
希少がんと診断されたとき、治療の選択肢を少しでも広げたいと考える方は多いでしょう。治験への参加は、まだ承認されていない薬や治療法にアクセスできる貴重な手段の一つです。
ただし、治験に関する情報は専門性が高く、どこで探せばよいのか、参加にはどんな条件があるのか、不安に感じる方も少なくありません。
この記事では、希少がんの治験情報を効率よく探す具体的な方法と、参加する際に知っておきたいメリットや注意点、さらに研究がどこまで進んでいるのかをわかりやすくまとめました。
希少がんとは何か|治験が必要とされる背景を押さえよう
希少がんとは、年間の発症数が人口10万人あたり6例未満のがんを指し、個々の種類は珍しくても合計すると全がん診断のおよそ22〜24%を占めるといわれています。
患者数が少ないために研究が進みにくく、標準治療の確立が遅れがちであることが治験を必要とする大きな理由です。
希少がんの定義と代表的な種類
希少がんの定義は国や地域によって異なりますが、欧州のRARECAREプロジェクトでは年間発症率が人口10万人あたり6例未満のがんを「希少」と定義しています。日本の国立がん研究センターもこの基準を参考にしており、約200種類以上のがんが該当するとされています。
代表的なものには、GIST(消化管間質腫瘍)、肉腫、胆道がん、神経内分泌腫瘍、眼内メラノーマなどがあります。一つひとつは珍しくても、総数ではかなりの患者さんが存在するのです。
なぜ希少がんでは治験への参加が大切なのか
| 課題 | 内容 | 治験参加で得られること |
|---|---|---|
| 標準治療が限られる | 患者数が少なく大規模な臨床研究が困難 | 新薬・新治療法への早期アクセス |
| エビデンス不足 | ランダム化比較試験の実施が難しい | 治療データの蓄積に貢献 |
| 医療者の経験が少ない | 専門医が限られ診断や治療の遅れが生じやすい | 専門チームによる綿密な管理 |
| 情報が手に入りにくい | 既存の治療ガイドラインが乏しい | 世界規模の研究ネットワークへの参加 |
患者数が少ないからこそ生まれる研究の壁
通常のがんであれば、数百〜数千人規模のランダム化比較試験(治療効果を公平に比較する試験デザイン)で薬の有効性を確認できます。しかし希少がんでは、対象となる患者さんの数が極端に少なく、一つの施設だけで十分な参加者を集めることが難しい状況です。
さらに、患者さんが地理的に分散しているため、特定の医療機関に集約することも容易ではありません。こうした背景から、国際的な共同研究体制の構築や、バスケット試験・アンブレラ試験といった革新的なデザインの治験が注目を集めています。
希少がんの治験情報はどこで探せるのか|信頼できる検索手段を紹介
治験情報を見つける手段は複数あり、公的データベースの活用と担当医への相談を組み合わせることで、自分に合った治験に出会える可能性が高まります。
国立がん研究センターの「がん情報サービス」を活用する
がん情報サービスは、国立がん研究センターが運営する日本語の総合的ながん情報サイトです。希少がんに特化したページも用意されており、治験の仕組みや参加までの流れが丁寧に解説されています。
「希少がんセンター」のページでは、疾患別に専門の診療科や連携施設の一覧を確認でき、実施中の臨床試験への案内も掲載されている場合があります。まずはこのサイトを起点にするとよいでしょう。
jRCT(臨床研究等提出・公開システム)とClinicalTrials.govの使い方
jRCTは日本で実施される臨床研究や治験の情報を一元的に検索できる公的データベースです。疾患名や薬剤名で検索すると、現在参加者を募集中の治験が表示されます。
海外も視野に入れるなら、米国国立衛生研究所が運営するClinicalTrials.govが有用です。英語サイトですが、がんの種類(例えば「sarcoma」「cholangiocarcinoma」など)を入力すれば世界中の治験を横断的に検索できます。
担当医やがん相談支援センターへの相談が鍵になる
データベースの情報だけでは、自分がその治験の参加基準を満たすかどうか判断しにくいかもしれません。そのため、まずは担当の主治医に相談し、現在の病状や治療歴を踏まえた具体的なアドバイスを受けることが大切です。
また、全国のがん診療連携拠点病院に設置されている「がん相談支援センター」は無料で利用でき、治験に関する情報提供や専門施設への紹介もおこなっています。一人で抱え込まず、専門スタッフの力を借りてみてください。
治験情報の主な検索先
| 検索先 | 特徴 | 言語 |
|---|---|---|
| jRCT | 日本の臨床試験を網羅的に検索可能 | 日本語 |
| ClinicalTrials.gov | 世界中の治験を横断検索 | 英語 |
| がん情報サービス | 希少がんの解説・専門施設の案内 | 日本語 |
| がん相談支援センター | 対面・電話で無料相談 | 日本語 |
希少がんの治験に参加するメリット|患者さんが得られる3つの恩恵
治験への参加は、未承認の治療薬や治療法に早くアクセスできるだけでなく、専門チームによるきめ細かな経過観察を受けられる点でも大きなメリットがあります。
承認前の薬や治療法にいち早くアクセスできる
希少がんの場合、標準治療として使える薬剤が限られていたり、まだ確立されていなかったりするケースが珍しくありません。治験に参加することで、通常の診療では使用できない開発段階の薬にアクセスできる可能性があります。
特に分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬の領域では、がんの種類を問わず特定の遺伝子変異を持つ腫瘍を対象とした「バスケット試験」が増えており、希少がんの患者さんにも門戸が開かれるようになりました。
専門医チームによる手厚い経過観察を受けられる
| 項目 | 通常の診療 | 治験参加時 |
|---|---|---|
| 検査頻度 | 医師の判断で決定 | プロトコルに沿って定期的に実施 |
| 副作用の管理 | 患者からの申告が中心 | 詳細なモニタリング体制あり |
| データの記録 | 診療録に記載 | 治験専任スタッフが細かく管理 |
同じ希少がんと向き合う仲間とのつながりが生まれる
治験に参加すると、同じ疾患の患者さんやその家族、研究者と接点を持つ機会が生まれることがあります。情報が乏しい希少がんだからこそ、同じ境遇の方とつながれることは精神的な支えになるでしょう。
近年はSNSやオンラインの患者コミュニティも充実しつつあり、地理的に離れていても情報交換が可能です。治験を通じて得た経験やデータが、将来の患者さんの治療改善に貢献するという意義も見逃せません。
治験参加の前に確認したい注意点とリスク
治験には期待できる効果がある一方で、参加前に十分理解しておくべきリスクや制約も存在します。とくにインフォームド・コンセント(十分な説明を受けたうえでの同意)の内容をしっかり把握することが、安心して治験に臨むための第一歩です。
副作用や予期しない健康リスクへの備え
治験で使用される薬はまだ承認前のものであるため、どのような副作用が出るか完全には予測できません。もちろん事前の安全性試験を経たうえで人への投与がおこなわれますが、未知のリスクがゼロとは言い切れないのが実情です。
治験参加中は医療チームが体調変化を細かく確認してくれるので、気になる症状があれば遠慮なく伝えてください。些細なことでも報告することで、安全を守る体制がより強化されます。
プラセボ群に割り振られる可能性がある
治験のデザインによっては、有効成分を含まないプラセボ(偽薬)を投与される群に振り分けられることがあります。ランダム化比較試験では公平な比較のためにこの方法が用いられますが、希少がんの治験では患者数の少なさからプラセボ群を設けないデザインも増えています。
どのようなデザインの治験なのかは、参加前の説明で必ず確認できます。不安な点があれば、治験コーディネーターや担当医に何度でも質問して構いません。
通院頻度や生活への影響をあらかじめ把握しておく
治験では通常の診療よりも検査や通院の回数が増えることが多く、仕事や日常生活に影響が出る場合があります。交通費や宿泊費の負担が生じるケースもあるため、事前に費用面についても確認しておきましょう。
治験実施医療機関までの距離や通院手段、スケジュールの調整が可能かどうかを家族とも話し合い、無理のない判断をすることが大切です。
治験参加前の確認チェックリスト
| 確認項目 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 試験デザイン | プラセボ群の有無、ランダム化の方法 |
| 来院スケジュール | 通院頻度・検査の種類と回数 |
| 費用負担 | 治験薬以外の検査費や交通費の扱い |
| 途中離脱 | 自分の意思でいつでもやめられるか |
| 副作用対応 | 緊急時の連絡先・対処方法 |
バスケット試験・アンブレラ試験が希少がん治療を変えつつある
従来の「がんの種類ごとに治験をおこなう」方式では、患者数の少ない希少がんの研究はなかなか前に進みませんでした。そこで生まれたバスケット試験やアンブレラ試験は、がんの遺伝子変異に注目する新しい臨床試験デザインとして、希少がん治療の突破口になっています。
バスケット試験とは|がんの種類を超えて遺伝子変異で治療を選ぶ仕組み
バスケット試験は、がんの発生部位ではなく、がん細胞が持つ特定の遺伝子変異やバイオマーカーに基づいて患者さんを一つの試験に集める方法です。たとえばNTRK融合遺伝子を持つ腫瘍であれば、肺がんでも甲状腺がんでも肉腫でも、同じ薬の治験に参加できます。
この仕組みにより、単独では十分な参加者を確保できない希少がんでも、複数のがん種から患者さんを集めることで治験が成立するようになりました。ラロトレクチニブやエヌトレクチニブといった薬は、まさにバスケット試験の成果から承認されたものです。
アンブレラ試験で同じがんの中でも個別化した治療を検証できる
| 項目 | バスケット試験 | アンブレラ試験 |
|---|---|---|
| 対象 | 複数のがん種(共通の遺伝子変異) | 1つのがん種(異なる遺伝子変異) |
| 治療薬 | 原則1つの薬 | 変異ごとに異なる薬 |
| 利点 | 希少がんでも参加しやすい | 同じがんの中で精密な比較が可能 |
アンブレラ試験は、一つのがん種の患者さんを遺伝子変異の種類ごとに振り分け、それぞれに合った治療薬を投与する試験デザインです。たとえば肺がんの中でもEGFR変異、ALK融合、KRAS変異など異なるサブグループに分けて、個別の薬を同時に検証します。
どちらの試験デザインも、従来型の大規模臨床試験が困難な希少がん領域で特に効果を発揮しており、精密医療(プレシジョン・メディシン)の推進役となっています。
NCI-MATCHやSWOG DARTなど国際的な共同試験が増えている
米国国立がん研究所(NCI)が主導するNCI-MATCH試験やSWOG DART試験は、がんの組織型を問わず分子標的に基づいた治療を評価する大規模な共同研究です。こうした試験は1,000以上の施設で参加者を募集し、希少がんの患者さんにも参加の道を広げています。
日本でも同様の取り組みが進んでおり、国立がん研究センターを中心としたゲノム医療推進事業を通じて、遺伝子変異に基づいた治験への紹介体制が整いつつあります。がんゲノムプロファイリング検査の結果を活用すれば、自分に合った治験が見つかる可能性も高まるでしょう。
がんゲノム医療と治験の関係|遺伝子検査が切り拓く新しい治療への道
がんゲノム医療は、がん細胞の遺伝子を網羅的に解析し、その結果に基づいて治療方針を決定するアプローチです。希少がんでは標準的な治療選択肢が乏しいケースが多いため、ゲノム検査で見つかった遺伝子変異をもとに治験を探す方法が、新たな治療の糸口となっています。
がんゲノムプロファイリング検査で何がわかるのか
がんゲノムプロファイリング検査は、がん組織に含まれる数百種類の遺伝子を一度に調べる検査です。日本では「NCCオンコパネル」や「FoundationOne CDx」が保険適用となっており、標準治療がない、または終了した固形がんの患者さんが対象になります。
この検査によって、自分のがんにどのような遺伝子変異があるのかが明らかになり、その変異を標的とした薬剤や治験が存在するかどうかを専門家チーム(エキスパートパネル)が検討してくれます。
検査結果から治験へつながるまでの流れ
がんゲノムプロファイリング検査の結果は、がんゲノム医療の中核拠点病院や連携病院に設置されたエキスパートパネルで検討されます。そこでアクショナブルな変異(治療標的となりうる遺伝子変異)が見つかった場合、該当する治験や承認薬の情報が患者さんと担当医に伝えられます。
ただし、アクショナブルな変異が見つかる確率は全体の10〜20%程度ともいわれており、必ずしもすべての方に治療の選択肢が提示されるわけではありません。それでも、情報を得ること自体が次の一手を考えるうえで重要な意味を持ちます。
ゲノム医療を受けるために知っておきたい条件と手順
がんゲノムプロファイリング検査を受けるには、がんゲノム医療の中核拠点病院・拠点病院・連携病院のいずれかを受診する必要があります。担当の主治医から紹介状を出してもらい、検査の適応があるかどうかの判断を仰ぐのが一般的な流れです。
検査結果が出るまでに数週間かかることが多いため、体調やほかの治療スケジュールとのバランスを見ながらタイミングを検討しましょう。検査費用の自己負担額や、結果が出た後の治療方針についても、事前に医療チームと話し合っておくことをおすすめします。
- 中核拠点病院・拠点病院・連携病院のリストはがん情報サービスで確認可能
- 紹介状と過去の治療歴の記録が必要
- 検査対象は標準治療がない、または終了した固形がん
- 結果はエキスパートパネルで検討され、治験候補が提示される
希少がんの研究はどこまで進んでいるのか|知っておきたい国内外の動き
希少がんの研究は近年、精密医療の進展と国際連携の強化によって大きく加速しています。腫瘍の遺伝子情報に基づく治療戦略が広がり、かつては治療法がほとんどなかったがん種にも新しい選択肢が生まれつつあります。
オーファンドラッグ法が希少がん治療薬の開発を後押ししている
| 制度・法律 | 対象地域 | 主な支援内容 |
|---|---|---|
| オーファンドラッグ法(1983年) | 米国 | 開発費の税額控除・独占販売権の付与 |
| EU希少疾病用医薬品規則(2000年) | 欧州 | 市場独占権・規制料金の減免 |
| 希少疾病用医薬品制度 | 日本 | 助成金交付・優先審査 |
免疫療法や分子標的薬が希少がんでも成果を上げている
免疫チェックポイント阻害薬は、マイクロサテライト不安定性(MSI-H)やミスマッチ修復欠損(dMMR)を持つ腫瘍に対して、がん種を問わず効果を示すことがわかっています。これは希少がんの患者さんにとっても朗報であり、ペムブロリズマブをはじめとした薬剤がMSI-H/dMMRの固形がんに対して承認を受けています。
また、NTRK融合遺伝子やRET遺伝子変異を標的とした分子標的薬は、希少がんを含む複数のがん種で顕著な治療効果を示しました。バスケット試験を経て承認されたこれらの薬は、がんの遺伝子プロファイルに基づく治療の時代を象徴する存在です。
国際的な希少がん研究ネットワークが拡大している
国際希少がんイニシアチブ(IRCI)や欧州のRARECAREnetプロジェクトなど、各国の研究機関が連携して希少がんのデータ収集や共同治験を推進する動きが活発になっています。日本もアジア圏の研究グループに参画しており、国境を越えた臨床試験への参加ルートが広がりつつあります。
こうしたネットワークの発展により、どこに住んでいても質の高い治験情報にアクセスしやすくなってきました。担当医やがん相談支援センターを通じて、国際共同試験の情報を尋ねてみるのも一つの方法です。
よくある質問
希少がんの治験はどのようなデータベースで検索できますか?
日本国内の治験を探す場合は、jRCT(臨床研究等提出・公開システム)が便利です。疾患名や薬剤名を入力するだけで、現在募集中の試験を一覧で確認できます。
海外の治験も含めて広く探したい場合は、米国国立衛生研究所が運営するClinicalTrials.govを活用してください。英語での入力が必要ですが、世界中の治験情報を横断的に検索でき、希少がんに特化したフィルター機能も利用可能です。
希少がんの治験に参加するための費用負担はどうなりますか?
治験で使用される薬剤(治験薬)の費用は、原則として製薬企業や研究機関が負担します。そのため、患者さんが治験薬そのものの代金を支払うことは通常ありません。
ただし、治験に伴う通院の交通費や、治験薬以外の標準的な検査・診察費用については自己負担が発生する場合があります。治験ごとに負担額は異なるため、参加前の説明の際に詳しく確認しておくことが大切です。
希少がんの治験に参加したあとに途中でやめることはできますか?
はい、治験への参加は患者さんの自由意思に基づいており、いつでも辞退することが認められています。参加の途中で体調の変化や生活上の事情が生じた場合も、担当医に相談すれば中止の手続きを進められます。
途中で治験をやめたからといって、その後の通常診療に不利益が生じることはありません。安心して自分のペースで判断してください。
希少がんのバスケット試験とはどのような治験ですか?
バスケット試験は、がんが発生した臓器ではなく、がん細胞に存在する特定の遺伝子変異やバイオマーカーに着目して患者さんを集める治験デザインです。たとえばNTRK融合遺伝子を持つ腫瘍であれば、肺がんでも肉腫でも甲状腺がんでも同じ試験に参加できます。
この方法によって、患者数が少ない希少がんでも十分な参加者を確保しやすくなりました。すでにバスケット試験の成果から複数の薬剤がFDA(米国食品医薬品局)の承認を受けており、希少がん治療に大きな変化をもたらしています。
希少がんの治験情報を主治医に相談するタイミングはいつが良いですか?
治験への関心がある場合は、できるだけ早い段階で主治医に伝えておくのがおすすめです。治験にはそれぞれ参加基準があり、過去の治療歴や現在の病状によって対象になるかどうかが変わります。
特にがんゲノムプロファイリング検査の結果が出たタイミングや、標準治療の効果が十分でないと判断されたときは、治験の選択肢を相談する良い機会になるでしょう。主治医との対話の中で情報を共有し、一緒に方針を考えていく姿勢が大切です。
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この記事を書いた人 Wrote this article
前田 祐助 医学博士 / 医師
慶應義塾大学医学部大学院にて、がんの発生メカニズム(発癌機構)や、慢性炎症と腫瘍の関係性に関する基礎研究に従事し、医学博士号を取得。 特に、胃がんにおける炎症微小環境の解析や、細胞シグナル伝達(COX-2/PGE2経路など)による腫瘍形成の研究において実績を持つ。 現在は、大学病院や研究機関で培った「根拠(エビデンス)に基づく医療」の視点を活かし、疾患の早期発見や予防医療の啓発活動を行っている。 【保有資格・所属】 医学博士(慶應義塾大学)/ 医師免許 / 日本内科学会 / 日本医師会認定産業医