
卵巣がんと診断されたとき、「自分にはどんな治療の選択肢があるのか」と不安を感じる方は少なくありません。近年、BRCA遺伝子変異を持つ患者さんに対して、PARP阻害薬という新しい治療薬が大きな成果を上げています。
PARP阻害薬は、がん細胞のDNA修復の弱点を狙い撃ちにする薬です。とくにBRCA変異を持つ卵巣がんの再発を遅らせる維持療法として注目されています。プラチナ製剤による化学療法後に使うことで、再発までの期間を大幅に延長できることが臨床試験で実証されました。
この記事では、BRCA遺伝子検査から治療薬の選び方、副作用への備え、そしてご家族への遺伝カウンセリングまで、知っておきたい情報をわかりやすくお伝えします。
卵巣がんの約2割に関わるBRCA遺伝子変異とは何か
BRCA遺伝子変異は、卵巣がん患者さんの約15~20%に認められる遺伝的な体質です。がんの発症リスクや治療方針に深く関係します。
BRCA1とBRCA2という2つの遺伝子のいずれかに変異があると、DNA修復機能が正常に働かなくなり、がんが発生しやすくなるのです。
BRCA1とBRCA2はDNA修復を担う「守り手」
私たちの細胞には、日々生じるDNAの損傷を修復する仕組みが備わっています。BRCA1とBRCA2は、そのなかでも「相同組換え修復」と呼ばれる精密な修復経路で中心的な働きをする遺伝子です。
この遺伝子に変異が生じると、DNAの二本鎖切断を正確に修復できなくなります。修復エラーが蓄積した結果、細胞ががん化しやすくなるというわけです。
卵巣がんとBRCA変異の関係はどれほど深いのか
BRCA1変異を持つ女性は、生涯で卵巣がんを発症するリスクが約39~44%に達するとされています。一方、BRCA2変異の場合は約11~17%です。一般的な卵巣がんの生涯発症率が約1.3%であることと比べると、その差は歴然でしょう。
高異型度漿液性がんというタイプの卵巣がんでは、BRCA変異を有する割合がとくに高く、遺伝子検査の対象として重視されています。
| 項目 | BRCA1変異 | BRCA2変異 |
|---|---|---|
| 卵巣がん生涯リスク | 約39~44% | 約11~17% |
| 乳がん生涯リスク | 約65~72% | 約45~55% |
| 卵巣がんの好発年齢 | 40代後半~ | 50代以降 |
| 遺伝形式 | 常染色体優性 | 常染色体優性 |
遺伝子検査を受けるべきタイミング
卵巣がんと診断された段階で、BRCA遺伝子検査を受けることが推奨されています。家族歴がない方でも変異が見つかるケースが40%以上あるため、「うちは家系にがんが少ないから大丈夫」とは言い切れません。
検査は血液検体で行われ、結果が出るまでに通常2~4週間かかります。検査の結果は治療法の選択に直結するため、主治医とよく相談のうえ、早めに受けることが大切です。
PARP阻害薬が卵巣がん治療を変えた|合成致死という画期的な戦略
PARP阻害薬は、BRCA変異を持つがん細胞の「DNA修復の弱点」を突くことで、正常な細胞にはほとんど影響を与えずにがん細胞を死滅させる画期的な治療薬です。この仕組みは「合成致死」と呼ばれ、卵巣がん治療に大きな変革をもたらしました。
合成致死の仕組みを知れば治療への理解が深まる
合成致死とは、2つの遺伝子のうち片方だけが機能しなくても細胞は生き延びられるのに、両方が同時に機能しなくなると細胞が死んでしまう現象です。BRCA変異を持つがん細胞はすでにDNA修復経路の1つが壊れています。
PARP阻害薬によってもう1つの修復経路も塞いでしまうと、がん細胞は自らのDNA損傷を修復できなくなり、死に至ります。正常細胞はBRCA遺伝子が正常に働いているため、PARP阻害薬の影響を受けにくいのです。
従来の抗がん剤との違いを把握しておきたい
従来のプラチナ系抗がん剤は、がん細胞だけでなく正常細胞にも広くダメージを与えるため、副作用が強く出る傾向がありました。PARP阻害薬は、がん細胞に特有の弱点を標的にするため、正常細胞へのダメージが比較的少なく済みます。
経口薬として自宅で服用できる点も、患者さんの生活の質を保つうえで大きな利点といえるでしょう。
PARP阻害薬はどんな卵巣がんに効くのか
BRCA変異を持つ卵巣がんに対して高い効果を発揮するのはもちろんのこと、BRCA変異がなくても効果が認められるケースがあります。「相同組換え修復欠損(HRD)」と呼ばれる状態にある卵巣がんにも有効性が確認されました。
つまり、PARP阻害薬の恩恵を受けられる患者さんの範囲は、当初の想定よりも広がっているのです。
| 治療薬の種類 | 作用の特徴 | 投与方法 |
|---|---|---|
| PARP阻害薬 | がん細胞のDNA修復機能を標的にして破壊 | 経口(自宅で服用可能) |
| プラチナ系抗がん剤 | DNAに結合して細胞分裂を阻害 | 点滴(通院が必要) |
| 分子標的薬(抗VEGF) | がんへの血管新生を阻害 | 点滴(通院が必要) |
オラパリブ・ニラパリブ・ルカパリブ|3つのPARP阻害薬を比較する
現在、卵巣がんの治療に用いられる代表的なPARP阻害薬は、オラパリブ(リムパーザ)、ニラパリブ(ゼジューラ)、ルカパリブ(ルブラカ)の3種類です。それぞれ臨床試験で有効性が確認されていますが、適応や投与方法に違いがあります。
オラパリブ(リムパーザ)はBRCA変異陽性の第一選択
オラパリブは、世界で初めて承認されたPARP阻害薬です。BRCA変異陽性の卵巣がんに対する維持療法として幅広く使われています。
SOLO1試験では、初回治療後のBRCA変異陽性患者さんに対して、再発リスクを70%低減させるという結果が示されました。
7年間の追跡調査では、オラパリブ群の約67%が生存していたのに対し、プラセボ群は約47%にとどまり、長期的な効果も裏付けられています。
ニラパリブ(ゼジューラ)はBRCA変異の有無を問わず使える強み
ニラパリブは、PRIMA試験においてBRCA変異の有無やHRDの状態にかかわらず、幅広い患者さんの無増悪生存期間を延長することが示されました。HRD陽性の患者さんでは、中央値で21.9か月でした。
プラセボ群の10.4か月に比べて大きな差があり、1日1回の服用で済むため、患者さんの負担が比較的少ないことも特長です。
| 薬剤名 | 代表的な臨床試験 | 主な対象 |
|---|---|---|
| オラパリブ | SOLO1、SOLO2 | BRCA変異陽性の卵巣がん |
| ニラパリブ | PRIMA、NOVA | BRCA変異の有無を問わない |
| ルカパリブ | ARIEL3 | プラチナ感受性再発卵巣がん |
ルカパリブ(ルブラカ)は再発卵巣がんの維持療法に実績あり
ルカパリブは、ARIEL3試験においてプラチナ感受性の再発卵巣がんに対する維持療法として有効性が確認されました。BRCA変異陽性の患者さんでは、無増悪生存期間の中央値が16.6か月と、プラセボ群の5.4か月を大きく上回っています。
BRCA変異がなくてもHRDの状態によっては効果が期待できるため、個々の患者さんのバイオマーカー検査結果を踏まえて薬剤を選択することが重要です。
プラチナ製剤化学療法後のPARP阻害薬による維持療法で再発を遠ざける
PARP阻害薬の真価が発揮されるのは、プラチナ製剤を含む化学療法でがんが縮小した後の「維持療法」です。維持療法とは、治療効果を長く保ち、再発までの期間を延ばすために続ける治療を指します。
維持療法が再発の遅延に直結する理由
卵巣がんは、たとえ初回治療で完全寛解を得られても、約70~80%の患者さんが3年以内に再発するといわれています。維持療法を行わなければ、残存するがん細胞が再び増殖してしまいます。
PARP阻害薬は、わずかに残ったBRCA変異陽性のがん細胞を持続的に攻撃し続けることで、再発のリスクを大幅に下げることが臨床試験で確認されました。
SOLO1試験の成績が物語る維持療法の効果
SOLO1試験は、BRCA変異陽性で初回治療に反応した進行卵巣がん患者さんを対象とした大規模な第3相試験です。オラパリブを2年間服用した群の無増悪生存期間の中央値は56か月でした。
プラセボ群が13.8か月だったことを考えると、その差は圧倒的でしょう。
5年経過時点で、オラパリブ群の約48%が再発なく過ごせていたという結果は、多くの患者さんにとって希望をもたらすものです。
維持療法の開始タイミングと治療期間
維持療法は、プラチナ製剤による化学療法が終了してから8~12週間以内に開始することが一般的です。治療期間は原則として2年間が目安とされていますが、患者さんの状態や副作用の程度に応じて主治医が判断します。
治療中は定期的な血液検査や画像検査で効果と安全性を確認しながら、継続の可否を慎重に見極めていきます。
| 試験名 | 無増悪生存期間(中央値) | 対象 |
|---|---|---|
| SOLO1(オラパリブ) | 56か月 vs 13.8か月 | 初回治療後BRCA変異陽性 |
| PRIMA(ニラパリブ) | HRD陽性:21.9か月 vs 10.4か月 | 初回治療後(BRCA問わず) |
| ARIEL3(ルカパリブ) | BRCA変異陽性:16.6か月 vs 5.4か月 | 再発プラチナ感受性 |
PARP阻害薬の副作用と上手に付き合うために知っておきたいこと
PARP阻害薬は従来の抗がん剤に比べて副作用が穏やかとされていますが、それでもいくつかの注意点があります。あらかじめ副作用の種類と対処法を知っておくことが、安心して治療を続けるための鍵になります。
よく見られる副作用は吐き気・貧血・倦怠感
PARP阻害薬で報告頻度が高い副作用は、吐き気、貧血、倦怠感です。これらは治療開始から3か月以内に出やすく、多くの場合、用量の調整や対症療法でコントロール可能とされています。
SOLO1試験では、グレード3以上の貧血が約22%、好中球減少が約8%に認められましたが、治療中止に至るケースは限定的でした。
定期的な血液検査で早期発見・早期対処する
- 治療開始後は月1回の血液検査で血球数をチェック
- 貧血が進行した場合は用量の減量や休薬で対応
- 吐き気には制吐薬の処方を主治医に相談
- 倦怠感は日常生活のペースを調整して無理をしない
まれだが注意すべき重篤な副作用
頻度は低いものの、骨髄異形成症候群(MDS)や急性骨髄性白血病(AML)が報告されています。SOLO1試験の長期追跡調査では、これらの発症率は2%未満にとどまりました。
万が一に備えて、治療期間中は定期的な検査を欠かさず受けるようにしましょう。体調の変化を感じたら、遠慮なく担当医に伝えることが早期対応につながります。
BRCA遺伝子検査の結果をどう受け止め、家族にどう伝えるか
BRCA遺伝子変異が見つかった場合、ご本人だけでなくご家族にも影響が及ぶ可能性があります。遺伝カウンセリングを活用しながら、正しい知識のもとで次の行動を考えていきましょう。
遺伝カウンセリングは「一人で抱えない」ための支え
BRCA遺伝子検査の結果を受け取ったとき、多くの方が不安や戸惑いを感じます。遺伝カウンセリングでは、検査結果の意味や今後の選択肢について、専門のカウンセラーが丁寧に説明してくれます。
ご自身の治療方針だけでなく、ご家族への情報共有の仕方や、精神的な負担への対処法についても相談できるため、積極的に活用したいサービスです。
血縁者への影響と検査の勧め方
BRCA変異は常染色体優性遺伝の形式をとるため、親から子へ50%の確率で受け継がれます。姉妹や娘さんなどの血縁者も変異を持っている可能性があり、その場合はがんの予防策や早期発見のための検診計画を立てることが大切です。
ただし、遺伝子検査を受けるかどうかはあくまでご本人の意思によるものです。「心配だから検査を受けてほしい」と伝えるときは、相手の気持ちに寄り添い、無理強いしないことが大事でしょう。
リスク低減手術という予防的な選択肢
BRCA変異を持つ女性に対しては、がん発症前に卵巣と卵管を予防的に切除する手術が選択肢として提示されることがあります。リスク低減卵管卵巣摘出術(RRSO)と呼ばれる手術です。
BRCA1変異保有者は35~40歳、BRCA2変異保有者は40~45歳が手術の推奨時期とされています。
手術によって卵巣がんのリスクを大幅に下げられる一方、閉経に伴う症状が出る場合があるため、ホルモン補充療法の併用についても主治医と話し合っておく必要があります。
| 対象 | 推奨される対応 | 時期の目安 |
|---|---|---|
| BRCA1変異保有者 | リスク低減卵管卵巣摘出術 | 35~40歳 |
| BRCA2変異保有者 | リスク低減卵管卵巣摘出術 | 40~45歳 |
| 血縁者(未検査) | 遺伝カウンセリングと検査の検討 | 成人後できるだけ早期に |
PARP阻害薬の耐性が生じたときに考えられる治療戦略
PARP阻害薬は優れた効果を発揮しますが、長期間の使用によって薬に対する耐性が生じることがあります。耐性が生じた場合でも、別の治療アプローチを組み合わせることで、がんのコントロールを目指すことが可能です。
なぜPARP阻害薬への耐性が起こるのか
耐性が生じる原因として知られているのは、BRCA遺伝子の「復帰変異」です。もともと壊れていたBRCA遺伝子の機能が部分的に回復することで、がん細胞が再びDNA修復能力を取り戻してしまいます。
そのほかにも、PARP酵素の発現量が変化したり、薬剤排出ポンプの活性化によって薬の濃度が細胞内で維持できなくなったりするケースが報告されています。
| 耐性の仕組み | がん細胞の変化 | 対処の方向性 |
|---|---|---|
| BRCA復帰変異 | DNA修復能力の回復 | 別の薬剤への切り替え |
| 薬剤排出ポンプの活性化 | 細胞内薬物濃度の低下 | 併用療法の検討 |
| DNA修復経路の切り替え | 別経路での修復能獲得 | 免疫療法との併用 |
免疫チェックポイント阻害薬との併用に期待
PARP阻害薬と免疫チェックポイント阻害薬を併用する研究が各国で進められています。PARP阻害薬によってがん細胞のDNA損傷が蓄積すると、免疫系ががん細胞を認識しやすくなる可能性があるためです。
この併用療法はまだ研究段階のものが多いですが、耐性を克服する有力な手段として注目されています。
抗血管新生薬との組み合わせも選択肢に入る
ベバシズマブなどの抗血管新生薬とPARP阻害薬を併用する試みも進んでいます。PAOLA-1試験では、オラパリブとベバシズマブの併用により、HRD陽性の患者さんの無増悪生存期間が大幅に延長することが示されました。
耐性が生じた場合の治療戦略は患者さんごとに異なるため、主治医とよく話し合いながら、自分に合った治療方針を見つけていくことが大切です。
よくある質問
BRCA遺伝子変異が見つかった場合、必ずPARP阻害薬で治療を受けられるのか?
BRCA遺伝子変異が見つかったからといって、すべての方がPARP阻害薬の対象になるわけではありません。プラチナ製剤を含む化学療法に対してがんが縮小した方に対する維持療法として使われるのが一般的です。
治療歴やがんの進行度、全身状態などを総合的に判断したうえで、主治医が適応を決定します。まずは担当医に自分の状況でPARP阻害薬が使えるかどうか確認してみましょう。
PARP阻害薬オラパリブの維持療法はどのくらいの期間続けるのか?
SOLO1試験のプロトコルでは、オラパリブの維持療法は原則として2年間の服用を上限としています。ただし、2年を超える投与が検討されるケースもあり、個々の治療反応や副作用の状況によって期間は調整されます。
治療の途中で副作用が強く出た場合は、用量を減らしたり一時的に休薬したりすることで対応します。中断の判断は自分だけで行わず、必ず主治医と相談してください。
BRCA遺伝子変異がない卵巣がん患者でもPARP阻害薬は使えるのか?
BRCA変異がなくても、腫瘍に「相同組換え修復欠損(HRD)」が認められる場合はPARP阻害薬が有効です。このことは臨床試験で確認されています。
ニラパリブはBRCA変異の有無を問わず広い対象に承認されており、HRD検査の結果によっては治療の選択肢に入ります。
主治医にHRD検査の実施について相談し、自分のがんのタイプに合った治療法を検討することをおすすめします。
PARP阻害薬による治療中に日常生活で気をつけるべきことは何か?
PARP阻害薬は経口薬のため自宅で服用できますが、治療中は定期的な血液検査を受けて血球数の変化を確認することが大切です。貧血が進むとめまいや息切れを感じることがあるため、無理な運動や過労は避けましょう。
吐き気が続く場合は、食事を少量ずつ回数を分けて摂る工夫が有効です。体調に不安を感じたときは早めに受診し、主治医や看護師に相談してください。
BRCA遺伝子検査の結果は家族にも影響するのか?
BRCA遺伝子変異は親から子へ50%の確率で受け継がれるため、ご本人に変異が見つかった場合、血縁者にも同じ変異がある可能性があります。とくにお子さんや姉妹など、第一度近親者への影響は看過できません。
遺伝カウンセリングを通じて、ご家族への伝え方や検査のタイミングについて専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。検査を受けるかどうかはあくまでご家族自身の判断であり、強制するものではないという姿勢が大切です。
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前田 祐助 医学博士 / 医師
慶應義塾大学医学部大学院にて、がんの発生メカニズム(発癌機構)や、慢性炎症と腫瘍の関係性に関する基礎研究に従事し、医学博士号を取得。 特に、胃がんにおける炎症微小環境の解析や、細胞シグナル伝達(COX-2/PGE2経路など)による腫瘍形成の研究において実績を持つ。 現在は、大学病院や研究機関で培った「根拠(エビデンス)に基づく医療」の視点を活かし、疾患の早期発見や予防医療の啓発活動を行っている。 【保有資格・所属】 医学博士(慶應義塾大学)/ 医師免許 / 日本内科学会 / 日本医師会認定産業医