
神経内分泌腫瘍(NET)は、ホルモンを分泌する神経内分泌細胞から発生する腫瘍で、消化管や膵臓、肺など全身のさまざまな臓器にあらわれます。
近年、診断技術の向上にともない発見数が増えており、決して珍しいだけの病気ではなくなりつつあるでしょう。NETは悪性度(グレード)によって進行の速さや治療方針が大きく異なり、早期発見と正確な診断が治療成績を左右します。
この記事では、神経内分泌腫瘍の基礎から症状、検査、治療法、そして進行スピードの考え方まで、患者さんやご家族が知っておきたい情報をわかりやすくお伝えします。
神経内分泌腫瘍(NET)は全身どこにでも発生する|まず押さえたい基本の知識
神経内分泌腫瘍(NET)は、体内に広く分布する神経内分泌細胞が腫瘍化したもので、消化管・膵臓・肺を中心に全身のあらゆる臓器で発生する可能性があります。
かつては「カルチノイド」と呼ばれていましたが、現在はWHO分類に基づき「神経内分泌腫瘍(NET)」と総称されるようになりました。
神経内分泌細胞とはどんな細胞なのか
神経内分泌細胞は、神経系と内分泌系の両方の性質をあわせ持つ特殊な細胞です。胃や腸の粘膜、膵臓のランゲルハンス島、気管支の上皮など、全身に点在しています。
通常はホルモンやペプチドを分泌して体の機能を調節していますが、この細胞が異常に増殖すると神経内分泌腫瘍になります。ホルモンを過剰に産生する「機能性」のタイプと、ホルモン産生をともなわない「非機能性」のタイプがあり、それぞれ症状の出方が異なるのが特徴です。
NETが発生しやすい臓器と好発部位
米国のSEERデータベースに基づく疫学調査では、消化管が全NETの約60%以上を占め、肺が約20〜27%と報告されています。消化管のなかでは小腸(回腸)、直腸、膵臓の頻度が高いとされています。
NETの主な発生部位と頻度
| 発生部位 | 頻度の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 消化管(小腸・直腸など) | 約60〜67% | カルチノイド症候群を起こしやすい |
| 肺・気管支 | 約20〜27% | 咳や喘鳴で見つかることがある |
| 膵臓 | 約5〜10% | 機能性腫瘍ではホルモン過剰症状が出る |
| その他(胸腺・副腎など) | 数% | まれだが全身に発生しうる |
発見数が増えている背景と疫学データ
NETの年齢調整罹患率は1973年の10万人あたり約1.09から、2000年代後半には5.0を超えるまで上昇しました。内視鏡検査やCT検査の普及によって、症状が出る前の早期段階で腫瘍が見つかるケースが増えたことが大きな要因と考えられています。
ただし、診断精度の向上だけでは説明しきれない実質的な罹患率の増加も指摘されており、世界的な研究が進行中です。日本でも消化管NETの報告件数は年々増加傾向にあります。
「なんとなく体調が悪い」で見逃されやすい神経内分泌腫瘍の症状とは
神経内分泌腫瘍の症状は曖昧なものが多く、下痢や腹痛、顔面紅潮、動悸といった日常的な不調と区別しにくいため、長期間にわたって見逃されるケースが少なくありません。機能性NETであればホルモン過剰に起因する特徴的な症状が出ますが、非機能性NETは腫瘍がかなり大きくなるまで無症状のことがあります。
機能性NETに特有のホルモン関連症状
機能性NETは腫瘍が産生するホルモンの種類によって症状が異なります。小腸由来のNETでは、セロトニンの過剰分泌により顔面の紅潮(フラッシング)、水様性の下痢、喘鳴などが起こる「カルチノイド症候群」が代表的です。
膵臓の機能性NETでは、インスリノーマによる低血糖発作やガストリノーマによる難治性の消化性潰瘍など、過剰産生されるホルモンに応じた症状が現れます。
非機能性NETの症状はなぜわかりにくいのか
非機能性NETはホルモンを過剰に産生しないため、腫瘍が周囲の臓器を圧迫するほど大きくなるまで目立った症状が出ません。腹痛や膨満感、体重減少、黄疸などが徐々にあらわれたときには、すでに肝臓や周囲のリンパ節への転移が進んでいることもあるでしょう。
健康診断のCTや内視鏡検査で偶然発見される「偶発腫瘍」として見つかるパターンも珍しくありません。
こんな症状が続いたら受診を検討してほしい
原因不明の下痢が数週間以上続く、繰り返す顔面の紅潮がある、低血糖症状が頻繁に出るといった場合は、NETの可能性を念頭に専門の医療機関を受診することをおすすめします。
特に家族に多発性内分泌腫瘍症(MEN1型)の方がいる場合は注意が必要です。
| 症状のタイプ | 代表的な症状 | 疑われるNET |
|---|---|---|
| カルチノイド症候群 | 顔面紅潮、下痢、喘鳴 | 小腸NET(肝転移時) |
| 低血糖発作 | 冷汗、震え、意識障害 | 膵インスリノーマ |
| 難治性潰瘍 | 上腹部痛、吐き気 | 膵ガストリノーマ |
| 非特異的症状 | 腹痛、体重減少、倦怠感 | 非機能性NET全般 |
NETのグレード分類とWHO分類|腫瘍の「顔つき」で治療方針が変わる
神経内分泌腫瘍の治療方針を決めるうえで、腫瘍のグレード(悪性度)を正しく評価することが極めて大切です。WHOは2022年に改訂された分類で、神経内分泌腫瘍を「高分化型NET」と「低分化型NEC(神経内分泌癌)」に大別し、それぞれ増殖能に基づくグレードを設定しています。
Ki-67指数と核分裂像で決まるグレード1〜3
NETのグレードは、腫瘍細胞の増殖活性を示す「Ki-67指数」と「核分裂像数」で判定されます。Ki-67指数が3%未満であればグレード1(低悪性度)、3〜20%でグレード2(中間悪性度)、20%を超えるとグレード3(高悪性度)に分類されます。
グレードが高いほど腫瘍の増殖スピードが速く、転移のリスクも高まります。とはいえ、グレード1であっても長い経過のなかで進行するケースがあるため、定期的な経過観察を怠らないことが大切です。
高分化型NETと低分化型NEC(神経内分泌癌)は別の腫瘍と考える
2022年のWHO分類では、高分化型NETと低分化型NECは細胞の「分化度」という観点から明確に区別されています。
高分化型NETは正常な神経内分泌細胞に近い形態を保っている一方で、低分化型NECは細胞の構造が大きく崩れた攻撃的な腫瘍です。
NETとNECのグレード別比較
| 分類 | Ki-67指数 | 一般的な経過 |
|---|---|---|
| NET G1(高分化型) | 3%未満 | 緩やかに進行する傾向 |
| NET G2(高分化型) | 3〜20% | 中間的な進行速度 |
| NET G3(高分化型) | 20%超 | やや速いが治療反応が異なる |
| NEC(低分化型) | 通常20%超 | 急速に進行しやすい |
病理診断を受けたら確認しておきたいポイント
病理診断の報告書には、腫瘍の分化度、Ki-67指数、核分裂像数、発生部位、浸潤範囲などが記載されています。担当医にグレードと分類について確認し、自分の腫瘍がどのカテゴリーに属するのか把握しておくと、治療法の説明を理解しやすくなるでしょう。
特にグレード3の高分化型NETとNECでは治療戦略がまったく異なるため、正確な病理診断が治療成績に直結します。
神経内分泌腫瘍を正確に見つける検査と診断の流れ
NETの診断は、血液検査・画像検査・病理検査を組み合わせて総合的に行います。腫瘍の存在を確認するだけでなく、発生部位、広がり、グレードを正確に把握することが、適切な治療計画につながります。
血液・尿検査で調べるバイオマーカー
NETが疑われる場合、まずクロモグラニンA(CgA)という血液中のマーカーを測定します。CgAは多くのNETで上昇するため、スクリーニングに広く用いられています。
また、カルチノイド症候群が疑われるときは、セロトニンの代謝産物である尿中5-HIAA(5-ヒドロキシインドール酢酸)を24時間蓄尿で測定します。膵機能性NETではインスリン、ガストリン、グルカゴンなど、腫瘍に応じたホルモンの血中濃度も確認します。
CT・MRI・内視鏡検査による画像診断
腫瘍の位置や大きさ、転移の有無を評価するために、造影CTやMRIが実施されます。消化管NETでは内視鏡検査(胃カメラや大腸カメラ)による直接観察と生検(組織の一部を採取する検査)が欠かせません。
超音波内視鏡(EUS)は膵臓や十二指腸の小さなNETの検出に優れており、腫瘍の深達度やリンパ節転移の評価にも役立ちます。
ソマトスタチン受容体シンチグラフィとPET/CT
NETの多くはソマトスタチン受容体を発現しているため、この受容体に結合する放射性薬剤を用いた画像検査が診断や治療選択に有効です。とりわけ68Ga-DOTATATE PET/CTは、従来のオクトレオスキャンよりも感度・特異度に優れ、全身のNETの分布を高い精度で描出できます。
この検査はペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)の適応判定にも使われるため、治療方針の決定に直結する検査といえるでしょう。
確定診断に欠かせない病理組織検査
NETの確定診断は、生検や手術で採取した組織を顕微鏡で観察する病理検査によって行われます。免疫染色でクロモグラニンAやシナプトフィジンの発現を確認し、Ki-67指数を測定することで、グレードと分化度を判定します。
| 検査の種類 | 主な目的 | 特徴 |
|---|---|---|
| 血液検査(CgA) | 腫瘍マーカーの評価 | 広くスクリーニングに使用 |
| CT・MRI | 腫瘍の位置・転移評価 | 全身の評価に対応 |
| 68Ga-DOTATATE PET/CT | 受容体発現の評価 | PRRT適応の判定に有用 |
| 病理検査 | 確定診断・グレード判定 | Ki-67指数で悪性度を判定 |
神経内分泌腫瘍の治療法を整理する|手術・薬物療法・PRRTの選択肢
NETの治療は、腫瘍のグレード、発生部位、転移の有無、そして患者さんの全身状態を総合的に判断して決定されます。手術による切除が根治を目指すうえで柱となりますが、切除が難しい場合や再発時には薬物療法やPRRTなど多彩な選択肢が用意されています。
外科手術が治癒を期待できる場面
限局性の高分化型NETでは、腫瘍の外科的切除が治癒につながる可能性のある治療法です。小さな消化管NETであれば内視鏡的切除が可能なケースもあります。膵NETでは腫瘍の位置に応じて膵頭十二指腸切除術や膵体尾部切除術が検討されます。
肝転移がある場合でも、切除可能な範囲であれば肝切除が予後の改善につながることが報告されています。
ソマトスタチンアナログ(オクトレオチド・ランレオチド)による腫瘍制御
ソマトスタチンアナログは、NETの細胞表面にあるソマトスタチン受容体に結合し、ホルモン分泌の抑制と腫瘍増殖の抑制の両面で効果を発揮します。PROMID試験やCLARINET試験といった大規模臨床試験で、腸管・膵臓のNETに対する腫瘍増殖抑制効果が実証されました。
代表的な薬物療法の比較
| 薬剤分類 | 代表的な薬剤 | 主な対象 |
|---|---|---|
| ソマトスタチンアナログ | オクトレオチド、ランレオチド | 高分化型NET全般 |
| mTOR阻害薬 | エベロリムス | 膵・消化管・肺NET |
| チロシンキナーゼ阻害薬 | スニチニブ | 膵NET |
| 細胞障害性化学療法 | テモゾロミドなど | 膵NETやNEC |
分子標的薬(エベロリムスとスニチニブ)による治療
エベロリムスはmTOR経路を阻害する分子標的薬で、RADIANT-4試験において消化管・肺NETの無増悪生存期間を有意に延長しました。膵NETに対してはRADIANT-3試験でも有効性が確認されています。
スニチニブは血管新生に関わるVEGF受容体やPDGF受容体を阻害するチロシンキナーゼ阻害薬で、進行性の膵NETに対してプラセボと比較して無増悪生存期間をほぼ倍に延長したことが示されています。
PRRT(ペプチド受容体放射性核種療法)は新たな治療の柱
177Lu-DOTATATEを用いたPRRTは、ソマトスタチン受容体を発現するNETに対して放射性核種を直接届ける治療法です。NETTER-1試験では、中腸由来のNET患者に対して、高用量オクトレオチド単独と比較して無増悪生存期間を大幅に改善したと報告されました。
骨髄抑制などの副作用はあるものの、臨床的に重篤な骨髄障害は10%未満にとどまり、治療の忍容性は比較的良好です。
NETの進行スピードはグレードだけでは語れない|予後を左右する因子
神経内分泌腫瘍の進行スピードは、グレード(Ki-67指数)が目安になりますが、それだけで予後が決まるわけではありません。腫瘍の原発部位、転移の範囲、分化度、患者さんの年齢や全身状態など、複数の要因が複雑に絡み合って経過を左右します。
グレード別の生存率と進行の傾向
一般的にグレード1のNETは5年生存率が高く、緩やかな経過をたどることが多いとされています。グレード2では中間的な経過、グレード3やNECでは進行が速く、治療開始のタイミングが生存率に大きく影響します。
ただし、同じグレードであっても原発部位によって生存率に差があり、たとえば小腸NETは膵NETと比較して全体的に予後が良好な傾向が報告されています。
原発部位と転移の有無が予後に与える影響
SEERデータベースの解析では、限局性の疾患の5年生存率は90%以上である一方、遠隔転移を有する場合は大きく低下します。転移先として肝臓がもっとも多く、肝転移の範囲は予後に直接的に影響する因子です。
原発巣が不明のまま転移で発見されるNETも全体の約13%に達するとされ、原発部位の特定が治療戦略の出発点になります。
「ゆっくり進む」と言われても油断できない理由
高分化型NETは「おとなしい腫瘍」と表現されることがありますが、数年から十数年の経過のなかで転移が進行するケースも確認されています。
なかには低悪性度の腫瘍が時間をかけて高悪性度へと形質変化する報告もあるため、定期的な画像検査と腫瘍マーカーの追跡が欠かせません。
- グレード1でも10年を超える長期経過で転移が見つかることがある
- 同一の腫瘍内にグレードの異なる領域が混在する場合がある
- 肝転移の進行により生活の質が大きく低下する可能性がある
- 経過観察の間隔は担当医と相談して適切に設定することが大切
神経内分泌腫瘍と診断された後の生活で気をつけたいこと
NETと診断された後も、適切な治療と経過観察を続けることで、長期間にわたって日常生活を維持している方は多くいらっしゃいます。生活のなかで心がけたい点を知っておくと、治療と向き合う際の助けになるでしょう。
定期的な経過観察と検査スケジュール
- 画像検査(CTやMRI)は通常3〜12か月ごとにグレードに応じて実施
- 血液検査でCgAなどの腫瘍マーカーを定期的にモニタリング
- カルチノイド症候群がある場合は尿中5-HIAAも継続的に測定
- 症状の変化は些細なものでも担当医に伝えることが大切
日常生活での体調管理と栄養面の工夫
カルチノイド症候群がある方は、特定の食品やアルコール、ストレスがフラッシング発作の引き金になることがあります。どのような状況で症状が悪化するか記録をつけておくと、生活上の工夫がしやすくなるでしょう。
また、NETの治療中はナイアシン(ビタミンB3)の欠乏が起こることがあるため、栄養バランスに気を配ることも大切です。食事内容に不安がある場合は、管理栄養士に相談することをおすすめします。
精神面のケアと患者支援の活用
希少な腫瘍の診断を受けると、情報が少ないことへの不安やストレスを強く感じる方も少なくありません。神経内分泌腫瘍に関する患者会やサポートグループは国内外に存在しており、同じ経験をもつ方と情報を共有できる場は心の支えになります。
つらさを一人で抱え込まず、主治医やがん相談支援センターなどに気軽に声をかけてください。心理的なケアは治療継続の力になります。
よくある質問
神経内分泌腫瘍(NET)はどのくらい珍しい病気なのですか?
神経内分泌腫瘍(NET)は全悪性腫瘍の約2%を占めるとされ、かつては非常にまれな腫瘍と考えられていました。しかし、画像診断技術や内視鏡検査の進歩により発見数は年々増加しています。
米国のSEERデータベースでは、年齢調整罹患率が1973年の10万人あたり約1.09から2000年代には5.0以上にまで上昇しました。珍しい腫瘍ではありますが、以前ほど「ごくまれ」とはいえない状況に変わりつつあります。
神経内分泌腫瘍(NET)のグレードはどのように決まるのですか?
神経内分泌腫瘍(NET)のグレードは、腫瘍組織のKi-67指数(増殖マーカー)と核分裂像数によって判定されます。Ki-67指数が3%未満でグレード1、3〜20%でグレード2、20%を超えるとグレード3と分類されます。
グレードは腫瘍の増殖スピードの目安であり、治療方針や予後の見通しに大きく関わります。病理診断報告書に記載されているため、主治医に確認しておくとよいでしょう。
神経内分泌腫瘍(NET)に対するPRRT(ペプチド受容体放射性核種療法)とは何ですか?
PRRT(ペプチド受容体放射性核種療法)は、ソマトスタチン受容体を発現する神経内分泌腫瘍(NET)に対し、放射性物質を結合させた薬剤を静脈内投与して腫瘍に集中的に放射線を照射する治療法です。177Lu-DOTATATEが代表的な薬剤として使用されています。
国際的なNETTER-1試験で有効性が示されており、進行性の中腸NETに対する治療選択肢として位置づけられています。治療の適応にはソマトスタチン受容体の発現確認が必要です。
神経内分泌腫瘍(NET)は早期発見すれば治る見込みがありますか?
神経内分泌腫瘍(NET)は、限局性かつ高分化型であれば外科的切除によって治癒が期待できるケースがあります。特にグレード1の小さなNETで完全切除が可能な場合、その後の予後は良好です。
ただし、腫瘍のグレードや発生部位によって経過は異なります。たとえ早期であっても油断せず、切除後も定期的な経過観察を継続することが再発の早期発見につながります。
神経内分泌腫瘍(NET)の経過観察はどのくらいの頻度で受けるべきですか?
神経内分泌腫瘍(NET)の経過観察の頻度は、グレードや治療状況によって異なります。一般的にグレード1で安定している場合は6〜12か月ごと、グレード2以上や治療後の経過では3〜6か月ごとに画像検査や血液検査が行われます。
具体的なスケジュールは、腫瘍の状態や患者さんの体調をふまえて担当医と相談して決めることが望ましいでしょう。症状に変化を感じたときは、次の定期検査を待たずに受診してください。
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この記事を書いた人 Wrote this article
前田 祐助 医学博士 / 医師
慶應義塾大学医学部大学院にて、がんの発生メカニズム(発癌機構)や、慢性炎症と腫瘍の関係性に関する基礎研究に従事し、医学博士号を取得。 特に、胃がんにおける炎症微小環境の解析や、細胞シグナル伝達(COX-2/PGE2経路など)による腫瘍形成の研究において実績を持つ。 現在は、大学病院や研究機関で培った「根拠(エビデンス)に基づく医療」の視点を活かし、疾患の早期発見や予防医療の啓発活動を行っている。 【保有資格・所属】 医学博士(慶應義塾大学)/ 医師免許 / 日本内科学会 / 日本医師会認定産業医