食道がんの免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)|対象となる方と効果

食道がんの免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)|対象となる方と効果

食道がんと診断されて免疫療法という選択肢を検討している方にとって、その効果や対象となる条件は気になるところでしょう。免疫チェックポイント阻害薬は、体の免疫力を活かしてがん細胞と闘う治療法です。

従来の抗がん剤治療とは異なるアプローチで、近年の臨床試験では生存期間の延長が報告されています。この記事では、食道がんに対する免疫療法の仕組みから対象となる方の条件、治療効果、副作用の注意点まで丁寧に解説します。

ご自身やご家族の治療選択に役立つ情報をお届けしますので、最後までお読みいただければ幸いです。

食道がんに免疫療法が導入された背景と従来の治療との違い

食道がんに対する免疫療法は、従来の化学療法だけでは十分な効果が得られなかった患者さんに新たな治療の道を開きました。

化学療法中心の治療では、進行・再発食道がんの生存期間中央値が10か月未満にとどまるケースも多く、より有効な治療法が求められていました。

食道がんが治療の難しいがんとされてきた理由

食道がんは世界で6番目に多いがん死亡原因とされ、日本でも年間約1万人が新たに診断されています。食道は胃や腸と異なり周囲に漿膜(しょうまく)と呼ばれる外側の膜がないため、がん細胞が周囲のリンパ節や臓器に広がりやすい特徴があります。

そのため、診断時にはすでに進行した状態であることが少なくありません。手術、放射線治療、化学療法を組み合わせた集学的治療が行われてきましたが、進行がんにおける5年生存率は依然として厳しい数字です。

化学療法の限界から免疫療法に期待が集まるまで

切除不能な進行・再発食道がんに対しては、フッ化ピリミジン系薬剤とプラチナ系薬剤を組み合わせた化学療法が標準的な1次治療として行われてきました。しかし、治療効果には限りがあり、生存期間の延長は十分とはいえませんでした。

食道がんの従来の治療と免疫療法の比較

項目従来の化学療法免疫療法
作用の仕組みがん細胞を直接攻撃免疫の力を再活性化
主な薬剤例シスプラチン+5-FUニボルマブ、ペムブロリズマブ
副作用の傾向骨髄抑制、吐き気免疫関連有害事象
奏効の持続性比較的短い傾向長期間持続する例あり

免疫チェックポイント阻害薬が食道がん治療を変えた転換点

2010年代後半から、免疫チェックポイント阻害薬の大規模臨床試験が食道がんでも実施されるようになりました。

KEYNOTE-590試験やCheckMate 648試験といったフェーズ3試験で、化学療法と免疫チェックポイント阻害薬の併用が化学療法単独よりも全生存期間を延長させたことが報告されています。

こうした結果を受け、日本を含む多くの国で食道がんの1次治療として承認が進み、治療の選択肢が大きく広がりました。

免疫チェックポイント阻害薬が食道がん細胞を攻撃する仕組み

免疫チェックポイント阻害薬は、がん細胞が免疫から逃れるために利用する「ブレーキ」を解除する治療薬です。体の免疫細胞ががん細胞を再び攻撃できるようになります。

食道がん細胞の多くはこのブレーキ分子を高く発現しているため、免疫療法が効きやすい特性を持っています。

PD-1とPD-L1がつくる「免疫の抜け道」とは

体の免疫システムでは、T細胞と呼ばれるリンパ球ががん細胞を見つけて攻撃する役割を担っています。ところが、がん細胞はPD-L1(ピーディーエルワン)というタンパク質を細胞表面に出します。

PD-L1がT細胞のPD-1(ピーディーワン)という受容体と結合すると、T細胞の働きにブレーキがかかります。

この結合が起きるとT細胞の働きにブレーキがかかり、がん細胞は免疫からの攻撃を回避できるようになります。食道がん、特に扁平上皮がんではPD-L1の発現が高い傾向があり、この「免疫の抜け道」を多用していると考えられています。

薬がブレーキを解除してT細胞を再び活性化させる

免疫チェックポイント阻害薬は、PD-1とPD-L1の結合を物理的にブロックする抗体医薬品です。薬がPD-1に先に結合することで、がん細胞のPD-L1との接触を遮断し、T細胞は本来の攻撃力を取り戻します。

イメージとしては、がん細胞が「攻撃しないで」と免疫に出していた白旗を、薬が取り払うようなものです。一度ブレーキが外れたT細胞は、がん細胞を認識して積極的に排除するよう働きかけます。

CTLA-4経路を含むもうひとつの免疫チェックポイント

PD-1/PD-L1経路のほかに、CTLA-4(シーティーエルエーフォー)と呼ばれるもうひとつの免疫チェックポイントも注目されています。

CTLA-4はT細胞の活性化そのものを初期段階で抑制する受容体で、イピリムマブという薬はこのCTLA-4をブロックします。

食道がんでは、PD-1阻害薬とCTLA-4阻害薬を併用する治療法(ニボルマブ+イピリムマブ)も臨床試験で有効性が確認されています。2つの経路を同時に解除することで、免疫の攻撃力をさらに高める戦略です。

PD-1経路とCTLA-4経路の違い

経路働く場所代表的な薬剤
PD-1/PD-L1腫瘍の周囲(末梢)ニボルマブ、ペムブロリズマブ
CTLA-4リンパ節(中枢)イピリムマブ

食道がんの免疫療法で使われる代表的な薬剤と投与方法

食道がんの免疫療法では、ニボルマブ(オプジーボ)とペムブロリズマブ(キイトルーダ)という2つのPD-1阻害薬が治療の中心です。いずれも点滴で投与され、化学療法との併用で使われるケースが多くみられます。

ニボルマブ(オプジーボ)の食道がんでの使い方

ニボルマブは、日本発のPD-1阻害薬として広く知られています。食道がんの領域では、ATTRACTION-3試験で2次治療としての有効性が示されました。

その後、CheckMate 648試験で化学療法との併用やイピリムマブとの併用が1次治療として承認されています。

投与は通常2週間に1回の点滴で、30分程度かけて行います。手術後の再発予防(術後補助療法)でも、CheckMate 577試験の結果をもとにニボルマブが使用される場面が増えています。

ペムブロリズマブ(キイトルーダ)の特徴と臨床試験の結果

ペムブロリズマブも同じくPD-1を標的とした阻害薬で、KEYNOTE-590試験において化学療法との併用が1次治療として大きな成果を示しました。

この試験では、化学療法単独と比べて全生存期間が有意に延長し、現在では食道がん1次治療の柱のひとつとなっています。

  • ニボルマブ(オプジーボ):2週間ごとまたは4週間ごとに点滴投与
  • ペムブロリズマブ(キイトルーダ):3週間ごとに点滴投与
  • イピリムマブ(ヤーボイ):ニボルマブとの併用で6週間ごとに投与

化学療法との併用が標準治療になった理由

免疫チェックポイント阻害薬は単独でもある程度の効果がありますが、化学療法と組み合わせることでさらに高い効果が期待できます。

化学療法ががん細胞を破壊すると、がん細胞の中に隠れていた抗原(免疫が標的とする目印)が外に出てきます。その結果、免疫システムがより多くのがん細胞を認識しやすくなるのです。

KEYNOTE-590試験やCheckMate 648試験の結果が、この併用アプローチの有効性を裏づけています。

食道がんの免疫療法が対象となる方はどのような患者か

免疫チェックポイント阻害薬による食道がんの治療は、すべての患者さんに適応されるわけではありません。がんの進行度、組織型、PD-L1の発現状況、全身の状態などを総合的に判断して対象が決まります。

切除不能な進行・再発食道がんの方が主な対象

免疫療法の主な対象は、手術で取り切ることが難しい進行食道がんや、一度は治療を受けたものの再発した食道がんの方です。遠隔転移がある場合や、局所的に進行して切除が困難な場合が該当します。

全身状態が比較的良好で、日常生活をある程度自立して送れることも投与の条件になります。具体的には、ECOG PS(全身状態の指標)が0または1の方が臨床試験でも対象とされてきました。

食道がんの組織型による治療の違い

食道がんの組織型は大きく扁平上皮がんと腺がんに分かれます。日本では扁平上皮がんが全体の90%以上を占めており、免疫チェックポイント阻害薬の効果が特に期待されているのがこの扁平上皮がんです。

腺がんに対しても一定の効果は報告されていますが、臨床試験のデータとしては扁平上皮がんのほうがより明確な生存延長効果を示しています。

PD-L1の発現状況は治療効果を左右する

免疫療法の効果を予測する指標のひとつがPD-L1の発現量です。PD-L1発現量はCPS(コンバインドポジティブスコア)という数値で評価されることが多く、CPSが10以上の方ではとりわけ高い治療効果が報告されています。

ただし、PD-L1の発現が低い方でも一定の効果が得られるケースがあるため、PD-L1の値だけで治療の適否が決まるわけではありません。担当医と相談しながら総合的に判断することが大切です。

術後補助療法としての適用条件

手術前に化学放射線療法を受け、手術でがんを切除したものの病理検査で残存腫瘍が認められた方には、術後補助療法としてニボルマブが使用されることがあります。CheckMate 577試験で無病生存期間の延長が確認されたことがその根拠です。

免疫療法の対象となる主な条件

条件内容
がんの進行度切除不能な進行・再発、または術後残存病変あり
組織型扁平上皮がん(腺がんも一部対象)
全身状態ECOG PS 0~1(日常生活がおおむね自立)
PD-L1発現CPS 10以上で特に高い効果が期待される

免疫チェックポイント阻害薬による食道がん治療の効果はどの程度か

複数の大規模臨床試験から、免疫チェックポイント阻害薬は食道がんの生存期間を有意に延長させることが明らかになっています。化学療法単独と比べて全生存期間が数か月延び、5年生存率も改善しています。

KEYNOTE-590試験で示された生存期間延長の成果

KEYNOTE-590試験は、ペムブロリズマブと化学療法の併用を評価した国際的な第3相試験です。749名の進行食道がん患者を対象に、ペムブロリズマブ+化学療法群とプラセボ+化学療法群を比較しました。

ペムブロリズマブ併用群の全生存期間中央値は12.4か月で、化学療法単独群の9.8か月を上回りました。

5年追跡データでは、5年生存率がペムブロリズマブ併用群で約10.6%、化学療法単独群では約3.0%と、3倍以上の差が生まれています。

CheckMate 648試験によるニボルマブ併用の結果

CheckMate 648試験では、進行食道扁平上皮がんを対象に、ニボルマブ+化学療法、ニボルマブ+イピリムマブ、化学療法単独の3群を比較しました。

970名が参加したこの試験では、ニボルマブを含む両方の治療群が化学療法単独群と比べて全生存期間を有意に延長させました。

主要な臨床試験の結果

試験名対象主な結果
KEYNOTE-590進行食道がん(1次治療)全生存期間中央値12.4か月 vs 9.8か月
CheckMate 648進行食道扁平上皮がん(1次治療)全生存期間の有意な延長を確認
ATTRACTION-3既治療の進行食道扁平上皮がん全生存期間中央値10.9か月 vs 8.4か月
CheckMate 577術後補助療法無病生存期間22.4か月 vs 11.0か月

2次治療以降でも免疫療法の恩恵を受けられる

ATTRACTION-3試験では、1次治療後に病状が悪化した食道扁平上皮がんの方を対象に、ニボルマブ単剤と化学療法(タキサン系)が比較されました。

ニボルマブ群は全生存期間中央値10.9か月で、化学療法群の8.4か月より良好な成績を示しています。

副作用の面でもニボルマブのほうが化学療法よりグレード3以上の有害事象が少なく、治療の継続しやすさという点でも優れた結果でした。

効果が長続きしやすい点も免疫療法の特長

化学療法は治療を中止すると効果が徐々に薄れる傾向がありますが、免疫療法は一部の患者さんで治療終了後も長期間にわたって効果が維持されます。

免疫システムそのものが「がんを覚えて攻撃する」という記憶を保つためだと考えられています。

食道がんの免疫療法で注意すべき副作用と体調管理のコツ

免疫チェックポイント阻害薬の副作用は、従来の化学療法とは性質が異なります。免疫が過剰に活性化されることで正常な組織を攻撃してしまう「免疫関連有害事象(irAE)」が起きる場合があり、早期発見と早期対処が重要です。

免疫関連有害事象(irAE)の代表的な症状

免疫関連有害事象はあらゆる臓器に起こりうるのが特徴です。頻度が比較的高いものとしては、皮膚の発疹やかゆみ、倦怠感、甲状腺機能の異常が挙げられます。

まれですが重篤化する可能性がある症状として、間質性肺炎、大腸炎、肝機能障害、1型糖尿病、心筋炎なども報告されています。息苦しさ、激しい下痢、黄疸、急な血糖上昇などの症状があらわれた場合は速やかに医療機関を受診してください。

副作用を早期に見つけるために患者さんができること

免疫関連有害事象は投与開始から数週間~数か月後に出現することが多いですが、投与終了後しばらく経ってから発症する例もあります。日々の体調変化を記録し、普段と違う症状があれば些細なことでも担当医や看護師に伝えることが大切です。

定期的な血液検査で甲状腺機能や肝機能、血糖値をモニタリングすることも副作用の早期発見に役立ちます。

副作用が出た場合の対処法と治療継続の判断

免疫関連有害事象が確認された場合、軽度であれば対症療法を行いながら免疫療法を継続できるケースもあります。一方、中等度以上の副作用では一時的に投与を休止し、ステロイド薬による治療が行われることが一般的です。

重篤な場合は免疫療法そのものを中止する判断がなされます。副作用の管理体制が整った医療機関で治療を受けることが、安心して治療に臨むためのポイントといえるでしょう。

免疫関連有害事象と対処の目安

副作用の種類主な症状対処の基本
皮膚障害発疹、かゆみ外用薬、抗ヒスタミン薬
甲状腺機能異常だるさ、体重変動ホルモン補充療法
間質性肺炎咳、息切れ投与中止、ステロイド投与
大腸炎激しい下痢、腹痛投与休止、ステロイド投与
肝機能障害黄疸、倦怠感投与休止、肝庇護療法

食道がんの免疫療法を受けるまでの流れと担当医への相談ポイント

免疫療法を受けるにあたっては、担当医との十分な話し合いが欠かせません。治療の流れや事前検査の内容を把握しておくことで、不安を軽減し、前向きに治療に臨むことができます。

治療開始前に行われる検査と診断の流れ

免疫チェックポイント阻害薬を使用する前に、がんの組織型やPD-L1の発現状況を確認する病理検査が行われます。内視鏡や生検で採取した組織を用いて、扁平上皮がんか腺がんかを判定し、免疫染色でPD-L1のCPSを測定します。

  • 病理検査(組織型とPD-L1発現の確認)
  • CT・PETなどの画像検査(がんの広がりの評価)
  • 血液検査(肝機能、腎機能、甲状腺機能の確認)
  • 全身状態(PS)の評価

担当医に確認しておきたい5つの質問

治療方針を決める際には、患者さん自身が納得して選択できることが大切です。

免疫療法を提案された場合には「なぜ自分に勧められるのか」「期待される効果はどの程度か」「起こりうる副作用にはどのようなものがあるか」「治療にかかるおおよその期間」「副作用が出た際の対応」といった点を聞いておくと安心です。

事前に質問をメモしておくと、限られた診察時間を有効に使えるのでおすすめです。

治療中の生活で気をつけたいこと

免疫療法の投与中は、体の免疫バランスが変化している状態です。十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事を心がけ、体力を維持することが治療効果を高めるうえでも大切です。

感染症にかかりやすくなる場合もあるため、手洗い・うがいの徹底やインフルエンザなどの流行期には人混みを避けるなどの配慮も必要になるかもしれません。普段どおりの生活を送りつつ、異変を感じたら早めに相談するという姿勢が治療を支えます。

よくある質問

食道がんの免疫チェックポイント阻害薬は化学療法と何が違うのか?

化学療法はがん細胞を直接攻撃する薬剤ですが、免疫チェックポイント阻害薬は体の免疫細胞を再び活性化させてがんを攻撃させる治療法です。

副作用の種類も異なり、化学療法では吐き気や骨髄抑制が主ですが、免疫療法では免疫が過剰に働くことによる臓器の炎症が起きることがあります。

また、免疫療法の効果は治療終了後も持続する場合があり、この点が化学療法との大きな違いです。

食道がんの免疫チェックポイント阻害薬で期待できる生存期間の延長はどれくらいか?

臨床試験のデータでは、化学療法単独と比較して数か月の全生存期間延長が報告されています。

たとえばKEYNOTE-590試験では、ペムブロリズマブ+化学療法群の全生存期間中央値が12.4か月で、化学療法単独群の9.8か月より約2.6か月長い結果でした。

ただし、効果には個人差があり、長期間にわたって病状が安定する方もいれば、期待どおりの効果が得られない方もいます。担当医と治療方針を十分に話し合うことをおすすめします。

食道がんの免疫チェックポイント阻害薬の副作用にはどのようなものがあるか?

免疫チェックポイント阻害薬に特有の副作用として「免疫関連有害事象」があります。皮膚の発疹、甲状腺機能異常、倦怠感が比較的よく見られます。

まれに間質性肺炎、大腸炎、肝機能障害、1型糖尿病、心筋炎などの重篤な症状が出ることもあります。

多くの副作用は早期に発見して適切に対処すれば管理できるため、治療中の体調変化はどんな小さなことでも担当医に伝えることが大切です。

食道がんの免疫チェックポイント阻害薬はPD-L1が陰性でも使えるのか?

PD-L1の発現が高い方のほうが効果を得やすい傾向がありますが、PD-L1が陰性あるいは低発現であっても免疫療法が適用される場合があります。

CheckMate 648試験のニボルマブ+化学療法やニボルマブ+イピリムマブは、PD-L1の発現状況にかかわらず全生存期間を改善しました。

PD-L1の値は治療効果を予測する目安のひとつですが、それだけで治療の可否を決定するものではありません。全身状態やがんの組織型なども含め、総合的な判断が行われます。

食道がんの術後に免疫チェックポイント阻害薬を使うケースとは?

手術前に化学放射線療法を受け、手術でがんを切除したにもかかわらず、病理検査で完全奏効(がん細胞が完全に消えた状態)に至らなかった方が対象となります。

CheckMate 577試験の結果に基づき、術後にニボルマブを最長1年間投与する方法が標準的な選択肢のひとつです。

この術後補助療法では、無病生存期間がプラセボの11.0か月に対してニボルマブ群では22.4か月と、2倍に延長しています。

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この記事を書いた人 Wrote this article

前田 祐助

前田 祐助 医学博士 / 医師

慶應義塾大学医学部大学院にて、がんの発生メカニズム(発癌機構)や、慢性炎症と腫瘍の関係性に関する基礎研究に従事し、医学博士号を取得。 特に、胃がんにおける炎症微小環境の解析や、細胞シグナル伝達(COX-2/PGE2経路など)による腫瘍形成の研究において実績を持つ。 現在は、大学病院や研究機関で培った「根拠(エビデンス)に基づく医療」の視点を活かし、疾患の早期発見や予防医療の啓発活動を行っている。 【保有資格・所属】 医学博士(慶應義塾大学)/ 医師免許 / 日本内科学会 / 日本医師会認定産業医