がんワクチンとICI(免疫チェックポイント阻害薬)の併用|次世代の免疫治療

がんワクチンとICI(免疫チェックポイント阻害薬)の併用|次世代の免疫治療

がんワクチンとICI(免疫チェックポイント阻害薬)の併用療法は、免疫の「攻撃力を高める」働きと「ブレーキを外す」働きを同時に引き出す治療戦略として、世界中の臨床試験で成果を上げ始めています。

従来のICI単独療法では十分な効果を得られなかった患者さんにも、がんワクチンを組み合わせることで免疫応答が活性化し、治療成績の向上が報告されるようになりました。

この記事では、がんワクチンとICIそれぞれの仕組みから併用の科学的根拠、副作用への対策、そして治療を検討する際に知っておきたい情報まで、患者さん目線でわかりやすく解説します。

免疫チェックポイント阻害薬(ICI)は「免疫のブレーキ」を外す画期的な治療法

ICI(免疫チェックポイント阻害薬)は、がん細胞が免疫にかけている「ブレーキ」を解除することで、体が本来持っている免疫の力を取り戻す治療薬です。2018年のノーベル生理学・医学賞の対象となった研究がその基盤にあります。

がん細胞が免疫にブレーキをかける巧妙な手口

私たちの体には、異物を認識して排除する免疫のシステムが備わっています。T細胞と呼ばれる免疫細胞は、がん細胞を「敵」と見なして攻撃する力を持っています。

ところが、がん細胞は自らの表面にPD-L1というタンパク質を出し、T細胞の表面にあるPD-1と結合させることで、攻撃のスイッチを切ってしまいます。これが「免疫のブレーキ」と呼ばれる仕組みです。

PD-1やCTLA-4を標的にしたICIの作用

ICIは、PD-1とPD-L1の結合を物理的にブロックすることで、T細胞の攻撃力を回復させます。代表的な薬剤にはニボルマブ(オプジーボ)やペムブロリズマブ(キイトルーダ)があります。

もう1つの標的であるCTLA-4を阻害するイピリムマブ(ヤーボイ)は、T細胞の活性化そのものを促進します。PD-1とCTLA-4では作用する段階が異なるため、2剤の併用も臨床で使われています。

ICIの主な種類と標的分子

分類代表的な薬剤名標的分子
抗PD-1抗体ニボルマブ、ペムブロリズマブPD-1
抗PD-L1抗体アテゾリズマブ、デュルバルマブPD-L1
抗CTLA-4抗体イピリムマブCTLA-4

ICI単独では効果が出ない患者さんも少なくない

ICIはメラノーマや肺がん、腎細胞がんなど多くのがん種で承認されていますが、単独投与で十分な効果が得られる患者さんは全体の2割から3割程度にとどまるとされています。

免疫のブレーキを外しても、そもそも攻撃するT細胞が十分に活性化されていなければ、治療効果は限定的になるでしょう。この課題を補う存在として注目されているのが、がんワクチンとの併用です。

がんワクチンは免疫の「攻撃力」そのものを底上げする

がんワクチンは、がん細胞に特有の目印(抗原)を免疫細胞に教え込むことで、体内の免疫応答を積極的に立ち上げる治療法です。ICIがブレーキの解除役なら、がんワクチンはアクセルを踏む役割を担います。

がんワクチンが免疫を教育する仕組み

がんワクチンには、がん細胞だけが持つ抗原の情報が含まれています。これを体内に投与すると、樹状細胞(免疫の司令塔)がその情報をキャッチし、T細胞に「この目印を持つ細胞を攻撃しなさい」と指令を出します。

一度教育を受けたT細胞は記憶として残り、がん細胞が再び現れた際にも迅速に反応できるようになるのが特徴です。

ネオアンチゲンワクチンで「患者ごと」にカスタマイズ

近年とくに注目されているのが、ネオアンチゲン(がん細胞の遺伝子変異から生じる新しい抗原)をターゲットにした個別化ワクチンです。患者さんの腫瘍を遺伝子解析し、その人だけのがん抗原を特定してワクチンを設計します。

ネオアンチゲンはがん細胞にしか存在しないため、正常な細胞を攻撃するリスクが低く、より精密な免疫応答を引き出せる点が大きな利点でしょう。

mRNA技術でワクチン製造が加速している

新型コロナウイルスワクチンで広く知られるようになったmRNA技術は、がんワクチンの製造にも応用されています。mRNAワクチンは、がん抗原の設計図となる遺伝情報を脂質ナノ粒子に包んで体内に届け、細胞内でタンパク質を発現させます。

製造に要する期間も大幅に短縮されており、従来は9週間以上かかっていた個別化ワクチンの作製が4週間以内にまで短くなってきました。この速度は、進行がんの患者さんにとって大きな意味を持ちます。

がんワクチンの主な種類

種類特徴代表例
ペプチドワクチンがん抗原のペプチド断片を投与PGV001、NeoVax
mRNAワクチン抗原のmRNAをLNPで送達mRNA-4157(V940)
樹状細胞ワクチン樹状細胞に抗原を搭載して投与DCVax-L、Neo-DCVac

がんワクチンとICI併用が世界中の研究者を引きつける3つの根拠

がんワクチンとICIの併用は、それぞれの弱点を補い合う「免疫の攻守一体戦略」として、多数の臨床試験で有効性が示されつつあります。単独療法を超える成績が報告されており、その科学的根拠は着実に蓄積されています。

「攻撃」と「ブレーキ解除」の同時実行が鍵

がんワクチンで免疫のアクセルを踏み、ICIでブレーキを外す。この2つを同時に行うことで、がん細胞に対する免疫応答が飛躍的に強化されます。

ワクチン単独では、がん細胞が免疫抑制の仕組みを使って攻撃を回避してしまうことがあります。一方、ICI単独では攻撃役のT細胞が十分に準備されていないケースも多いため、両者の組み合わせが相乗効果を生むわけです。

メラノーマでの臨床試験が併用の有効性を裏づけた

Moderna社とMerck社が共同で実施した第IIb相臨床試験(KEYNOTE-942)では、個別化mRNAワクチンmRNA-4157(V940)をペムブロリズマブと併用した群が、ペムブロリズマブ単独群と比べて再発リスクを大幅に低減させました。

18か月時点での無再発生存率は、併用群が79%に対して単独群は62%という結果が出ています。この成果を受けて、現在は大規模な第III相試験がグローバルに展開されています。

メラノーマ臨床試験の主な結果

項目ワクチン+ICI併用群ICI単独群
18か月無再発生存率約79%約62%
再発リスク低減約44%低下比較対照
現在の開発段階第III相試験進行中

膵臓がんや腎臓がんでも成果が出始めた

メラノーマだけではありません。Memorial Sloan Kettering Cancer CenterとBioNTech社が実施した膵臓がんの臨床試験では、mRNAネオアンチゲンワクチンとICIの併用で、16人中8人が免疫応答を示し、そのうち6人が手術後3年以上にわたり再発なく過ごしているという報告があります。

腎臓がんにおいてもModerna社とMerck社が術後補助療法として個別化ワクチンの試験を進めており、がんワクチンとICI併用の対象がん種は確実に広がりつつあります。

mRNAがんワクチンとICI併用の臨床試験は世界で120件を超えた

2024年末時点で、mRNAがんワクチンに関する臨床試験は世界で99件以上が登録されており、ICIとの併用を含む免疫療法全体ではさらに多くの試験が進行しています。がん種も消化器がん、メラノーマ、肺がんと多岐にわたります。

消化器がんの試験が最多を占めている

臨床試験の登録数をがん種別に見ると、消化器がん(胃がん、大腸がん、膵臓がんなど)が28件ともっとも多く、メラノーマの15件、肺がんの12件が続いています。

消化器がんは患者数が多いうえ、既存の治療法では限界を感じている患者さんも少なくないため、新たな免疫治療への期待が高いがん種です。

日本発の研究も免疫治療の発展を後押ししている

PD-1を発見した本庶佑博士の研究が2018年のノーベル賞につながったことは、日本の免疫治療研究の実力を世界に示しました。国内でもネオアンチゲンワクチンの研究が進み、ICIとの併用を見据えた取り組みが広がっています。

国立がん研究センターを中心に、免疫活性化薬とICIの併用における抵抗性の仕組みを解明する研究も2025年に報告されました。治療効果を予測するバイオマーカーの開発にもつながる重要な成果です。

個別化ワクチンの製造期間短縮が治療の現実味を高めている

がんワクチンの個別化には、腫瘍の遺伝子解析から抗原の特定、ワクチンの製造まで複数の工程が必要です。かつてはこの製造に9週間以上かかり、進行がんの患者さんには間に合わないケースもありました。

しかし、AIを活用したネオアンチゲン予測や自動化された製造プラットフォームの導入によって、4週間以内の製造が現実のものになりつつあります。製造コストの高さ(1人あたり10万ドル以上とされる)は依然として課題ですが、技術の進歩とともに低減が見込まれています。

がんワクチン臨床試験のがん種別登録状況(2024年末時点)

がん種登録件数備考
消化器がん28件膵臓がん・大腸がん含む
メラノーマ15件第III相試験進行中
肺がん12件非小細胞肺がん中心
脳腫瘍数件グリオブラストーマ対象

がんワクチンとICI併用で気をつけたい副作用と安全対策

がんワクチンとICIの併用は効果が期待できる一方で、免疫を活性化するがゆえの副作用が生じることがあります。早期の発見と適切な対処が、安全に治療を続けるための土台になります。

ICI特有の「免疫関連有害事象」を正しく知っておこう

ICIの副作用は、従来の抗がん剤とは性質が異なります。免疫が過剰に活性化することで、正常な臓器を攻撃してしまう「免疫関連有害事象(irAE)」が起こることがあるのです。

間質性肺炎、大腸炎、甲状腺機能障害、肝機能障害、皮膚障害、1型糖尿病などが代表的な症状として報告されています。多くは治療開始後2か月以内に現れやすい傾向がありますが、投与終了後に遅れて出現するケースもあるため油断できません。

がんワクチン側の副作用は比較的軽い傾向にある

がんワクチン自体の副作用は、注射部位の痛みや発赤、軽度の発熱や倦怠感などが中心で、多くはグレード1から2(軽度から中等度)の範囲にとどまっています。

ICIとがんワクチンの主な副作用の比較

治療法主な副作用重症度の傾向
ICI間質性肺炎、大腸炎、甲状腺機能障害など中等度~重度の場合あり
がんワクチン注射部位反応、軽度発熱、倦怠感軽度が中心
併用時上記の両方が出現する可能性定期的な経過観察が必要

「いつもと違う症状」に気づいたらすぐ主治医へ

併用療法を受けている間は、息切れや空咳が続く、下痢や腹痛がひどくなる、異常に喉が渇く、皮膚に発疹が広がるといった変化を見逃さないことが大切です。

免疫関連有害事象は早期に対処すれば重症化を防げるケースがほとんどです。自己判断で放置せず、些細な違和感でも医療チームに伝えるようにしましょう。

定期的な血液検査と画像検査で安全を守る

併用療法中は、甲状腺ホルモンや肝機能、血糖値などを定期的にチェックする血液検査が欠かせません。画像検査も組み合わせることで、治療効果の確認と副作用の早期発見を同時に行えます。

なお、ICIの治療中にはシュード・プログレッション(擬性進行)と呼ばれる現象が起きることもあります。免疫細胞ががん組織に集まることで一時的に腫瘍が大きく見える状態で、実際にはがんが縮小に向かっている場合も含まれます。ただし、本当の増悪との見分けには専門医の判断が必要です。

がんワクチンとICI併用に向いている患者像・向いていない患者像

がんワクチンとICIの併用は万能ではなく、効果が出やすい患者さんとそうでない患者さんがいます。治療の適否を判断するためのポイントを知っておくことは、主治医との対話をスムーズにしてくれるでしょう。

腫瘍遺伝子変異量(TMB)が多い人は効果を得やすい

がん細胞の遺伝子変異が多いほど、免疫が認識できるネオアンチゲンの種類も増えるため、ワクチンで狙える標的が豊富になります。メラノーマや肺がんは遺伝子変異量が比較的多いがん種であり、実際に臨床試験でも高い奏効率が報告されています。

免疫抑制が強い腫瘍環境では工夫が求められる

がん組織の周囲に免疫を抑制する細胞や物質が多い場合、たとえワクチンで教育されたT細胞がやって来ても攻撃がブロックされてしまいます。膵臓がんなどは免疫抑制が強い代表的ながん種ですが、ICIやほかの薬剤を戦略的に組み合わせることで、この壁を乗り越えようとする研究が進んでいます。

全身状態や既往歴も治療選択に影響する

ICIの副作用である免疫関連有害事象は、自己免疫疾患を持っている患者さんでは悪化するリスクがあります。また、臓器移植後に免疫抑制剤を使用している方はICIとの相性が問題になる場合もあるため、事前の評価が欠かせません。

全身の体力(パフォーマンスステータス)が保たれていることも重要で、併用療法は一定の体力がある状態で始めることが望ましいといえます。

  • TMBが高いがん種(メラノーマ、肺がんなど)は併用効果が出やすい
  • 免疫抑制が強い腫瘍微小環境では追加の治療戦略が必要になる
  • 自己免疫疾患や臓器移植歴がある場合はリスク評価が重要
  • 全身状態が良好で治療に耐えられる体力があることが前提

主治医に相談する前に整理しておきたい!がんワクチンとICI併用の確認事項

がんワクチンとICIの併用を検討する際には、主治医やがん治療の専門チームとしっかり情報共有することが治療成功への近道です。相談前に自分の情報を整理しておくと、限られた診察時間を有効に使えます。

遺伝子検査やバイオマーカー検査の結果を手元にまとめよう

  • がんゲノムプロファイリング検査の結果(遺伝子変異の種類や数)
  • PD-L1発現率の検査結果
  • 腫瘍遺伝子変異量(TMB)の数値
  • マイクロサテライト不安定性(MSI)の検査結果

これまでの治療歴と副作用の経験を整理しておくと安心

過去に受けた抗がん剤治療、放射線治療、手術などの履歴は、次の治療方針を立てる際の重要な判断材料になります。特にICIをすでに使用した経験がある場合、その効果や副作用の有無は必ず共有してください。

過去に免疫関連有害事象を経験していると、再投与時にリスクが高まる可能性もあるため、当時の症状やグレードを記録しておくとよいでしょう。

臨床試験への参加も選択肢の1つになり得る

がんワクチンとICIの併用療法は、まだ多くの組み合わせが臨床試験の段階にあります。標準治療で十分な効果が得られなかった場合や、対象となるがん種に該当する場合は、臨床試験への参加が新たな治療の機会となるかもしれません。

がん相談支援センターやがん情報サービスなどの公的な窓口で、参加可能な試験の情報を確認できます。主治医を通じて紹介を受けることも可能ですので、遠慮なく相談してみてください。

よくある質問

がんワクチンとICIの併用療法はどのようながん種で効果が報告されている?

がんワクチンとICIの併用療法は、メラノーマ(悪性黒色腫)でもっとも多くの臨床データが蓄積されています。個別化mRNAワクチンとペムブロリズマブの併用試験で、再発リスクの低減が確認されました。

加えて、膵臓がんや腎臓がん、肺がん、脳腫瘍(グリオブラストーマ)などでも臨床試験が進行しており、膵臓がんでは手術後の再発予防で有望な結果が出ています。対象がん種は今後さらに拡大する見通しです。

がんワクチンとICIを併用した場合の副作用はICI単独よりも重くなる?

がんワクチン自体の副作用は注射部位の反応や軽い発熱が中心で、重い有害事象はほとんど報告されていません。ICIによる免疫関連有害事象(間質性肺炎や甲状腺機能障害など)は併用時にも生じる可能性がありますが、現時点の臨床試験では併用によって副作用が極端に増えたという報告は限定的です。

ただし、個人差がありますので、治療中は定期的な検査と早めの症状報告が安全管理のうえで非常に重要になります。

個別化ネオアンチゲンがんワクチンの製造にはどのくらいの期間がかかる?

個別化ネオアンチゲンワクチンの製造には、腫瘍の遺伝子解析、ネオアンチゲンの予測・選定、そしてワクチンの合成という工程が含まれます。かつては9週間以上を要していましたが、AIによるネオアンチゲン予測や自動製造技術の導入により、4週間以内に短縮されつつあります。

治療のタイミングを逃さないための製造スピードの改善は、進行がんの患者さんにとって大きな前進といえるでしょう。

がんワクチンとICIの併用療法を受けたい場合はどこに相談すればよい?

まずは現在の主治医に相談し、自分のがん種や病状が併用療法の対象となり得るかを確認するのがよいでしょう。がんワクチンとICIの併用療法は多くが臨床試験の枠組みで実施されているため、がんゲノム医療の拠点病院やがん相談支援センターに問い合わせると、参加可能な試験の情報を得られます。

セカンドオピニオンの制度を利用して、がん免疫治療に詳しい専門医の意見を聞くことも有効な選択肢です。

がんワクチンとICIの併用療法はすべての患者に効果があるわけではない?

残念ながら、すべての患者さんに同じ効果が得られるわけではありません。腫瘍遺伝子変異量(TMB)が多い患者さんや、がん組織にT細胞が多く浸潤している患者さんでは効果が出やすい傾向があります。

一方で、腫瘍の免疫抑制環境が強い場合や、全身状態が低下している場合には、期待通りの効果が得られないこともあります。治療効果を予測するためのバイオマーカー研究が進んでおり、将来的にはより正確に適応を見極められるようになるでしょう。

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この記事を書いた人 Wrote this article

前田 祐助

前田 祐助 医学博士 / 医師

慶應義塾大学医学部大学院にて、がんの発生メカニズム(発癌機構)や、慢性炎症と腫瘍の関係性に関する基礎研究に従事し、医学博士号を取得。 特に、胃がんにおける炎症微小環境の解析や、細胞シグナル伝達(COX-2/PGE2経路など)による腫瘍形成の研究において実績を持つ。 現在は、大学病院や研究機関で培った「根拠(エビデンス)に基づく医療」の視点を活かし、疾患の早期発見や予防医療の啓発活動を行っている。 【保有資格・所属】 医学博士(慶應義塾大学)/ 医師免許 / 日本内科学会 / 日本医師会認定産業医