
BRCA1とBRCA2はどちらも遺伝性のがんリスクを高める遺伝子ですが、関連するがんの種類や発症率には明確な違いがあります。たとえば、BRCA1変異では乳がん・卵巣がんのリスクがとくに高く、トリプルネガティブ型の乳がんとの関連が強い傾向にあります。
一方、BRCA2変異は男性乳がんや前立腺がんとのつながりが深く、ホルモン受容体陽性の乳がんが多い点が特徴です。どちらの遺伝子に変異があるかによって、検査や予防の方針も変わってきます。
この記事では、BRCA1とBRCA2それぞれのがん種別リスク、遺伝子としての働きの違い、検査を受けるべき人の目安などをわかりやすく整理しました。ご自身やご家族のリスクを把握する手がかりとして、ぜひお読みください。
BRCA1遺伝子とBRCA2遺伝子はそもそも何が違うのか
BRCA1とBRCA2は、どちらもDNA(遺伝情報を担う物質)の損傷を修復する「腫瘍抑制遺伝子」です。正常に機能していれば細胞ががん化するのを防いでいますが、これらの遺伝子に病的な変異があると、修復機能が低下し、がんの発症リスクが上昇します。
BRCA1は17番染色体、BRCA2は13番染色体に存在する
BRCA1は17番染色体の長腕(17q21)に、BRCA2は13番染色体の長腕(13q12)にそれぞれ位置しています。染色体上の場所が異なるため、遺伝子の構造やコードするタンパク質にも違いがあります。
BRCA1タンパク質は「相同組換え修復」と呼ばれるDNA修復経路の初期段階で中心的にはたらき、BRCA2タンパク質はその経路のなかでRAD51というタンパク質と協力して二本鎖切断の修復を担います。つまり同じ修復経路に関わりながらも、担当する段階が異なるのです。
変異による影響は「がんの種類」と「がんの性質」で分かれる
BRCA1変異があると、とくにトリプルネガティブ乳がん(ホルモン受容体とHER2がいずれも陰性の乳がん)を発症しやすい傾向があります。BRCA1変異保有者の乳がんのうち約69%がホルモン受容体陰性というデータも報告されています。
| 比較項目 | BRCA1 | BRCA2 |
|---|---|---|
| 染色体上の位置 | 17番染色体(17q21) | 13番染色体(13q12) |
| 主な修復での役割 | 相同組換え修復の初期段階 | RAD51との連携による修復 |
| 乳がんのサブタイプ | トリプルネガティブ型が多い | ホルモン受容体陽性型が多い |
| 一般集団の保有率 | 300〜800人に1人(BRCA1/2合計) | |
遺伝形式は「常染色体優性遺伝」で親から子へ50%の確率で受け継がれる
BRCA1・BRCA2いずれの変異も、片方の親が保有していれば子どもに50%の確率で遺伝します。ただし、変異を受け継いだとしても、必ずがんを発症するわけではありません。
浸透率(変異保有者が実際にがんを発症する確率)は100%ではなく、生活環境やほかの遺伝的要因によっても左右されます。
BRCA1変異による乳がん・卵巣がんの発症リスクは具体的にどれくらいか
BRCA1変異を持つ女性の乳がん累積リスクは、80歳までに約72%と報告されており、一般女性の約13%と比べると大幅に高い数値です。卵巣がんについても、80歳までに約44%の発症リスクがあるとされています。
BRCA1変異保有者の乳がんリスクは30〜40歳で急上昇する
大規模な前向きコホート研究によると、BRCA1変異保有者の乳がん発症率は、20代後半から30代にかけて急激に上昇し、40歳前後でピークに達します。その後は80歳まで比較的一定の発症率が続くと報告されています。
このため、BRCA1変異が確認された場合は、25歳ごろからMRI(磁気共鳴画像)による乳房検診を開始することが推奨されるケースが多いでしょう。若年での発症リスクが高い点は、BRCA2との大きな違いといえます。
卵巣がんリスクはBRCA1のほうがBRCA2より明らかに高い
BRCA1変異保有者の卵巣がん累積リスクは80歳までに約44%で、BRCA2変異保有者の約17%と比較して2倍以上です。卵巣がんは早期発見が難しいがんであるため、リスク低減のための卵管・卵巣摘出術(予防的手術)の検討が勧められることもあります。
対側乳がん(反対側の乳房に新たに発症する乳がん)のリスクも高い
一度乳がんと診断されたBRCA1変異保有者が、20年以内に対側乳がんを発症する確率は約40%です。BRCA2変異保有者では約26%であり、BRCA1のほうがリスクの高さが際立ちます。
| がんの種類 | BRCA1(80歳まで) | 一般集団 |
|---|---|---|
| 女性乳がん | 約72% | 約13% |
| 卵巣がん | 約44% | 約1.1% |
| 対側乳がん(20年以内) | 約40% | 約8% |
| 膵臓がん | 約2.5% | 約1.7% |
BRCA2変異で注意すべきがん種と発症リスクを把握しておこう
BRCA2変異は乳がん・卵巣がんに加え、男性乳がん・前立腺がん・膵臓がん・胃がんなど、BRCA1よりも関連するがんの幅が広い傾向があります。とくに男性におけるがんリスクが高い点は、BRCA2の特徴として見逃せません。
BRCA2変異保有者の乳がんリスクは40〜50歳で上昇する
BRCA2変異保有者の乳がん累積リスクは80歳までに約69%です。BRCA1変異保有者と同様に高リスクですが、発症率が急上昇する年齢帯は40〜50歳とやや遅めであり、乳がんのサブタイプもホルモン受容体陽性型が約77%と多数を占めます。
ホルモン受容体陽性型の乳がんは、タモキシフェンなどの内分泌療法が効きやすいとされており、治療の選択肢が広がる場合があります。BRCA1変異のトリプルネガティブ型と比べると、治療方針に違いが出ることもあるでしょう。
| がんの種類 | BRCA2(80歳まで) | 一般集団 |
|---|---|---|
| 女性乳がん | 約69% | 約13% |
| 卵巣がん | 約17% | 約1.1% |
| 男性乳がん | 約3.8% | 約0.1% |
| 前立腺がん | 約19〜27% | 約10.6% |
| 膵臓がん | 約2.5〜3% | 約1.7% |
男性乳がんのリスクはBRCA2変異で著しく高くなる
BRCA2変異を持つ男性が70歳までに乳がんを発症するリスクは約3.8%とされ、一般男性の約0.1%と比べると38倍にもなります。BRCA1変異保有の男性では約0.4%であり、男性乳がんに関してはBRCA2変異の影響がはるかに大きいといえるでしょう。
前立腺がんとの関連はBRCA2変異でとくに顕著になる
BRCA2変異保有の男性が前立腺がんを発症する相対リスクは約2.2倍と報告されており、若年発症かつ進行が速い傾向が指摘されています。
BRCA1変異と前立腺がんの関連はまだ議論が続いていますが、BRCA2変異については複数の大規模研究で一貫した結果が出ています。
がん種ごとのBRCA1変異とBRCA2変異のリスクを一覧で比べてみる
BRCA1とBRCA2では、関連するがんの種類もリスクの大きさも異なります。両者を並べて比較することで、それぞれの変異が体にどのような影響を及ぼすのかが見えてきます。
乳がんと卵巣がんはどちらの変異でもリスクが高い
女性乳がんについてはBRCA1で約72%、BRCA2で約69%と、どちらも高い累積リスクが報告されています。一方、卵巣がんに関してはBRCA1で約44%、BRCA2で約17%と明確な差があり、BRCA1変異保有者はとくに卵巣がんへの警戒が求められます。
膵臓がんと胃がんは両方の変異で上昇する
膵臓がんの相対リスクはBRCA1で約2.4倍、BRCA2で約3.3倍です。胃がんについてはBRCA1で約2.2倍、BRCA2で約3.7倍と、いずれもBRCA2変異のほうがやや高い値を示しています。
これらのデータは、BRCA変異が乳がんや卵巣がんだけでなく、消化器系のがんにも影響を及ぼすことを示しており、該当する方は定期的な検診を医師と相談しながら進めることが大切です。
男性のがんリスクにおけるBRCA1とBRCA2の差はとくに大きい
男性乳がんの相対リスクはBRCA1で約4.3倍に対し、BRCA2では約44倍と桁違いの差が見られます。前立腺がんでもBRCA2変異の影響が強く、男性がBRCA変異の遺伝子検査を受ける意義はBRCA2変異においてとりわけ高いといえるでしょう。
| がん種 | BRCA1(相対リスク) | BRCA2(相対リスク) |
|---|---|---|
| 女性乳がん(累積80歳) | 約72% | 約69% |
| 卵巣がん(累積80歳) | 約44% | 約17% |
| 男性乳がん | 約4.3倍 | 約44倍 |
| 前立腺がん | 関連は議論中 | 約2.2倍 |
| 膵臓がん | 約2.4倍 | 約3.3倍 |
| 胃がん | 約2.2倍 | 約3.7倍 |
BRCA遺伝子検査はどんな人が受けるべきなのか
BRCA遺伝子検査は、すべての人に推奨されるものではなく、家族歴や個人歴から一定のリスクが見込まれる方に対して検討されます。適切な時期に検査を受けることで、がんの早期発見や予防的な対策へつなげられます。
家族に乳がんや卵巣がんの方が複数いる場合は検討の対象になる
第一度近親者(親、きょうだい、子ども)や第二度近親者(祖父母、おじ・おば)に乳がんや卵巣がんを発症した方が複数いる場合は、遺伝カウンセリングを受けたうえでBRCA遺伝子検査を検討する価値があります。
とくに50歳未満で乳がんを発症した近親者がいる場合や、同一家系内に乳がんと卵巣がんの両方がある場合は、BRCA変異の保有確率が高まるとされています。
- 50歳未満で乳がんと診断された近親者がいる
- 家系内に卵巣がん・卵管がん・腹膜がんの方がいる
- 男性の乳がん患者が家系内にいる
- アシュケナージ系ユダヤ人の家系である
男性もBRCA遺伝子検査を受ける意義がある
BRCA変異は「女性の病気」と思われがちですが、男性もBRCA変異を保有し、子どもに50%の確率で遺伝させる可能性があります。さらにBRCA2変異を持つ男性は、前立腺がんや男性乳がんのリスクが高まるため、家族歴によっては男性の検査も勧められます。
遺伝カウンセリングを受けてから検査に進むことが望ましい
BRCA遺伝子検査は採血で行う比較的簡便な検査ですが、結果が「陽性」だった場合の心理的な影響は小さくありません。
検査前に遺伝カウンセラーや専門医と十分に話し合い、結果が出た後の選択肢(検診計画やリスク低減手術など)についてあらかじめ理解しておくことが大切です。
BRCA変異が見つかったあとの対応策を知っておくと安心できる
BRCA変異が確認されても、がんの発症を座して待つ必要はありません。サーベイランス(定期的な検診による早期発見)とリスク低減のための選択肢が用意されており、変異の種類に応じた個別の管理計画を医師と一緒に立てることが勧められます。
サーベイランスは年齢と変異タイプに合わせて計画する
BRCA1変異保有者は若年での乳がん発症リスクが高いため、25歳ごろから年1回の乳房MRI検査を開始し、30歳ごろからマンモグラフィを併用するスケジュールが推奨されることが多いです。BRCA2変異保有者についても同様の早期スクリーニングが勧められます。
卵巣がんに関しては、経膣超音波検査やCA-125(腫瘍マーカー)の定期測定が行われることがありますが、卵巣がんの早期発見率には限界があり、検診だけでは十分といえない面もあります。
リスク低減手術は予防効果が高いが慎重な判断が求められる
予防的乳房切除術(両側乳房を事前に切除する手術)は、乳がん発症リスクを90%以上低減するとされています。また、リスク低減卵管・卵巣摘出術は卵巣がんリスクを大幅に下げるだけでなく、乳がんリスクの低下にも寄与する可能性が報告されています。
ただし、こうした手術は身体的・心理的な影響が大きく、出産の希望やライフプランとも密接に関わります。医師や遺伝カウンセラーと十分に話し合い、自分に合った時期と方法を選ぶことが大切でしょう。
PARP阻害薬の登場でBRCA変異関連がんの治療選択肢が広がった
PARP阻害薬(オラパリブなど)は、BRCA変異によるDNA修復機能の欠損を逆手にとって、がん細胞を選択的に死滅させる分子標的薬です。BRCA変異が確認された乳がんや卵巣がんの治療において、すでに承認・使用されています。
| 対応策 | 内容 | 対象 |
|---|---|---|
| サーベイランス | MRI・マンモグラフィ・超音波など | BRCA1/2共通 |
| リスク低減乳房切除術 | 乳がんリスクを90%以上低減 | BRCA1/2共通 |
| リスク低減卵管卵巣摘出術 | 卵巣がんリスクを大幅に低減 | BRCA1/2共通 |
| PARP阻害薬 | DNA修復欠損を標的にした薬物療法 | BRCA変異陽性がん |
BRCA1とBRCA2の変異が多い集団や遺伝的背景にも違いがある
BRCA1・BRCA2の変異頻度には地域差や民族差があり、特定の集団では「創始者変異」と呼ばれる共通の変異が高頻度で見られます。遺伝的背景を知ることは、検査やカウンセリングの判断にも影響を与えます。
アシュケナージ系ユダヤ人では3つの創始者変異がとくに多い
アシュケナージ系ユダヤ人の約40人に1人が、BRCA1の185delAG変異・5382insC変異、またはBRCA2の6174delT変異のいずれかを保有しているとされています。これらは「創始者変異」と呼ばれ、共通の祖先から受け継がれたものです。
| 創始者変異 | 遺伝子 | 集団 |
|---|---|---|
| 185delAG | BRCA1 | アシュケナージ系ユダヤ人 |
| 5382insC | BRCA1 | アシュケナージ系ユダヤ人・東欧 |
| 6174delT | BRCA2 | アシュケナージ系ユダヤ人 |
日本人を含むアジア人集団でもBRCA変異は確認されている
日本人やアジア人にもBRCA1・BRCA2の病的変異は確認されており、欧米人とは変異の種類や頻度が異なる場合があります。
日本人に特徴的な変異パターンについても研究が進んでおり、遺伝子検査の際にはアジア人に特有の変異にも対応した検査パネルが使用されることがあります。
変異の位置によってもがんリスクの種類が変わる
同じBRCA1やBRCA2の遺伝子内でも、変異がどの位置に起きるかによって乳がんと卵巣がんのリスクバランスが変わることが報告されています。
たとえば、BRCA2遺伝子のc.2831〜c.6401の領域(卵巣がんクラスター領域)に変異がある場合、卵巣がんリスクが相対的に高く、乳がんリスクがやや低くなる傾向が観察されています。
よくある質問
BRCA1変異とBRCA2変異では、どちらのほうが乳がんの発症リスクが高いですか?
80歳までの累積リスクを比べると、BRCA1変異では約72%、BRCA2変異では約69%と報告されており、大きな差はありません。ただし、発症しやすい年齢帯やがんのサブタイプに違いがあります。
BRCA1変異では30〜40歳代での発症が多く、トリプルネガティブ型が多い傾向です。BRCA2変異では40〜50歳代で発症率が上昇し、ホルモン受容体陽性型の乳がんが多い点が異なります。
BRCA遺伝子変異は男性にも影響がありますか?
BRCA変異は男性にも影響を及ぼします。とくにBRCA2変異を持つ男性は、男性乳がんのリスクが一般男性の約38倍、前立腺がんのリスクも約2倍以上に高まります。
BRCA1変異を持つ男性でも、膵臓がんや胃がんのリスクがやや上昇する可能性が指摘されています。男性であっても家族歴に該当する場合は、遺伝カウンセリングや遺伝子検査の対象となり得ます。
BRCA1やBRCA2の変異があると、必ずがんになるのですか?
BRCA1またはBRCA2の変異があっても、必ずがんを発症するわけではありません。変異保有者が生涯のうちにがんを発症する確率(浸透率)は100%ではなく、生活習慣や環境要因、ほかの遺伝的修飾因子によっても左右されます。
変異を保有していることが分かった場合は、定期的な検診計画を専門医と相談し、リスクを管理しながら過ごすことが勧められます。予防的手術や薬物療法といった選択肢もあるため、一人で抱え込まず医療チームと連携してください。
BRCA遺伝子検査の結果が「意義不明の変異(VUS)」だった場合はどう解釈すればよいですか?
VUS(Variant of Uncertain Significance)とは、遺伝子に通常と異なる配列が見つかったものの、それが病的な変異かどうか現時点では判断できない状態を指します。VUSは「陽性」とも「陰性」とも異なる結果です。
VUSと判定された場合は、通常は病的変異保有者と同じ管理方針には進まず、家族歴に基づいた標準的なフォローアップが行われます。研究の進展により将来的に分類が変わる可能性もあるため、遺伝カウンセラーと定期的に情報をアップデートすることが望ましいでしょう。
BRCA1変異とBRCA2変異では、卵巣がんのリスクにどれくらい差がありますか?
卵巣がんの累積リスクは、BRCA1変異保有者で80歳までに約44%、BRCA2変異保有者で約17%と報告されています。BRCA1変異のほうが卵巣がんリスクは2倍以上高く、両者の差が顕著ながん種のひとつです。
卵巣がんは初期症状が乏しく、検診による早期発見も困難なため、BRCA1変異保有者には出産計画が完了した後のリスク低減卵管・卵巣摘出術が検討されることが多い傾向にあります。
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この記事を書いた人 Wrote this article
前田 祐助 医学博士 / 医師
慶應義塾大学医学部大学院にて、がんの発生メカニズム(発癌機構)や、慢性炎症と腫瘍の関係性に関する基礎研究に従事し、医学博士号を取得。 特に、胃がんにおける炎症微小環境の解析や、細胞シグナル伝達(COX-2/PGE2経路など)による腫瘍形成の研究において実績を持つ。 現在は、大学病院や研究機関で培った「根拠(エビデンス)に基づく医療」の視点を活かし、疾患の早期発見や予防医療の啓発活動を行っている。 【保有資格・所属】 医学博士(慶應義塾大学)/ 医師免許 / 日本内科学会 / 日本医師会認定産業医