エヌノーズで陽性判定が出たら?精密検査の内容と受診すべき診療科を解説

エヌノーズで陽性判定が出たら?精密検査の内容と受診すべき診療科を解説

エヌノーズ(N-NOSE)で陽性やリスク高の判定を受けると、誰でも不安になるものです。しかし、陽性だからといってすぐに「がんが確定した」わけではありません。

大切なのは、結果を冷静に受け止めたうえで、適切な精密検査を受けることです。エヌノーズはがんの部位を特定する検査ではないため、全身を対象とした二次検査へ進む必要があります。

この記事では、エヌノーズで陽性判定が出た後にどのような精密検査を受ければよいのか、どの診療科を受診すべきかを具体的に解説します。落ち着いて次の行動を取るための手がかりとして、ぜひ参考にしてください。

エヌノーズ(N-NOSE)の陽性判定は「がん確定」ではなく「リスクが高い」という意味

エヌノーズの陽性判定は、あくまで「がんのリスクが高い」という評価であり、がんの診断そのものではありません。まずはこの点をしっかり押さえておくことが、冷静な次のアクションにつながります。

エヌノーズの線虫がん検査はスクリーニング(ふるい分け)である

エヌノーズは、線虫という小さな生物ががん患者の尿に含まれる微量なにおい物質に反応する性質を利用した検査です。全身23種のがんリスクをまとめて評価できる点が大きな特徴といえるでしょう。

ただし、この検査で「高リスク」と判定されても、それは確定診断ではありません。健康診断の血液検査や胸部レントゲンと同じように、エヌノーズも「疑わしい人を見つけ出す」スクリーニング検査に位置づけられています。

エヌノーズのリスク判定区分はA・B・C・D・Eの5段階

エヌノーズの結果は5段階で通知されます。A判定やB判定はリスクが低い状態、C判定は中リスク、D判定・E判定はリスクが高い状態と評価されます。

一般に「陽性」と呼ばれるのはD判定やE判定の場合で、受検者全体のおよそ5%がこの区分に該当するとされています。中リスクのC判定であっても油断は禁物なので、気になる場合は医師に相談しましょう。

エヌノーズのリスク判定区分

判定リスク評価推奨される対応
A判定低リスク通常の定期検診を継続
B判定低リスク通常の定期検診を継続
C判定中リスクかかりつけ医に相談
D判定高リスク精密検査の受診を推奨
E判定高リスク早急に精密検査を受診

エヌノーズの陽性判定で過度に落ち込む必要はない

D判定やE判定が出ると、「自分はがんなのだ」と思い込んでしまう方が少なくありません。けれども、陽性判定の後にPET-CTなどの精密検査を受けた結果、がんが確認されなかったケースも多く報告されています。

過度な不安は精神的にも身体的にも負担がかかります。陽性判定は「詳しく調べてみよう」というサインだと受け止め、速やかに医療機関を受診するのが賢明でしょう。

エヌノーズ陽性後の精密検査で最初にやるべきことは「かかりつけ医への相談」

エヌノーズで高リスクの判定を受けたら、まず最初にすべきことはかかりつけ医への相談です。いきなり大病院に駆け込むよりも、日頃の健康状態を把握している医師と一緒に精密検査の方針を立てるほうがスムーズに進みます。

かかりつけ医に相談するとスムーズに精密検査へ進める

かかりつけ医は、普段からあなたの持病や既往歴、生活習慣を把握しています。そのため、エヌノーズの結果を踏まえたうえで、どの検査を優先すべきか的確なアドバイスが期待できるでしょう。

また、必要に応じて専門の医療機関を紹介してもらえる点も大きなメリットです。紹介状があれば、大病院でもスムーズに受診が進みます。

かかりつけ医がいない場合はがん検診対応の医療機関を選ぶ

もしかかりつけ医がいない場合は、がん検診やがん精密検査に対応した医療機関を探してください。消化器内科を中心に、内視鏡検査やCT検査が可能なクリニックを選ぶと、一度の受診で複数の検査をまとめて受けられることもあります。

大学病院やがん専門病院も選択肢の一つですが、いきなり受診すると待ち時間が長くなる場合もあるため、地域の対応医療機関を優先するのが現実的な判断といえます。

エヌノーズの結果レポートは精密検査の際に必ず持参する

エヌノーズの結果報告書は、精密検査を受ける際に医師へ見せるために必ず持参してください。リスク判定の区分や数値が記載されているため、検査方針の決定に役立ちます。

あわせて、直近の健康診断結果や服用中の薬の情報も持っていくと、より効率的な診察が可能になるでしょう。

精密検査時に持参したい書類一覧

書類内容入手先
N-NOSE結果報告書リスク判定・数値マイページまたは郵送
健康診断結果血液検査・画像検査の記録職場・自治体検診
お薬手帳服用中の薬情報調剤薬局で発行
既往歴メモ過去の病歴・手術歴自身で作成

エヌノーズで陽性判定が出た後に受ける精密検査の種類と内容

エヌノーズの陽性判定を受けた場合、がんの部位を特定するために複数の精密検査を組み合わせて受けることになります。代表的な検査の種類と、それぞれの内容を把握しておけば、受診時の不安もやわらぐはずです。

PET-CT検査は全身のがんを一度に調べられる画像検査

PET-CT検査(ペット・シーティー検査)とは、放射性薬剤を注射したうえでCT画像と組み合わせて全身のがんの有無を調べる検査です。がん細胞がブドウ糖を多く取り込む性質を利用しており、全身を一度に確認できる点が強みとなっています。

エヌノーズの陽性後に受ける精密検査として、PET-CTはよく選択される方法の一つです。ただしPET-CTにも得意ながんと苦手ながんがあり、胃がんなどは検出力が高くないとされています。

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)で胃がんや食道がんを詳しく確認する

胃カメラは、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察できる検査です。PET-CTでは見つけにくい早期の胃がんや食道がんも、胃カメラなら発見できる可能性が高まります。

エヌノーズ陽性後に受ける主な精密検査の比較

検査名対象部位特徴
PET-CT全身全身を一度に評価可能
胃カメラ食道・胃・十二指腸粘膜を直接観察
大腸カメラ大腸・直腸ポリープ切除も同時対応
腹部超音波肝臓・膵臓・腎臓など痛みがなく繰り返し可能
造影CT胸部・腹部など臓器の断面を詳細に描出

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は大腸がんの早期発見に直結する

大腸カメラは、肛門からカメラ付きの細い管を挿入し、大腸の粘膜を直接観察する検査です。ポリープが見つかった場合はその場で切除できるケースもあり、がんの予防にもつながるのが大きな利点でしょう。

日本では大腸がんの罹患数が増加傾向にあるため、エヌノーズの陽性判定を機に大腸カメラを受けておくことは非常に有意義です。検査前の腸管洗浄が必要になるため、事前の準備について医療機関から指示を受けてください。

腹部超音波検査やCT検査で肝臓・膵臓・腎臓を精査する

腹部超音波検査(エコー検査)は、体の表面から超音波を当てて肝臓・膵臓・腎臓・胆のうなどの状態を確認する方法です。痛みがなく、体への負担がほとんどないため気軽に受けられます。

CT検査(造影CT)は、造影剤を使って体内の臓器を断面画像で詳細に描き出します。超音波検査では見つけにくい膵臓がんや腎臓がんの発見に役立つため、医師の判断によってはCT検査も併せて行われるケースが多いでしょう。

エヌノーズ陽性で精密検査を受けるなら何科を受診すべきか

エヌノーズの陽性判定を受けた後、「何科を受診すればいいのかわからない」という声は非常に多く聞かれます。がんの部位がわからない状態での受診先選びはたしかに迷いますが、基本的な考え方を押さえれば判断に困りません。

まずは内科または消化器内科を受診するのが基本

がんの種類がわからない段階では、内科あるいは消化器内科を最初の窓口にするのがよいでしょう。内科医は全身の症状を幅広く診察し、必要な検査を振り分けてくれます。

特に消化器内科は、胃カメラや大腸カメラなどの内視鏡検査に対応している場合が多く、消化管のがんを効率よく精査できます。日本人に多い胃がん・大腸がんをまず確認しておきたい方には、消化器内科の受診がおすすめです。

女性特有のがんが気になるなら婦人科で子宮・卵巣を検査する

エヌノーズは子宮がんや卵巣がんのリスクも評価対象としています。女性の方で婦人科領域のがんが心配な場合は、婦人科を受診して子宮頸部細胞診や経腟超音波検査を受けるとよいでしょう。

子宮がん検診を長らく受けていない方にとっては、エヌノーズの結果をきっかけに婦人科を受診する良い機会にもなります。自治体のがん検診制度を活用できる場合もあるため、お住まいの地域の情報を確認してみてください。

前立腺がんが心配な男性は泌尿器科でPSA検査を受ける

男性でエヌノーズの陽性判定を受けた場合は、泌尿器科でPSA検査(前立腺特異抗原検査)を受けることも検討してください。PSA検査は採血だけで前立腺がんのリスクを評価でき、体への負担が小さい検査です。

50歳以上の男性は前立腺がんのリスクが高まるとされているため、エヌノーズの結果にかかわらず定期的にチェックしておくと安心でしょう。

乳がんが心配な方は乳腺外科でマンモグラフィや超音波検査を受ける

乳がんの精密検査は、乳腺外科または乳腺科で受けるのが一般的です。マンモグラフィ(乳房X線撮影)や乳房超音波検査を組み合わせて行うことで、小さなしこりや石灰化も発見しやすくなります。

乳がんは早期に発見できれば生存率が高いがんの一つです。エヌノーズの結果を受けて受診を迷っている方は、思い切って乳腺外科を訪れてみることをおすすめします。

がんの種類と受診すべき診療科

気になるがん受診する診療科主な検査
胃がん・大腸がん消化器内科胃カメラ・大腸カメラ
肺がん呼吸器内科胸部CT・喀痰検査
肝臓がん・膵臓がん消化器内科腹部超音波・造影CT
子宮がん・卵巣がん婦人科子宮頸部細胞診・超音波
前立腺がん泌尿器科PSA検査・MRI
乳がん乳腺外科マンモグラフィ・超音波

エヌノーズの陽性判定後に受ける精密検査の費用と期間はどのくらいかかるのか

精密検査を受ける際に多くの方が気にするのは、費用と期間の問題です。エヌノーズはあくまでスクリーニング検査のため、陽性後の二次検査にどれほどの経済的・時間的負担がかかるのか、あらかじめ見通しを立てておくと安心です。

PET-CT検査は自費の場合10万円前後が相場

PET-CT検査は全身を一度に調べられる利便性がある反面、費用は安くありません。自費で受ける場合はおよそ8万円から12万円前後が一般的な相場です。

ただし、医師の判断で「がんの疑いがある」と認められた場合や、紹介状を通じて検査をする場合は、状況によって費用が変わることもあります。事前に受診予定の医療機関に費用を確認しておくのが確実です。

内視鏡検査やCT検査は比較的手頃な費用で受けられる

胃カメラや大腸カメラ、腹部超音波検査、CT検査などは、PET-CTと比べると費用負担が軽いケースが多いでしょう。血液検査を含めた基本的ながん検診であれば、数千円から数万円程度で済むことが一般的です。

エヌノーズ陽性後の主な精密検査費用の目安(自費の場合)

検査名費用の目安所要時間の目安
PET-CT8万〜12万円2〜3時間
胃カメラ1万〜2万円15〜30分
大腸カメラ2万〜3万円30〜60分
腹部超音波5,000〜1万円15〜20分
造影CT1万〜2万円15〜30分

精密検査の結果が出るまでの期間は検査によって異なる

検査当日にある程度の結果がわかるものもあれば、1〜2週間かかるものもあります。PET-CTの場合は画像を放射線科の医師が読影するため、結果説明まで1週間程度かかるのが一般的です。

内視鏡検査で組織を採取して病理検査に回した場合は、結果が出るまで2週間前後かかることもあるでしょう。待っている間は不安が募りますが、正確な診断のためには欠かせない期間です。

複数の検査を組み合わせると1〜2か月かかることもある

エヌノーズの陽性判定をきっかけに複数の精密検査を受ける場合、すべての検査が終わるまでに1か月から2か月ほどかかることも珍しくありません。検査ごとに予約が必要で、結果を踏まえて次の検査を決めるため、段階的に進んでいくのが通常の流れです。

焦る気持ちはあっても、一つひとつの検査を丁寧に受けることが、正確な診断と適切な治療開始につながります。

エヌノーズの精密検査で「異常なし」と言われたらそれで安心してよいのか

精密検査の結果「異常なし」と言われると、多くの方はほっと胸をなでおろすでしょう。しかし、エヌノーズで陽性だったのに精密検査では何も見つからなかった場合、「本当に大丈夫なのか」と不安が残ることもあります。

精密検査で異常なしでも定期的な検診は継続すべき

精密検査で異常が見つからなかったとしても、今後がんにならないという保証ではありません。がんはゆっくりと進行するものも多く、現時点では画像検査で確認できないほど小さな段階にとどまっている可能性もあります。

そのため、精密検査の結果に安心しすぎず、年に一度の定期検診を継続することが非常に大切です。エヌノーズの結果をきっかけに、継続的な健康管理の習慣を身につけましょう。

PET-CTで異常なしの場合でも胃カメラの追加受診がすすめられることがある

PET-CTは全身を広くスクリーニングできる一方で、胃がんの検出力はそれほど高くないことが知られています。そのため、PET-CTで異常がなかった場合でも、医師から胃カメラの追加受診をすすめられるケースは少なくありません。

日本人は胃がんの罹患率が高いため、PET-CTの結果だけで安心せず、胃カメラもセットで受けておくとより確実でしょう。

エヌノーズの陽性は「がんの見落とし」ではなく「今後への備え」と捉える

精密検査で何も見つからなかったのにエヌノーズは陽性だった、という結果に納得がいかない方もいるかもしれません。しかし、画像検査で捉えられないごく初期のがんに線虫が反応している可能性も理論上は考えられます。

今回の精密検査で問題がなかったとしても、エヌノーズの結果は将来への警戒信号として受け止め、半年から1年後のフォローアップ検査を計画に入れておくと安心です。

  • 年1回の人間ドックや5大がん検診を継続する
  • 生活習慣の見直し(禁煙、節酒、適度な運動、バランスのよい食事)に取り組む
  • 家族にがんの既往がある場合は遺伝カウンセリングも検討する
  • 半年〜1年後にエヌノーズを再度受検して経過を追う

エヌノーズで陽性が出ても慌てない|精密検査に向けた心構えと準備

エヌノーズの陽性判定を受けた瞬間は動揺するものですが、正しい知識と適切な準備があれば、精密検査まで落ち着いて過ごせます。ここからは、精密検査を受けるまでに整えておきたい心構えと具体的な準備について紹介します。

不安な気持ちを一人で抱え込まず信頼できる人に話す

  • 家族やパートナーに検査結果と今後の方針を共有する
  • 職場の上司に精密検査のための休暇取得を早めに相談する
  • かかりつけ医や看護師に心理面の不安も率直に伝える

精密検査までの期間にインターネットの情報を鵜呑みにしない

検査結果が出るまでの待機期間は、つい検索を繰り返してしまいがちです。けれども、ネット上には正確でない情報や過度に不安をあおる内容も少なくありません。

情報収集は、公的機関のサイト(国立がん研究センターのがん情報サービスなど)や、受診予定の医療機関が発信する情報に絞ることをおすすめします。根拠の不確かな体験談やSNSの投稿に振り回されないことが、精神的な安定を保つ鍵となります。

検査当日の持ち物と注意事項を事前に確認しておく

精密検査の種類によっては、前日から絶食が必要なものや、服用中の薬の中断が求められるものもあります。検査の予約時に、医療機関から案内される注意事項をしっかり確認しておいてください。

当日の持ち物としては、エヌノーズの結果報告書、健康診断の結果、お薬手帳に加え、保険証やマイナンバーカードも忘れずに準備しましょう。検査後に車の運転ができない場合(鎮静剤使用時など)は、公共交通機関を利用するか付き添いの方と来院するのが安全です。

よくある質問

エヌノーズの陽性判定はどのくらいの確率で本当にがんが見つかるのか?

エヌノーズで高リスク(D判定・E判定)と判定された方がPET-CTなどの精密検査を受けた場合、実際にがんと確定診断されるのはごく一部の方にとどまります。ある医療機関の報告では、高リスク判定を受けた受検者のうちがんが確認されたのは数%程度でした。

つまり、陽性判定の多くは結果として「がんではなかった」となるケースが大半です。陽性が出たからといって必要以上に恐れるのではなく、あくまでも確認のための精密検査と捉えてください。

エヌノーズで陽性が出たら精密検査は何日以内に受けるべきか?

エヌノーズの陽性判定を受けたら、なるべく早めに医療機関を受診するのが望ましいでしょう。ただし、「何日以内」という明確な期限が医学的に定められているわけではありません。

一般的には、結果を受け取ってから1〜2週間以内にかかりつけ医や専門の医療機関に相談し、精密検査のスケジュールを立てることが推奨されます。放置してしまうとせっかくの早期発見の機会を逃すおそれがあるため、先延ばしにはしないでください。

エヌノーズの検査結果でがんの種類や部位を特定できるのか?

エヌノーズは、がんのリスクが高いか低いかを判定する検査であり、がんの種類や発生部位を特定する機能は備えていません。線虫はがん患者の尿に含まれるにおい物質に反応しますが、どの臓器にがんがあるかまでは判別できない仕組みです。

そのため、陽性判定を受けた場合は、全身を対象とした精密検査を別途受ける必要があります。PET-CTや内視鏡検査、超音波検査などを組み合わせて、がんの有無と部位を確認していく流れになります。

エヌノーズの陽性判定を受けた後にもう一度エヌノーズを受け直す意味はあるのか?

エヌノーズの陽性判定に不安を感じて、すぐに再検査を受けたいと考える方もいるかもしれません。しかし、短期間で再検査をしても結果が大きく変わる可能性は低く、医学的な意義は限定的です。

陽性判定が出た段階では、エヌノーズを再度受けるよりも、PET-CTや内視鏡検査などの精密検査を優先したほうが具体的な情報が得られます。再度エヌノーズを受検するのであれば、精密検査後に半年から1年の間隔を空けてからがよいでしょう。

エヌノーズは23種類のがんに対応しているが、5大がん検診とどう組み合わせればよいのか?

国が推奨する5大がん検診(胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮頸がん)は、それぞれの臓器に特化した精度の高い検査で構成されています。エヌノーズは23種のがんリスクを広くスクリーニングできますが、部位の特定はできません。

そのため、エヌノーズと5大がん検診は「どちらかを選ぶ」ものではなく、「併用する」のが理想的です。エヌノーズで全体のリスクを把握しつつ、5大がん検診で個別の臓器を丁寧にチェックする、という組み合わせが総合的ながん対策として有効でしょう。

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この記事を書いた人 Wrote this article

前田 祐助

前田 祐助 医学博士 / 医師

慶應義塾大学医学部大学院にて、がんの発生メカニズム(発癌機構)や、慢性炎症と腫瘍の関係性に関する基礎研究に従事し、医学博士号を取得。 特に、胃がんにおける炎症微小環境の解析や、細胞シグナル伝達(COX-2/PGE2経路など)による腫瘍形成の研究において実績を持つ。 現在は、大学病院や研究機関で培った「根拠(エビデンス)に基づく医療」の視点を活かし、疾患の早期発見や予防医療の啓発活動を行っている。 【保有資格・所属】 医学博士(慶應義塾大学)/ 医師免許 / 日本内科学会 / 日本医師会認定産業医