場合は、3か月後や6か月後にフォローアップCTを撮影するよう指示されるときがあります。この場合は年1回の定期検診とは別のスケジュールで管理されます。
逆に、前回「異常なし」で低リスクの方は、間隔を少し延ばすことも検討できます。いずれにしても、自己判断で受診間隔を決めるのではなく、検診結果を踏まえたうえで担当医と話し合って決定するのが安全です。
検診を何歳まで続けるべきかという問題
USPSTFは80歳を上限としていますが、日本では明確な年齢上限を設けたガイドラインは確立されていません。
高齢になるほど検診で見つかったがんに対して積極的な治療が難しくなるケースも出てくるため、「見つかっても治療できるかどうか」を考慮に入れたうえで、継続の可否を判断する視点が求められます。
肺CT検診の費用と受けられる場所|自治体の助成制度も活用できる
肺CT検診の費用は医療機関や地域によって異なりますが、自費で5,000〜15,000円程度が一般的な相場です。自治体によっては助成制度を利用して自己負担を軽減できるため、お住まいの市区町村の情報をチェックしてみてください。
医療機関ごとの費用差が生まれる理由
同じ低線量CTでも、施設によって料金に幅がある背景には、CT装置の性能差や読影体制の違いがあります。
大学病院や専門のがんセンターでは、AI読影支援ソフトを導入していたり、放射線科専門医がダブルチェック体制で読影していたりするため、やや高めの価格設定になる場合が多いです。
安いから質が低い、高いから安心とは一概にいえません。読影医の専門性やCT装置の解像度を事前に確認し、価格と質のバランスで選ぶのが賢明でしょう。
自治体のがん検診助成を使えば費用を抑えられる
一部の市区町村では、肺がん検診の一環としてCT検査の費用を助成する制度を設けています。対象者は自治体によって異なりますが、多くの場合、50歳以上で喫煙歴がある住民を対象としています。
助成額も数千円の補助から全額負担までさまざまです。お住まいの地域の保健センターや市区町村の公式サイトで確認すると、対象かどうかがわかります。
なお、企業の健康診断にオプションとしてCT検診を追加できる場合もあるため、勤務先の健診メニューも確認しておくとよいでしょう。
人間ドックのオプションとして受ける方法もある
人間ドック(総合健診)のオプション検査として肺CT検診を追加する方法は、健診の日にまとめて受けられるため時間効率のよい選択です。基本コースに数千円〜1万円程度を上乗せすると、胸部CTを追加できる施設が多くあります。
人間ドックでは腹部CTや血液検査も同時に受けられるため、全身の健康状態を網羅的にチェックしたい方には向いています。
ただし、検診の質は施設によって差があるので、CT読影の体制を事前に確認することをおすすめします。
- 自治体の助成制度(市区町村の保健センターで確認)
- 企業健診のオプション追加
- 人間ドックの胸部CTオプション
- がん専門病院やクリニックでの自費検診
肺CT検診で「要精密検査」と言われたらどうすればいいか
検診で「要精密検査」と判定されても、すぐにがんと確定したわけではありません。落ち着いて精密検査を受け、結果を待つことが何より大切です。実際に精密検査を経て「良性」と判明するケースが大半を占めています。
「要精密検査」=「がん確定」ではないという事実
CT検診で陽性判定を受けた方のうち、実際に肺がんと診断されるのは全体のごく一部です。NLST試験では、陽性判定の約96%が最終的にがんではなかったことが明らかになっています。
| 判定結果 | 意味 |
|---|---|
| 要精密検査(陽性) | 詳しい検査が必要。がんとは限らない |
| 経過観察 | 小さな結節あり。一定期間後に再検査 |
| 異常なし(陰性) | 現時点で問題なし。定期検診を継続 |
精密検査の流れと代表的な検査方法
要精密検査と判定された場合、まずは通常線量の胸部CTで結節の形態や大きさを詳細に評価します。必要に応じてPET-CT(陽電子放射断層撮影)を追加し、がんに特有のブドウ糖の取り込みがあるかどうかを調べます。
PET-CTでもはっきりしない場合や、がんの疑いが強い場合は、気管支鏡検査(きかんしきょうけんさ=口や鼻から細いカメラを肺の奥まで入れる検査)やCTガイド下針生検で組織を採取し、顕微鏡で細胞の性質を確認します。これが確定診断に至るまでの一般的な流れです。
不安なときこそ専門医のいる医療機関を選ぶべき理由
検診後の精密検査では、呼吸器内科や呼吸器外科を専門とする医師のもとで受けるのが望ましいといえます。画像の読影には高度な専門知識が求められ、良性と悪性を正確に見分けるためには経験の蓄積が大きな武器になるからです。
「かかりつけ医に紹介状を書いてもらい、専門の医療機関を受診する」という流れが一般的です。紹介先を選ぶ際は、肺がんの治療実績が豊富な病院や、呼吸器外科の常勤医がいる施設を候補に入れるとよいでしょう。
よくある質問
肺CT検診は何歳から受けるのが望ましい?
肺CT検診を受け始める年齢に明確な統一基準はありませんが、国際ガイドラインでは50歳以上かつ喫煙歴のある方を主な対象としています。日本においても、50歳前後を目安に検討を始める方が多い傾向にあります。
家族に肺がんの既往がある場合やアスベストなどの職業曝露がある場合は、40代からの受診を医師に相談してもよいでしょう。年齢だけでなく個人のリスク要因を総合的に考慮して開始時期を決めることが大切です。
肺CT検診の被ばく量は体に影響があるのか?
低線量CTの1回あたりの被ばく量は約1.0〜1.5mSvで、自然界から1年間に受ける放射線量(約2.4mSv)の半分程度です。現在の医学的知見では、この線量による健康への影響は極めて小さいと考えられています。
ただし、放射線の影響はゼロではなく、長年にわたり毎年受け続けた場合の蓄積については研究が続いています。リスクとベネフィットを天秤にかけたうえで、自分に必要かどうかを判断してください。
肺CT検診で見つかった小さな結節はすべて治療が必要なのか?
CT検診で発見される小さな結節のほとんどは、良性の肉芽腫やリンパ節、過去の感染の痕跡です。5mm以下の結節は経過観察で対応するケースが多く、すべてに治療が必要になるわけではありません。
結節の大きさや形態、成長速度などを総合的に評価し、がんの疑いが高い場合にのみ精密検査や治療へ進みます。担当医から経過観察を提案された場合は、指示されたスケジュールどおりにフォローアップCTを受けることが重要です。
肺CT検診は喫煙歴がなくても受けたほうがよい?
喫煙歴のない方でも肺がんを発症するケースはあり、特に日本では非喫煙者の肺腺がんが一定の割合で報告されています。受動喫煙や大気汚染、遺伝的要因などもリスクに関与するため、喫煙歴がないからといって完全に安心できるわけではありません。
ただし、非喫煙者に対するCT検診の費用対効果についてはまだ十分なエビデンスが確立されていないのが現状です。気になる症状や家族歴がある場合は、かかりつけ医に相談して個別に判断してもらうのが賢明でしょう。
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この記事を書いた人 Wrote this article
前田 祐助 医学博士 / 医師
慶應義塾大学医学部大学院にて、がんの発生メカニズム(発癌機構)や、慢性炎症と腫瘍の関係性に関する基礎研究に従事し、医学博士号を取得。 特に、胃がんにおける炎症微小環境の解析や、細胞シグナル伝達(COX-2/PGE2経路など)による腫瘍形成の研究において実績を持つ。 現在は、大学病院や研究機関で培った「根拠(エビデンス)に基づく医療」の視点を活かし、疾患の早期発見や予防医療の啓発活動を行っている。 【保有資格・所属】 医学博士(慶應義塾大学)/ 医師免許 / 日本内科学会 / 日本医師会認定産業医