ペプチドワクチン 2nd page

がんと診断されたあと「手術や抗がん剤以外にも選択肢はないだろうか」と考える方は少なくありません。がんペプチドワクチン療法は、患者さん自身の免疫を活性化し、がん細胞を攻撃させる免疫療法のひとつです。
なかでもWT1ペプチドワクチンは、米国国立がん研究所(NCI)が「がん免疫療法の標的抗原として優先度が高い」と評価したWT1タンパクを標的とし、白血病や膵がん、脳腫瘍など幅広いがん種で臨床試験が重ねられてきました。
この記事では、ペプチドワクチンが特定のがん抗原を狙い撃つ仕組み、対象となるがん種、臨床データで示された治療実績、そして副作用や他の治療との併用まで、気になるポイントを丁寧に解説します。
がんペプチドワクチンは免疫の力でがん細胞を狙い撃つ治療法
がんペプチドワクチンは、がん細胞の表面に現れる特有のタンパク質(がん抗原)の断片=ペプチドを人工的に合成し、体内に投与することで免疫細胞を活性化させる治療法です。正常な細胞にはほとんど影響を与えず、がん細胞だけを標的にできる点が特徴といえます。
がん細胞だけが持つ「目印」を免疫に教え込む
私たちの免疫には、異物を認識して排除する力が備わっています。しかしがん細胞はもともと自分自身の細胞から生まれるため、免疫がうまく「敵」だと見抜けない場合があります。
ペプチドワクチンは、がん細胞が多く発現する抗原の一部を「目印」として免疫細胞に提示します。すると、キラーT細胞(細胞傷害性Tリンパ球)がその目印を学習し、同じ抗原を持つがん細胞を見つけ出して攻撃するようになります。
ペプチドワクチンが免疫を活性化する原理について詳しく見る
がん抗原を狙い撃つ免疫療法の原理をわかりやすく解説
ペプチドワクチンが対象とする主ながん種
ペプチドワクチンは、標的とする抗原の種類によって幅広いがん種に適用される可能性を持っています。代表的な標的抗原としてWT1やGPC3、NY-ESO-1などが挙げられ、それぞれ発現するがん種が異なります。
主な標的抗原と対象がん種
| 標的抗原 | 対象となるがん種 | 臨床試験の段階 |
|---|---|---|
| WT1 | 白血病、脳腫瘍、膵がん、卵巣がんなど | 第I〜II相 |
| GPC3 | 肝細胞がん | 第I〜II相 |
| NY-ESO-1 | 悪性黒色腫、肺がん | 第I〜II相 |
| MUC1 | 膵がん、乳がん | 第I〜II相 |
なかでもWT1は多くのがん種で高発現が確認されており、国内外で精力的に研究が進められてきました。
WT1ペプチドが多くのがん種で標的に選ばれた理由
WT1(Wilms’ Tumor 1)は、もともとウィルムス腫瘍(小児の腎臓がん)の原因遺伝子として発見されたタンパク質です。その後の研究で白血病、脳腫瘍、膵がん、肺がん、卵巣がんなど多種多様ながん細胞に高く発現していることが判明しました。
2009年に米国国立がん研究所(NCI)が行った「がん抗原の優先度評価プロジェクト」では、WT1タンパクが75種類の候補抗原のなかで第1位に選ばれました。免疫原性の高さ、がん細胞での発現率、治療機能の3つの観点から総合的に評価された結果です。
WT1ペプチドワクチンが標的とする分子の特徴をチェックする
多くのがんに発現するWT1タンパクの基礎知識
HLA型がワクチンの効き目を大きく左右する
ペプチドワクチンの効果は、患者さんのHLA型(ヒト白血球抗原型)に大きく依存します。HLAは免疫細胞にペプチドを提示する「お皿」のような分子であり、ワクチンに含まれるペプチドがこのお皿にうまく載らなければ、免疫応答は起こりません。
WT1ペプチドワクチンの場合、日本人に多いHLA-A*24:02型や、欧米人に多いHLA-A*02:01型に対応したペプチドが開発されています。治療を受ける前にHLA型の検査を行い、適合するかどうかを確認する必要があります。
- HLA-A*24:02:日本人の約60%が保有するタイプで、WT1-235ペプチドなどが対応
- HLA-A*02:01:欧米人に多いタイプで、WT1-126ペプチドなどが対応
- HLA-DRB1型:ヘルパーT細胞を活性化するクラスIIペプチドにも対応製剤がある
HLA型の検査がなぜ必要なのか、型ごとの適合性の違いについてまとめました
HLA型の検査と適合性の違いを詳しく解説
臨床試験で確認された治療成績と安全性
WT1ペプチドワクチンは、これまでに国内外で複数の臨床試験(第I相〜第II相)が実施され、免疫応答の誘導と一定の臨床効果が報告されています。
たとえば急性骨髄性白血病(AML)を対象とした第II相試験では、ワクチン接種を受けた患者さんの64%で免疫応答が確認され、5年以上の生存が示唆されました。
再発性膠芽腫(グリオブラストーマ)を対象とした試験でも、21名の患者さんのうち2名が部分奏効(腫瘍の縮小)、10名が安定(腫瘍の進行が抑制)という結果でした。婦人科がんや小児がんの試験でも安全性と免疫誘導が確認されています。
標準治療後の選択肢としてペプチドワクチンの治験に参加する方法はこちら
治験情報の探し方と参加までの流れ
副作用は比較的軽度で身体への負担が少ない
ペプチドワクチンの副作用として多く報告されているのは、注射部位の発赤・腫れ・硬結(しこり)、軽度の発熱、倦怠感などです。抗がん剤のように強い吐き気や脱毛が起こることは通常ありません。
臨床試験で重篤な副作用(グレード3以上)はまれであり、多くの試験で安全性が確認されています。ただし免疫を活性化する治療であるため、まれに自己免疫反応に似た症状が出る場合もあり、医師による経過観察が大切です。
臨床試験で報告された主な副反応
| 副反応の種類 | 発現頻度の目安 | 重症度 |
|---|---|---|
| 注射部位の発赤・腫脹 | 約40〜50% | 軽度(グレード1〜2) |
| 倦怠感 | 約30% | 軽度(グレード1〜2) |
| 皮膚の硬結 | 約30% | 軽度(グレード1〜2) |
| 発熱 | 約10〜20% | 軽度(グレード1〜2) |
注射部位の反応や発熱への具体的な対処法を解説
ペプチドワクチンの副作用とリスク管理の実際を確認する
抗がん剤との併用でペプチドワクチンの効果は高まる
ペプチドワクチンは単独でも免疫応答を誘導しますが、抗がん剤や免疫チェックポイント阻害薬と併用することで、より強い抗腫瘍効果が期待されています。
抗がん剤ががん細胞を破壊すると、がん抗原が大量に放出され、ペプチドワクチンによる免疫活性化が増強されると考えられています。
膵がんを対象とした試験では、ゲムシタビン(抗がん剤)とWT1ペプチドワクチンの併用で安全性と免疫応答の両方が確認されました。膠芽腫でもテモゾロミドとの併用試験が行われ、良好な忍容性が示されています。
抗がん剤との組み合わせによる相乗効果について詳しく見る
ペプチドワクチンと化学療法の併用による効果
複数の標的を狙う「マルチペプチドワクチン」
がん細胞は一種類の抗原だけを発現しているわけではありません。複数のペプチドを混合した「マルチペプチドワクチン」を用いると、キラーT細胞だけでなくヘルパーT細胞も同時に活性化でき、より強力な免疫応答が得られます。
WT1 Trioワクチンは、3種類のWT1由来ペプチドを組み合わせた製剤で、希少がんを対象とした臨床試験において88%の患者さんでWT1特異的抗体の産生が確認されました。単一ペプチドのみの投与と比べて、より幅広い免疫反応を引き出すことが報告されています。
- キラーT細胞用ペプチド(WT1-126、WT1-235)に加えてヘルパーT細胞用ペプチド(WT1-332)を配合
- 単一ペプチドよりも抗体産生率が有意に高い
- がん細胞が抗原を失って免疫を回避する「免疫逃避」への対策として有効
複数の標的を狙うマルチペプチドワクチンのメリットをチェックする
マルチペプチドワクチンの利点と治療の広がり
ネオアンチゲンワクチンとはどこが違うのか?
ペプチドワクチンと似た免疫療法に「ネオアンチゲンワクチン」があります。両者の最大の違いは、標的とする抗原の性質です。
従来のペプチドワクチンが、WT1やGPC3のように「多くのがん患者さんに共通して発現する抗原」を狙うのに対し、ネオアンチゲンワクチンは個々の患者さんのがん細胞に固有の遺伝子変異から生じる「個別化抗原」を標的とします。
ネオアンチゲンは正常細胞には存在しないため免疫原性が高い一方で、ゲノム解析が必要なため製造に時間がかかります。ペプチドワクチンは既知の共通抗原を用いるため、比較的短期間で投与を開始できるという利点があります。
| 比較項目 | ペプチドワクチン | ネオアンチゲンワクチン |
|---|---|---|
| 標的抗原 | 共通がん抗原(WT1など) | 患者固有の変異抗原 |
| 製造期間 | 比較的短い | 数週間〜数か月 |
| 適用範囲 | 同じ抗原を持つ患者に共通 | 完全に個別化 |
ペプチドワクチンとネオアンチゲンワクチンの違いについてまとめました
個別化医療としてのネオアンチゲンワクチンとの比較
がんワクチン研究が歩んできた道のりと治療費の目安
がんに対するワクチン療法の研究は、19世紀末にコーリー毒素(細菌毒素を使った免疫刺激)が試みられたことに端を発します。その後、がん抗原の同定技術が発展し、2000年代に入るとWT1をはじめとするペプチドワクチンの臨床試験が本格化しました。
2009年のNCI抗原優先度評価でWT1が第1位に選ばれたことは、この分野の研究を加速させる大きな転機となりました。現在では、ペプチドワクチンと免疫チェックポイント阻害薬の併用や、mRNAワクチン技術を応用した新しいアプローチも進んでいます。
初期の研究から現在のペプチドワクチンに至る歩みはこちら
がんワクチン研究の変遷と現在注目される治療法
治療にかかる費用の目安を確認する
がんペプチドワクチン療法は、多くの場合、自由診療として提供されています。治療費は医療機関やワクチンの種類、投与回数によって異なりますが、経済的な負担について事前に確認しておくことが大切です。
治療を検討する際には、主治医や専門の医療機関に直接相談し、費用の内訳や支払い方法について具体的な説明を受けてください。
- ワクチンの種類や投与スケジュールによって費用は変動する
- 初診料、検査費用(HLA型検査など)が別途かかる場合がある
- 医療機関ごとに料金体系が異なるため、複数の施設に相談することも選択肢
ペプチドワクチン療法の料金相場と自由診療での費用について解説
ペプチドワクチン療法の治療費の目安と費用に関するガイド
よくある質問
がんペプチドワクチンはどのようながん種に対応していますか?
がんペプチドワクチンは、標的とする抗原によって対応するがん種が異なります。代表的なWT1ペプチドワクチンの場合、急性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、膠芽腫(脳腫瘍)、膵がん、肺がん、卵巣がんなどで臨床試験が行われてきました。
ただし、すべてのがん種で標準治療として承認されているわけではなく、多くは臨床試験段階または自由診療として提供されています。対応可能かどうかは、がん細胞における抗原の発現状況やHLA型によっても異なるため、専門の医療機関への相談をおすすめします。
WT1ペプチドワクチンの副作用にはどのようなものがありますか?
WT1ペプチドワクチンの副作用として報告されているのは、注射部位の発赤や腫れ、皮膚の硬結、軽度の発熱や倦怠感などです。いずれもグレード1〜2の軽度なものがほとんどで、日常生活に大きな支障をきたすケースはまれです。
抗がん剤と比べると身体への負担が軽いとされていますが、免疫を刺激する治療である以上、まれに予期しない反応が現れるときもあります。投与中は定期的に医師の診察を受け、気になる症状があればすぐに相談してください。
がんペプチドワクチンの治療期間はどのくらいですか?
がんペプチドワクチンの治療期間は、使用するワクチンの種類やプロトコル(治療計画)によって異なります。一般的な臨床試験では、1〜2週間ごとに皮下注射を行い、まず12回程度の投与を1クールとしています。
効果が認められた場合は、月1回の維持投与を追加で行うケースもあります。治療期間全体としては3〜6か月程度が目安ですが、がんの種類や患者さんの状態に応じて主治医が判断します。
がんペプチドワクチンを受けるにはHLA型の検査が必要ですか?
がんペプチドワクチンを受ける前にはHLA型の血液検査が必要です。ペプチドワクチンはHLA分子を介してT細胞にがん抗原を提示するため、患者さんのHLA型がワクチンに含まれるペプチドと適合しなければ、十分な免疫応答を得られません。
WT1ペプチドワクチンでは、日本人に多いHLA-A24:02型や欧米人に多いHLA-A02:01型に対応した製剤が用いられています。検査は採血のみで行われ、結果は通常1〜2週間ほどで判明します。
がんペプチドワクチンは抗がん剤や他の免疫療法と併用できますか?
がんペプチドワクチンは、抗がん剤や免疫チェックポイント阻害薬との併用が研究されています。抗がん剤ががん細胞を破壊することで放出されるがん抗原が、ワクチンによる免疫活性化を後押しすると考えられているためです。
膵がんにおけるゲムシタビンとの併用試験や、膠芽腫でのテモゾロミドとの併用試験では安全性と免疫応答の両方が確認されています。ただし、併用の可否は患者さんの全身状態やがんの種類によって判断が異なるため、担当の医師とよく相談してください。
Reference
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この記事を書いた人Wrote this article
前田 祐助医学博士 / 医師
慶應義塾大学医学部大学院にて、がんの発生メカニズム(発癌機構)や、慢性炎症と腫瘍の関係性に関する基礎研究に従事し、医学博士号を取得。 特に、胃がんにおける炎症微小環境の解析や、細胞シグナル伝達(COX-2/PGE2経路など)による腫瘍形成の研究において実績を持つ。 現在は、大学病院や研究機関で培った「根拠(エビデンス)に基づく医療」の視点を活かし、疾患の早期発見や予防医療の啓発活動を行っている。
【保有資格・所属】
医学博士(慶應義塾大学)/ 医師免許 / 日本内科学会 / 日本医師会認定産業医