甲状腺がんは遺伝する?髄様がんと家族性リスク、遺伝子検査の基礎知識

甲状腺がんは遺伝する?髄様がんと家族性リスク、遺伝子検査の基礎知識

甲状腺がんと聞くと「自分の家族にも影響するのでは」と不安を抱える方は少なくありません。実際、甲状腺がんの多くは遺伝と直接関係しない「散発性」と呼ばれるタイプです。

しかし、髄様がん(ずいようがん)という組織型の約25%は遺伝性であり、RET遺伝子の変異が親から子へ受け継がれることがわかっています。家族に髄様がんの方がいる場合、遺伝子検査で発症リスクを事前に把握できる可能性があります。

この記事では、甲状腺がんの遺伝性について、髄様がんと家族性リスクを中心にわかりやすく解説します。遺伝子検査の受け方や家族への伝え方まで、不安を抱えるあなたに寄り添う情報をお届けします。

甲状腺がんの大半は遺伝しない|それでも「遺伝するタイプ」がある

甲状腺がん全体のうち、遺伝が直接の原因となるケースは一部に限られます。多くの方が発症する乳頭がんや濾胞がんは散発性、つまり遺伝とは関係なく発生するものがほとんどです。

甲状腺がんにはどんな種類がある?

甲状腺がんは大きく分けて、乳頭がん・濾胞がん・髄様がん・未分化がんの4つの組織型に分類されます。このうち乳頭がんが全体の約80〜90%を占めており、比較的おとなしい経過をたどるケースも多いでしょう。

濾胞がんは全体の約5〜10%で、乳頭がんと同様に「分化がん」に属します。一方、髄様がんは甲状腺の傍濾胞細胞(C細胞)から発生する点で性質が異なり、全体の約3〜5%を占めています。

散発性と遺伝性はどう見分ける?

散発性の甲状腺がんは、遺伝的な背景を持たず偶発的に発生します。家族歴がなく、片側の甲状腺に単発で生じることが多いのが特徴です。

一方、遺伝性が疑われるのは、血縁者に同じ種類のがんが複数名いる場合や、両側の甲状腺に同時発生するケースなどです。とくに髄様がんでは遺伝性の割合が高く、約25%が遺伝子変異に起因するといわれています。

甲状腺がんの組織型と遺伝性の関係

組織型頻度遺伝性の割合
乳頭がん約80〜90%ごく一部(3〜9%程度)
濾胞がん約5〜10%まれ
髄様がん約3〜5%約25%
未分化がん約1〜2%ほぼなし

「遺伝するタイプ」は髄様がんに集中している

遺伝性の甲状腺がんとして臨床的に確立されているのは、主に髄様がんに関連するものです。RET遺伝子という特定の遺伝子に生殖細胞系列の変異(親から子へ受け継がれる変異)があると、高い確率で髄様がんを発症します。

乳頭がんにも家族集積を示す「家族性非髄様甲状腺がん(FNMTC)」は報告されていますが、原因遺伝子の特定は十分に進んでいません。つまり、遺伝子検査で明確にリスク評価できるのは、現時点では主に髄様がんだといえるでしょう。

甲状腺の髄様がんは約25%が遺伝する|RET遺伝子変異との深い関係

髄様がんの4分の1は遺伝性であり、その原因はRET遺伝子(がん原遺伝子)の生殖細胞系列変異です。この変異は常染色体優性(顕性)遺伝の形式で受け継がれ、変異を持つ親から子への伝達確率は50%にのぼります。

RET遺伝子とは何か

RET遺伝子は10番染色体上に位置し、細胞の増殖や分化を制御するチロシンキナーゼ受容体をコードしています。正常な状態では細胞の成長をコントロールする役割を果たしますが、変異が起こると細胞増殖のブレーキが外れ、がんの発生につながるのです。

髄様がんの遺伝性症例では、RET遺伝子のエクソン10、11、13、14、15、16などに変異が見つかります。とくにコドン634の変異は高頻度であり、多発性内分泌腫瘍症2A型(MEN2A)との関連が強いことが知られています。

変異の場所でリスクの大きさが変わる

RET遺伝子の変異部位によって、髄様がんの発症リスクや進行の速さが異なります。米国甲状腺学会(ATA)のガイドラインでは、変異を「中等度リスク」「高リスク」「超高リスク」の3段階に分類しています。

たとえばコドン918の変異(MEN2Bに多い)は超高リスクとされ、乳幼児期から髄様がんを発症する恐れがあります。一方、コドン790や804の変異は中等度リスクに分類され、成人になってから発症する傾向があるでしょう。

遺伝子変異があっても必ず発症するとは限らない

RET遺伝子の変異を受け継いだからといって、全員が同じ時期に髄様がんを発症するわけではありません。変異の種類によって「浸透率」(変異保有者が実際に発症する割合)は異なります。

高リスク変異であるコドン634では、20歳までに約50%以上の保有者にC細胞過形成や髄様がんが認められるとの報告があります。中等度リスクの変異では発症がさらに遅くなることも多く、個人差が大きい点を理解しておくことが大切です。

ATAリスク分類代表的なコドン発症時期の目安
超高リスク918(MEN2B)乳幼児〜小児期
高リスク634(MEN2A)小児〜若年成人
中等度リスク790, 804, 891など成人期以降

多発性内分泌腫瘍症(MEN2)と家族性髄様がんの違いを押さえておこう

遺伝性の髄様がんはすべて同じ病気ではなく、MEN2A・MEN2B・家族性髄様がん(FMTC)という異なる症候群に分かれます。合併する疾患やリスクが異なるため、それぞれの特徴を把握しておくことが家族の健康管理に直結します。

MEN2Aは髄様がん以外の腫瘍も合併する

MEN2Aは遺伝性髄様がんのなかで最も頻度が高く、MEN2全体の約95%を占めます。髄様がんに加えて、褐色細胞腫(副腎の腫瘍)や副甲状腺機能亢進症を合併する可能性があります。

褐色細胞腫は血圧の急激な上昇や動悸を引き起こすことがあり、手術前のスクリーニングが欠かせません。副甲状腺機能亢進症は血中カルシウム値の上昇として現れるため、定期的な血液検査で早期発見が期待できます。

MEN2Bは最も進行が早く、見た目の特徴を伴う

MEN2Bは全体の約5%と頻度は低いものの、髄様がんの悪性度が高く進行が速い点が大きな問題です。コドン918のRET変異が原因であることが多く、乳幼児期から発症するケースもあります。

MEN2A・MEN2B・FMTCの比較

症候群髄様がん以外の合併症進行速度
MEN2A褐色細胞腫・副甲状腺機能亢進症中程度
MEN2B粘膜神経腫・マルファン様体型速い
FMTCなし(髄様がんのみ)比較的ゆるやか

FMTCは髄様がんだけが家族内に繰り返し発生する

家族性髄様がん(FMTC)は、褐色細胞腫や副甲状腺機能亢進症を伴わず、髄様がんのみが家系内で繰り返し発生するタイプです。進行が比較的ゆるやかな傾向がありますが、リンパ節転移を起こすこともあるため油断はできません。

かつてFMTCは独立した疾患概念でしたが、近年のガイドラインではMEN2Aの一亜型として位置づけられています。家族歴を長期的に追跡すると、のちに褐色細胞腫などの合併が判明する場合もあり、経過観察を怠らないことが大切です。

遺伝性の甲状腺がんリスクは遺伝子検査で明らかになる

RET遺伝子の変異を調べる遺伝子検査により、髄様がんの遺伝的リスクを事前に把握できます。とくに家族に髄様がんの患者さんがいる場合、血縁者への遺伝子検査は早期発見と予防的治療への大きな手がかりとなります。

遺伝子検査はどこで・どのように受ける?

RET遺伝子検査は、内分泌外科や遺伝診療科を設置する総合病院や大学病院で受けることができます。通常は血液を採取してDNAを抽出し、RET遺伝子の特定のエクソン(遺伝子の領域)を解析する方法が用いられます。

検査前には遺伝カウンセリングを受け、結果の意味や心理的影響について十分に理解しておくことが望ましいでしょう。検査結果は本人だけでなく血縁者にも影響を及ぼすため、家族内での情報共有のあり方も事前に話し合っておくと安心です。

散発性に見える髄様がんでも遺伝子検査が必要な理由

一見すると散発性(非遺伝性)に見える髄様がんであっても、約6〜7%の患者さんに生殖細胞系列のRET変異が見つかるとの報告があります。

家族歴がはっきりしない場合でも、髄様がんと診断された方全員に遺伝子検査を推奨するガイドラインが国際的に採用されています。

遺伝子変異が確認されると、患者さんの血縁者にも検査をすすめることで、まだ症状のない変異保有者を早期に見つけ出せます。この「カスケードスクリーニング」は予防的甲状腺全摘術の判断にも直結する重要な手順です。

遺伝子検査の結果をどう読み解くか

遺伝子検査の結果は、変異が検出された場合に「陽性」、検出されなかった場合に「陰性」と報告されます。陽性の場合、変異の場所(コドン番号)によってリスクレベルが判定され、予防手術や経過観察のスケジュールが提案されます。

陰性であっても、家族歴が強い場合にはまれに未知の変異や他の遺伝子が関与している可能性も否定できません。結果の解釈は必ず遺伝カウンセラーや専門医と一緒に行い、自己判断で安心しすぎないよう注意してください。

  • 陽性:RET変異が確認され、リスク分類に基づく管理計画を立てる
  • 陰性:家族歴が強い場合は追加の精査や定期検査を継続する
  • 意義不明変異(VUS):現時点では病的かどうか判断がつかない結果

RET変異が見つかったら検討される予防的甲状腺全摘術とは

生殖細胞系列のRET変異が確認された場合、髄様がんの発症を未然に防ぐ目的で「予防的甲状腺全摘術」が検討されます。がんが発生する前に甲状腺を取り除くことで、転移のリスクを大幅に下げられる可能性があります。

手術のタイミングはRET変異の種類で決まる

ATAガイドラインでは、超高リスク変異(コドン918)の保有者に対しては生後6か月以内の甲状腺全摘術を推奨しています。高リスク変異(コドン634など)の場合は5歳までに手術を検討するとされています。

中等度リスクの場合はカルシトニン値のモニタリングを行いながら手術時期を判断します。

手術を遅らせるほど髄様がんが進行してリンパ節へ転移する確率が上がるため、適切なタイミングの見極めが重要です。ただし年齢が非常に低い場合には手術リスクとのバランスも考慮しなければなりません。

ATAリスク別の推奨手術時期

リスク分類推奨手術時期補足
超高リスク生後6か月以内MEN2B、コドン918
高リスク5歳までコドン634など
中等度リスクカルシトニン値で判断個別対応

手術後の生活はどう変わる?

甲状腺を全摘すると、甲状腺ホルモンを体内で作れなくなります。そのため生涯にわたり甲状腺ホルモン製剤(レボチロキシン)の内服が必要です。適切な量を服用すれば日常生活に大きな支障はなく、運動や食事も通常どおり行えます。

副甲状腺が温存できない場合はカルシウム製剤やビタミンD製剤の補充が加わることもあります。術後はホルモン値の定期チェックを続けながら、医師と二人三脚で体調管理を行っていくことになるでしょう。

予防手術を受けた家族が語る「決断までの葛藤」

まだがんが見つかっていない段階で臓器を摘出するという判断は、心理的なハードルが非常に高いものです。「本当に必要なのか」「子どもにこの手術を受けさせてよいのか」と悩む方は少なくありません。

しかし、欧州の多施設研究では、予防手術を受けた若年保有者の大多数が術後に生化学的治癒を達成し、再発リスクが大幅に低下したことが報告されています。

遺伝カウンセラーや心理士を交えたチーム体制で、不安を一つひとつ解消しながら決断をサポートする医療機関も増えています。

乳頭がんにも家族集積はある|家族性非髄様甲状腺がんの注意点

甲状腺がんの遺伝性は髄様がんだけに限りません。全体の3〜9%を占めるとされる「家族性非髄様甲状腺がん(FNMTC)」は、乳頭がんを中心に家族内で集積する傾向が認められています。

FNMTCはどんな病気?

FNMTCは、一親等の血縁者(親・きょうだい・子ども)のうち2名以上が非髄様甲状腺がん(主に乳頭がん)を発症し、他の家族性腫瘍症候群が否定された場合に診断されます。

髄様がんのようにRET遺伝子という明確な原因遺伝子が確立されておらず、複数の候補遺伝子が研究段階にあります。

近年の報告では、FOXE1遺伝子やHABP2遺伝子などがFNMTCとの関連が指摘されていますが、再現性のある結果は限定的です。そのため、FNMTCに対する遺伝子検査は研究目的が中心であり、日常診療での活用には至っていません。

散発性の乳頭がんより進行しやすいとの報告がある

いくつかの研究で、FNMTCの乳頭がんは散発性と比較して、甲状腺外への浸潤やリンパ節転移の頻度が高い傾向が報告されています。また、「世代を重ねるごとに若い年齢で発症する」という「表現促進現象」も指摘されています。

一方で、散発性と臨床的な差はないとする研究もあり、見解が統一されていません。現行のガイドラインでは、分化型甲状腺がん患者の家族への一律のスクリーニングは推奨されていませんが、家族歴が濃厚な場合は医師に相談する価値があるでしょう。

カウデン症候群やFAPなどの遺伝性症候群との関連

甲状腺がんが合併する遺伝性症候群として、カウデン症候群(PTEN過誤腫症候群)、家族性大腸腺腫症(FAP)、カーニー複合などが知られています。

これらは甲状腺がん以外にも大腸ポリープや乳がんなどのリスクを伴うため、家族歴を幅広く確認することが大切です。

カウデン症候群ではPTEN遺伝子、FAPではAPC遺伝子の変異が原因であり、それぞれ確立された遺伝子検査が存在します。甲状腺がんだけでなく、家系内にさまざまな腫瘍が多発している場合には、遺伝診療科への受診を検討してみてください。

  • カウデン症候群(PTEN遺伝子変異):甲状腺がん・乳がん・子宮内膜がんのリスク上昇
  • 家族性大腸腺腫症(APC遺伝子変異):大腸ポリープ多発に加え甲状腺乳頭がんの合併
  • カーニー複合(PRKAR1A遺伝子変異):甲状腺腫瘍・心臓粘液腫・皮膚色素沈着

家族に甲状腺がんの方がいるときに今日からできること

血縁者に甲状腺がん、とりわけ髄様がんの既往がある場合、日ごろからできる備えがあります。正しい知識を持ち、適切な医療機関につながることで、早期発見の確率は格段に高まるでしょう。

まずは家族歴を正確に整理する

確認項目具体的な内容
がんの種類甲状腺がんの組織型(乳頭がん・髄様がんなど)
発症年齢何歳で診断されたか
血縁関係一親等か二親等か
他の腫瘍の有無褐色細胞腫・副甲状腺腫瘍など

かかりつけ医への相談と専門機関の受診

家族歴が気になる場合は、まずかかりつけ医にその旨を伝えましょう。必要に応じて内分泌外科や遺伝診療科への紹介が受けられます。とくに髄様がんが家系にある場合、RET遺伝子検査の適応判断は専門医のもとで行うのが望ましいでしょう。

遺伝カウンセリングでは、検査前の心の準備から結果の受け止め方、家族への情報共有の方法まで、専門のカウンセラーが丁寧にサポートしてくれます。一人で悩まず、まずは相談の一歩を踏み出すことが何より大切です。

定期検査で「見つけられるがん」に変える

遺伝性の髄様がんは、血清カルシトニン値の測定と頸部超音波検査を組み合わせた定期検査で、早い段階での発見が可能です。とくにRET変異保有者に対しては、年齢やリスク分類に応じたスクリーニング計画が立てられます。

カルシトニンはC細胞から分泌されるホルモンで、髄様がんの腫瘍マーカーとしてきわめて有用です。値がわずかに上昇した段階で精密検査を行えば、がんがまだ甲状腺内にとどまっている早期の段階で治療に移れる可能性が高まります。

よくある質問

甲状腺がんの遺伝子検査は何歳から受けられますか?

RET遺伝子検査は年齢制限がなく、乳幼児でも血液検査で実施できます。家族にMEN2や髄様がんの方がいる場合、生後早期に検査を行うことで予防的手術の適切な時期を判断する材料になります。

検査を受ける際は、小児の遺伝診療に対応できる医療機関を選ぶと安心でしょう。遺伝カウンセリングを通じて保護者が結果の意味を十分に理解したうえで、子どもの将来を見据えた判断ができるよう支援を受けることが大切です。

甲状腺の髄様がんは男女で遺伝リスクに差がありますか?

RET遺伝子の変異は常染色体上にあるため、男女とも同じ50%の確率で親から子へ受け継がれます。性別による遺伝リスクの差はありません。

ただし、髄様がんの発症時期や進行速度には個人差があり、同じ変異を持つ家族でも経過が異なる場合があります。男女を問わず、変異が確認されたすべての保有者が定期的なスクリーニングを受けることが推奨されています。

甲状腺がんの遺伝子検査で陰性だった場合、今後がんになる心配はないのでしょうか?

RET遺伝子検査が陰性であれば、遺伝性髄様がんのリスクは大幅に低下します。しかし、散発性の甲状腺がんが生じる可能性はゼロにはなりません。

また、ごくまれにRET以外の遺伝子変異が関与するケースも報告されています。陰性の結果を得た場合でも、気になる症状(首のしこり、声のかすれなど)があれば早めに医療機関を受診するようにしてください。

甲状腺がんの家族歴がある場合、子どもへの遺伝をどのように伝えればよいですか?

お子さんの年齢や理解力に合わせて、「家族のなかに甲状腺の病気になりやすい体質がある」といったわかりやすい言葉から伝えるのが一つの方法です。遺伝カウンセラーがお子さんの年齢に応じた伝え方をアドバイスしてくれます。

大切なのは、「遺伝=必ず発症する」ではないこと、そして検査や予防策があることをセットで伝える点です。家族全員が正しい情報を共有し、前向きに健康管理に取り組む姿勢が、お子さんの安心感にもつながるでしょう。

甲状腺の髄様がんで使われるカルシトニン検査とはどのような検査ですか?

カルシトニンは甲状腺のC細胞(傍濾胞細胞)から分泌されるホルモンで、髄様がんの診断や経過観察に用いられる血液検査です。血中のカルシトニン値が基準値を超えている場合、C細胞の異常増殖や髄様がんの存在が疑われます。

より精密な評価として、カルシウムやペンタガストリンを注射してカルシトニンの分泌を刺激する「負荷試験」が行われることもあります。手術後もカルシトニン値を定期的に測定することで、再発の兆候をいち早くとらえることが可能です。

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この記事を書いた人 Wrote this article

前田 祐助

前田 祐助 医学博士 / 医師

慶應義塾大学医学部大学院にて、がんの発生メカニズム(発癌機構)や、慢性炎症と腫瘍の関係性に関する基礎研究に従事し、医学博士号を取得。 特に、胃がんにおける炎症微小環境の解析や、細胞シグナル伝達(COX-2/PGE2経路など)による腫瘍形成の研究において実績を持つ。 現在は、大学病院や研究機関で培った「根拠(エビデンス)に基づく医療」の視点を活かし、疾患の早期発見や予防医療の啓発活動を行っている。 【保有資格・所属】 医学博士(慶應義塾大学)/ 医師免許 / 日本内科学会 / 日本医師会認定産業医