慢性骨髄性白血病(CML)の治療法|分子標的薬による長期コントロールの現状

慢性骨髄性白血病(CML)の治療法|分子標的薬による長期コントロールの現状

慢性骨髄性白血病(CML)は、かつて予後不良とされてきた血液のがんです。しかし、分子標的薬であるチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)の登場によって、多くの患者さんが一般の方とほぼ変わらない寿命を期待できる時代になりました。

現在では複数の分子標的薬が使え、それぞれの特徴を踏まえた治療選択が求められます。さらに、深い分子学的奏効を長期間維持できた方の一部は、薬を中止しても寛解を保てる可能性も報告されています。

この記事では、CMLの基礎から各TKIの特徴、副作用への対処、治療中止の条件まで、患者さんやご家族に向けてわかりやすく解説します。

慢性骨髄性白血病(CML)はなぜ発症するのか|フィラデルフィア染色体とBCR-ABL遺伝子

CMLは、9番と22番の染色体が互いに入れ替わる「相互転座」によって発症します。この転座で生まれるフィラデルフィア染色体(Ph染色体)が、CMLの原因そのものです。

フィラデルフィア染色体が白血球を異常増殖させる

Ph染色体上にはBCR-ABL1という融合遺伝子が生まれます。この遺伝子から作られるBCR-ABL1タンパク質は、細胞の増殖シグナルを送り続けるチロシンキナーゼとして働きます。通常であれば増殖のスイッチは必要なときだけ入りますが、BCR-ABL1はスイッチが入りっぱなしの状態です。

その結果、白血球が際限なく増え続け、正常な血液細胞の産生が妨げられます。CMLの95%以上でこのPh染色体が確認されるため、診断の決め手にもなっています。

CMLは3つの病期に分かれる

CMLは「慢性期」「移行期」「急性転化期」の3段階で進行します。慢性期はもっとも穏やかな状態で、白血球の増加や脾臓の腫れが主な症状です。多くの方はこの段階で見つかります。

CMLの病期と特徴

病期特徴芽球の割合
慢性期症状が穏やか、治療反応が良好血中・骨髄中10%未満
移行期治療抵抗性が出始める10~19%
急性転化期急性白血病に類似、予後不良20%以上

だからこそ慢性期のうちに治療を始めることが大切

病期が進むほど治療の効果は下がり、生命予後も悪化します。慢性期のうちに分子標的薬を開始すれば、多くの方で長期にわたる良好なコントロールを得られるでしょう。早期発見・早期治療がCML克服への第一歩です。

分子標的薬(TKI)がCML治療を根本から変えた|イマチニブ登場前後の生存率の劇的変化

2001年に登場したイマチニブ(商品名グリベック)は、CML治療に革命をもたらしました。それまで5年生存率が60%程度だったCMLが、TKI治療によって10年全生存率約83~89%に到達しています。

イマチニブはBCR-ABL1タンパク質のATP結合部位をブロックする

イマチニブはBCR-ABL1キナーゼのATP結合部位に入り込むことで、異常な増殖シグナルを遮断します。標的を正確に狙い撃ちするため、従来の化学療法よりも副作用が少なく、外来通院での服用が可能になりました。

国際共同第3相試験(IRIS試験)では、イマチニブがインターフェロンαと低用量シタラビンの併用療法に対して圧倒的な優越性を示しました。18か月時点での主要細胞遺伝学的奏効率は、イマチニブ群が87.1%に対して併用療法群は34.7%にとどまっています。

5年、10年のフォローアップで確認された持続的な効果

IRIS試験の5年追跡では、イマチニブを初期治療として受けた患者さんの全生存率が89%でした。さらに10年超の長期追跡でも効果は維持され、遅発性の重篤な毒性は認められていません。

こうしたデータは、CMLが「薬で長期間コントロールできる慢性疾患」へと変貌したことを裏付けています。ただし、イマチニブに対する耐性や不耐容が約20%ずつの患者さんで生じるため、第2世代以降のTKIも欠かせない選択肢となっています。

分子標的薬が患者さんの日常を変えた

TKI登場以前は骨髄移植や注射薬が治療の柱であり、入院や副作用による生活制限は大きな負担でした。経口薬で治療できるようになったことで、仕事や家事を続けながら通院する方が大幅に増えています。

イマチニブ登場前後の治療成績比較

指標TKI以前TKI時代
5年生存率約50~60%約90%前後
治療の中心インターフェロン・移植経口の分子標的薬
通院形態入院中心外来通院が主流

現在使われている分子標的薬の種類と特徴を一覧で比較する

慢性期CMLの初回治療に使えるTKIは複数あり、それぞれ効果の強さや副作用の傾向が異なります。主治医は患者さんの年齢、合併症、リスクスコア、治療目標などを総合的に判断して薬を選びます。

第1世代TKI|イマチニブは今もなお治療の土台

イマチニブは豊富なエビデンスと長期安全性データを持つ薬剤です。ジェネリック医薬品も流通しており、費用面でのメリットも大きくなっています。浮腫、筋けいれん、消化器症状などの副作用はありますが、命に関わるほどの重篤な合併症は少ないと報告されています。

一方、第2世代TKIと比べると分子学的奏効の深さや速さでは劣ります。とくに治療中止(寛解維持)を見据える場合、深い分子学的奏効を早期に達成しやすい第2世代TKIが選ばれることもあります。

第2世代TKI|ダサチニブ・ニロチニブ・ボスチニブの使い分け

ダサチニブ、ニロチニブ、ボスチニブはいずれもイマチニブより強力なBCR-ABL1阻害作用を持ちます。分子学的奏効の達成速度はイマチニブを上回りますが、現時点で全生存率に統計学的有意差は示されていません。

主な分子標的薬の比較

薬剤名世代代表的な副作用
イマチニブ第1世代浮腫・筋けいれん・消化器症状
ダサチニブ第2世代胸水・肺高血圧
ニロチニブ第2世代血管障害・血糖上昇
ボスチニブ第2世代下痢・肝機能障害
ポナチニブ第3世代血管閉塞・膵炎

第3世代TKI|ポナチニブはT315I変異に対応できる

ポナチニブは、他のTKIが効きにくいT315I変異を含むほぼすべてのBCR-ABL1キナーゼ変異に有効です。ただし血管閉塞イベントのリスクが高いため、2剤以上のTKIに耐性や不耐容がある場合や、T315I変異が検出された場合に限って使うのが原則となっています。

新世代の分子標的薬アシミニブが初回治療の選択肢になった

2024年に発表されたASC4FIRST試験の結果、アシミニブは初回治療として他のTKIを上回る有効性と良好な安全性を示しました。CML治療の選択肢がさらに広がっています。

アシミニブはミリストイルポケットを標的にする独自の仕組みを持つ

従来のTKIはすべてATP結合部位を標的にしていますが、アシミニブはBCR-ABL1タンパク質のABLミリストイルポケットに結合するアロステリック阻害薬です。この独自の作用点により、従来のTKI耐性変異を持つCML細胞にも効果を発揮できます。

さらに、標的の高い選択性のおかげで他のキナーゼへの影響が少なく、副作用が軽減されると考えられています。

ASC4FIRST試験で初回治療としての優越性が証明された

ASC4FIRST試験では、新たにCMLと診断された405例が、アシミニブ80mg1日1回と治験医師が選んだTKIに1対1で無作為割り付けされました。48週時点での主要分子学的奏効(MMR)率は、アシミニブ群67.7%に対し他TKI群49.0%であり、統計学的有意差をもって主要評価項目を達成しています。

グレード3以上の有害事象やそれに伴う投与中止もアシミニブ群で少なく、有効性と忍容性の両面でアシミニブの優位性が確認されました。

治療の選択肢が増えたことで個別化医療がさらに前進する

アシミニブの登場により、CMLの初回治療はイマチニブ、ダサチニブ、ニロチニブ、ボスチニブ、そしてアシミニブの5剤から選べるようになりました。患者さん一人ひとりのリスク、合併症、治療目標に合わせた処方がますます重要になっています。

アシミニブの主な特徴

  • T315I変異を含む広範な耐性変異に有効
  • グレード3以上の有害事象がイマチニブ・第2世代TKIより低頻度
  • 深い分子学的奏効の達成がより早い

分子標的薬の副作用と長く付き合うために知っておきたい対処法

TKIは経口薬で治療できる反面、長期間服用するからこそ副作用への対策が欠かせません。副作用の種類や頻度は薬剤ごとに異なるため、自分が飲んでいる薬の特徴を理解しておくと安心です。

日常的に起こりやすい副作用への備え

イマチニブでは浮腫(むくみ)、筋肉のけいれん、吐き気が比較的多く報告されています。多くは軽度から中等度であり、対症療法で管理できるケースがほとんどです。水分をしっかり摂り、塩分を控えるといった日々の工夫も症状の軽減に役立ちます。

ダサチニブでは胸水貯留(肺に水がたまる)に注意が必要です。息切れや咳が続く場合は早めに主治医へ相談してください。ニロチニブは血糖値の上昇や動脈硬化のリスクがあるため、心血管系の持病がある方では慎重な経過観察が求められます。

副作用で薬を変更する判断基準

European LeukemiaNet(ELN)のガイドラインでは、副作用が重篤あるいは生活の質を著しく下げる場合、同一薬の減量を試みたうえで改善しなければ別のTKIへ切り替えることを推奨しています。副作用による中止率はイマチニブで約20%、第2世代TKIで10~20%程度と報告されており、決して珍しいことではありません。

TKI別の注意すべき長期合併症

薬剤注意すべき合併症推奨されるモニタリング
ダサチニブ胸水・肺動脈性肺高血圧定期的な胸部X線
ニロチニブ末梢動脈閉塞性疾患心血管リスク因子の管理
ポナチニブ動脈血栓塞栓症血圧・脂質の定期検査

副作用は我慢せず主治医に伝えることがもっとも大切

TKI治療は多くの場合、年単位の長期服用が前提です。軽い症状であっても蓄積すると生活の質を大きく損なうことがあります。薬の種類や用量を調整するだけで症状が改善するケースも多いため、「このくらいなら…」と我慢せずに主治医や薬剤師へ伝えましょう。

治療効果をモニタリングする方法|BCR-ABL1定量PCRが治療方針を左右する

CML治療では、血液検査でBCR-ABL1遺伝子の量を定期的に測定し、治療が順調かどうかを判断します。この数値が治療方針の変更や将来の薬剤中止の判断材料となるため、非常に大切な検査です。

BCR-ABL1の国際標準値(IS)で治療反応を評価する

定量的リアルタイムPCR(RT-qPCR)によってBCR-ABL1 mRNAの量を測定し、国際標準(IS)に変換した値で評価します。IS値が0.1%以下になると「主要分子学的奏効(MMR)」に到達したと判定されます。さらに0.01%以下(MR4)や0.0032%以下(MR4.5)は「深い分子学的奏効(DMR)」と呼ばれ、将来の治療中止を検討するための条件の一つです。

治療開始後のマイルストーンを確認しよう

ELN 2020のガイドラインでは、治療開始後3か月、6か月、12か月ごとにBCR-ABL1のIS値で治療反応を評価し、「至適奏効」「注意」「失敗」に分類します。3か月の時点でIS値が10%を超える場合や、12か月で1%を超える場合は、治療戦略の見直しが必要になるかもしれません。

検査結果に一喜一憂しすぎず、長い目で見守る姿勢も大切

PCR検査は非常に感度が高く、わずかな変動が数値に反映されます。一時的にIS値がわずかに上昇しても、継続的に大きな変化がなければ心配しすぎる必要はありません。不安な数値が出た場合は、次回の検査結果とあわせて主治医と相談しましょう。

ELN 2020による治療反応の評価タイムライン

評価時期至適奏効失敗
3か月BCR-ABL1 IS ≤10%IS >10%かつ減少なし
6か月IS ≤1%IS >10%
12か月IS ≤0.1%(MMR)IS >1%

薬をやめても寛解が続く「治療中止(TFR)」は本当に実現できるのか

深い分子学的奏効を長期間維持できた患者さんの約40~50%が、TKIを中止しても分子学的寛解を保てることが複数の臨床試験で確認されています。これは「治療フリー寛解(TFR)」と呼ばれ、CML治療の新たな目標です。

STIM試験が薬剤中止の安全性を初めて示した

フランスで行われたSTIM試験は、2年以上にわたり完全分子学的奏効を維持した100例のCML患者さんでイマチニブを中止した先駆的な研究です。6か月時点での分子学的寛解維持率は約40%であり、再発した場合もイマチニブを再開すれば速やかに奏効が回復することが示されました。

長期追跡(中央値6年超)の結果、中止後に遅発再発はほぼ認められず、CMLの進行を来した患者さんもいませんでした。再発した方の大半が中止後6か月以内に再発しており、この時期を乗り越えれば長期寛解が期待できます。

  • TKI服用期間が長いほどTFR成功率が高い傾向
  • Sokalリスクスコアが低い患者さんは成功しやすい
  • 再発してもTKI再開で95%以上がDMRを再達成

TFRに挑戦するための条件と注意点

ELNガイドラインでは、TFRを試みるための条件として、慢性期CMLであること、TKI治療歴が5年以上あること、MR4以上のDMRを2年以上(MR4.5なら2年以上)安定して維持していることなどを挙げています。移行期や急性転化期の既往がある方は対象外です。

TFR中は、高感度で迅速なBCR-ABL1 PCR検査による頻回のモニタリングが必須となります。中止後1年間は毎月、その後は2~3か月ごとの検査が推奨されており、自己判断で検査を省略することは避けてください。

TKI中止は主治医と十分に話し合ってから決断する

TFRは魅力的な目標ですが、すべての方に適応されるわけではありません。また、約半数の方は中止後に再発するため、「中止=治癒」ではないことを理解しておく必要があります。

主治医と検査データを確認しながら、ご自身の治療歴や生活状況を踏まえて慎重に判断してください。

よくある質問

慢性骨髄性白血病(CML)の分子標的薬は一生飲み続ける必要がありますか?

多くの患者さんは長期間にわたってTKIを服用し続けることになります。ただし、深い分子学的奏効(MR4やMR4.5)を数年間安定して維持できた方の一部は、主治医の管理のもとで薬を中止できる場合があります。

薬を中止した方の約40~50%が、その後も寛解を保てるという報告があり、これは治療フリー寛解(TFR)と呼ばれています。ただし中止後は定期的なPCR検査による厳密なモニタリングが求められるため、自己判断で服用をやめることは決してしないでください。

慢性骨髄性白血病(CML)のチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)にはどのような副作用がありますか?

副作用は薬剤の種類によって異なります。イマチニブではむくみ、筋肉のけいれん、吐き気が比較的よく見られますが、多くの場合は軽度で対症療法により管理できます。

ダサチニブでは胸水貯留、ニロチニブでは心血管系の合併症、ボスチニブでは下痢や肝機能障害への注意が必要です。いずれの薬剤でも、副作用が強い場合は用量の調整や別のTKIへの変更で対応できることが多いため、つらい症状がある場合は遠慮なく主治医に相談しましょう。

慢性骨髄性白血病(CML)の治療中にBCR-ABL1の数値が上がった場合はどうなりますか?

BCR-ABL1のIS値が一時的にわずかに変動することは珍しくなく、必ずしも治療の失敗を意味するわけではありません。連続した検査で値の上昇傾向が確認された場合には、主治医がTKIの用量調整や別の薬剤への変更を検討します。

とくにIS値が1%を超える状態が続く場合や、MMRの喪失が確認された場合には、BCR-ABL1キナーゼドメイン変異の検索が行われることがあります。変異の種類によっては、それに対応できるTKIへの切り替えが有効です。

慢性骨髄性白血病(CML)に対するアシミニブは従来の分子標的薬と何が違いますか?

アシミニブは従来のTKIとはまったく異なる部位に結合するアロステリック阻害薬です。従来の薬がBCR-ABL1のATP結合部位を標的にしているのに対し、アシミニブはABLミリストイルポケットに作用して、キナーゼを不活性な形に戻します。

この独自の作用によって、従来のTKIに耐性を示す多くの遺伝子変異にも効果を発揮できます。また、標的への選択性が高いため副作用が少ない傾向があり、2024年の臨床試験では初回治療としても有効性と安全性が確認されています。

慢性骨髄性白血病(CML)と診断されたら日常生活で気をつけることはありますか?

CMLの治療は長期にわたるため、規則正しい生活と服薬の継続が何よりも大切です。TKIは食事のタイミングと関係する薬もあり、たとえばニロチニブは空腹時に服用する必要があります。処方時の指示を守ることで、薬の効果を十分に引き出せます。

また、定期的な通院と血液検査は治療効果の確認に欠かせません。感染症にかかりやすくなることもあるため、手洗いやうがい、バランスのよい食事、十分な睡眠など基本的な体調管理を心がけてください。心配なことがあれば、一人で抱え込まずに担当の医療チームへ相談しましょう。

References

O’Brien, S. G., Guilhot, F., Larson, R. A., Gathmann, I., Baccarani, M., Cervantes, F., Cornelissen, J. J., Fischer, T., Hochhaus, A., Hughes, T., Lechner, K., Nielsen, J. L., Rousselot, P., Reiffers, J., Saglio, G., Shepherd, J., Simonsson, B., Gratwohl, A., Goldman, J. M., … Druker, B. J.; IRIS Investigators. (2003). Imatinib compared with interferon and low-dose cytarabine for newly diagnosed chronic-phase chronic myeloid leukemia. New England Journal of Medicine, 348(11), 994–1004. https://doi.org/10.1056/NEJMoa022457

Druker, B. J., Guilhot, F., O’Brien, S. G., Gathmann, I., Kantarjian, H., Gattermann, N., Deininger, M. W. N., Silver, R. T., Goldman, J. M., Stone, R. M., Cervantes, F., Hochhaus, A., Powell, B. L., Gabrilove, J. L., Rousselot, P., Reiffers, J., Cornelissen, J. J., Hughes, T., Agis, H., … Larson, R. A.; IRIS Investigators. (2006). Five-year follow-up of patients receiving imatinib for chronic myeloid leukemia. New England Journal of Medicine, 355(23), 2408–2417. https://doi.org/10.1056/NEJMoa062867

Hochhaus, A., Larson, R. A., Guilhot, F., Radich, J. P., Branford, S., Hughes, T. P., Baccarani, M., Deininger, M. W., Cervantes, F., Fujihara, S., Ortmann, C.-E., Menssen, H. D., Kantarjian, H., O’Brien, S. G., & Druker, B. J.; IRIS Investigators. (2017). Long-term outcomes of imatinib treatment for chronic myeloid leukemia. New England Journal of Medicine, 376(10), 917–927. https://doi.org/10.1056/NEJMoa1609324

Hochhaus, A., Baccarani, M., Silver, R. T., Schiffer, C., Apperley, J. F., Cervantes, F., Clark, R. E., Cortes, J. E., Deininger, M. W., Guilhot, F., Hjorth-Hansen, H., Hughes, T. P., Janssen, J. J. W. M., Kantarjian, H. M., Kim, D.-W., Larson, R. A., Lipton, J. H., Mahon, F.-X., Mayer, J., … Hehlmann, R. (2020). European LeukemiaNet 2020 recommendations for treating chronic myeloid leukemia. Leukemia, 34(4), 966–984. https://doi.org/10.1038/s41375-020-0776-2

Mahon, F.-X., Réa, D., Guilhot, J., Guilhot, F., Huguet, F., Nicolini, F., Legros, L., Charbonnier, A., Guerci, A., Varet, B., Etienne, G., Reiffers, J., & Rousselot, P.; Intergroupe Français des Leucémies Myéloïdes Chroniques. (2010). Discontinuation of imatinib in patients with chronic myeloid leukaemia who have maintained complete molecular remission for at least 2 years: the prospective, multicentre Stop Imatinib (STIM) trial. The Lancet Oncology, 11(11), 1029–1035. https://doi.org/10.1016/S1470-2045(10)70233-3

Etienne, G., Guilhot, J., Rea, D., Rigal-Huguet, F., Nicolini, F., Charbonnier, A., Guerci-Bresler, A., Legros, L., Varet, B., Gardembas, M., Dubruille, V., Tulliez, M., Noel, M.-P., Ianotto, J.-C., Villemagne, B., Carré, M., Guilhot, F., Rousselot, P., & Mahon, F.-X. (2017). Long-term follow-up of the French Stop Imatinib (STIM1) study in patients with chronic myeloid leukemia. Journal of Clinical Oncology, 35(3), 298–305. https://doi.org/10.1200/JCO.2016.68.2914

Hughes, T. P., Mauro, M. J., Cortes, J. E., Minami, H., Rea, D., DeAngelo, D. J., Breccia, M., Goh, Y.-T., Talpaz, M., Hochhaus, A., le Coutre, P., Ottmann, O., Heinrich, M. C., Steegmann, J. L., Deininger, M. W. N., Janssen, J. J. W. M., Mahon, F.-X., Minami, Y., Yeung, D., … Kim, D.-W. (2019). Asciminib in chronic myeloid leukemia after ABL kinase inhibitor failure. New England Journal of Medicine, 381(24), 2315–2326. https://doi.org/10.1056/NEJMoa1902328

Réa, D., Mauro, M. J., Boquimpani, C., Minami, Y., Lomaia, E., Voloshin, S., Turkina, A. G., Kim, D.-W., Apperley, J. F., Cortes, J. E., Abdo, A. N. R., Fogliatto, L., Kim, D. D. H., le Coutre, P., Saussele, S., Annunziata, M., Hughes, T. P., Chaudhri, N. A., Chee, L. C. Y., … Boquimpani, C. (2021). A phase 3, open-label, randomized study of asciminib, a STAMP inhibitor, vs bosutinib in CML after 2 or more prior TKIs. Blood, 138(21), 2031–2041. https://doi.org/10.1182/blood.2020009984

Hochhaus, A., Wang, J., Kim, D.-W., Kim, D. D. H., Mayer, J., Goh, Y.-T., le Coutre, P., Takahashi, N., Kim, I., Etienne, G., Andorsky, D., Issa, G. C., Larson, R. A., Bombaci, F., Kapoor, S., McCulloch, T., Malek, K., Yau, L., Ifrah, S., … Hughes, T. P.; ASC4FIRST Investigators. (2024). Asciminib in newly diagnosed chronic myeloid leukemia. New England Journal of Medicine, 391(10), 885–898. https://doi.org/10.1056/NEJMoa2400858

Apperley, J. F., Milojkovic, D., Cross, N. C. P., Hjorth-Hansen, H., Hochhaus, A., Kantarjian, H., Lipton, J. H., Malhotra, H., Niederwieser, D., Radich, J., Rousselot, P., Saussele, S., Schiffer, C. A., Silver, R., Soverini, S., Stenke, L., Turkina, A., Casado, L. F., Castagnetti, F., … Hehlmann, R. (2025). 2025 European LeukemiaNet recommendations for the management of chronic myeloid leukemia. Leukemia, 39(8), 1797–1813. https://doi.org/10.1038/s41375-025-02664-w

この記事を書いた人 Wrote this article

前田 祐助

前田 祐助 医学博士 / 医師

慶應義塾大学医学部大学院にて、がんの発生メカニズム(発癌機構)や、慢性炎症と腫瘍の関係性に関する基礎研究に従事し、医学博士号を取得。 特に、胃がんにおける炎症微小環境の解析や、細胞シグナル伝達(COX-2/PGE2経路など)による腫瘍形成の研究において実績を持つ。 現在は、大学病院や研究機関で培った「根拠(エビデンス)に基づく医療」の視点を活かし、疾患の早期発見や予防医療の啓発活動を行っている。 【保有資格・所属】 医学博士(慶應義塾大学)/ 医師免許 / 日本内科学会 / 日本医師会認定産業医